4/11/2023

Excel。行内で重複しているデータを手早く削除するにはどうしたらいいの【Remove duplicates】

Excel。行内で重複しているデータを手早く削除するにはどうしたらいいの

<UNIQUE関数>

列内の重複データを削除するには、データタブにある「重複の削除」を使えば、手早く重複したデータを除くことができます。


では、行内の重複データを削除するには、どうしたらいいのでしょうか。


データタブにある「重複の削除」は、列方向にしか使うことができません。


そこで、UNIQUE関数をつかうことで、手早く行内の重複データを除くことができます。


B3に設定した数式は、

=UNIQUE(B1:I1,TRUE,FALSE)


スピル機能によって、オートフィルで数式をコピーしなくても、数式を設定した範囲が拡張していきます。


UNIQUE関数の引数を確認しておきましょう。


最初の引数は、「配列」です。

範囲なので、B1:I1と設定します。


2つ目の引数は、「列の比較」です。

TRUEを選択すれば、一意の列を返します。


つまり、行内のデータが対象ということになります。

今回は行内のデータが重複しているのかを確認したいわけですから、「TRUE」で設定します。


最後の引数は、「回数の指定」です。

TRUEは、「1回だけ出現するアイテムを返す」、FALSEは「個別のアイテムをすべて返す」となっています。


TRUEの「1回だけ出現するアイテムを返す」という意味は、重複しているデータは、表示しない。

ということで、完全に除外することを意味しています。


今回は、重複している2つ目以降のデータを除きたいので、「FALSE」を選択します。


これで、重複を除いた行内のデータを抽出することができます。


このUNIQUE関数は設定次第で、データを抽出することができる関数なので、確認してみると、面白い使い方が見つかるかもしれませんね。