5/20/2014

Excel。ドーナツグラフの合計値を表示する方法


Excel。ドーナツグラフの合計値を表示する方法

ドーナツグラフの合計値を表示する方法


積み上げ縦棒グラフの上に合計値を表示させる方法をご紹介しましたが、
それに類似するテクニックで、ドーナツグラフの穴の中に合計値を表示させる方法を
今回はご紹介しましょう。
これも、結構リクエストやら質問やらがあるんですよ。積み上げ縦棒もそうですが、
このあたりも自動的に表示させてくれるようになるといいですよね。

今回も、このテクニックで登場するのはテキストボックスなのですがその前に、
まずは、ドーナツグラフの作り方から、ご紹介していきましょう。

下記のデータがあります。

この状を使用して、ドーナツグラフを作っていきましょう。
なお、作成するドーナツグラフはシングルタイプです。
ダブルタイプのドーナツグラフの作り方は、別の時に改めてご紹介したいと思います。
さて、今回の範囲は、A3:A7の販売方法~プリンとE3:E7の合計からプリンの合計までを使って、
作成していきます。
範囲選択をしましたら、挿入タブのグラフからその他のグラフからドーナツを選択します。

クリックすると、ドーナツグラフが表示されます。説明の都合上、サイズを大きくしました。

レイアウトを変更して、パーセントを表示させてみましょう。
デザインタブのレイアウトからレイアウト1を選択しましょう。

そうすると、グラフのレイアウトが変更されましたね。

まず、グラフタイトルを合計から第一四半期合計に変更しておきます。
その後、パーセント表示。小数点が表示されていませんので、
小数点第2位まで表示させていきましょう。

データラベルをダブルクリックするか、レイアウトのデータラベルにある、
その他のデータラベルオプションをクリックすると、
データラベルの書式設定ダイアログボックスが表示されてきます。
表示形式に移動して、分類をパーセントに合わせます。
右上にある、小数点以下の桁数の欄に2と入力しましょう。
こうすると小数点第2位まで表示することが出来ます。

閉じるボタンをクリックしましょう。

次に、データラベルの文字が小さいので大きくしましょう。やり方は簡単。

データラベルをクリックして、ホームタブのフォントサイズを適度に大きくします。

ちなみに、このままでもいいのですが、プロットサイズを大きくして、もうちょっと、
ドーナツグラフ全体を大きくしてみましょう。
グラフで注意しないといけないのは、プロットエリアを拡大しないと、
グラフそのものは大きくならないという事です。

グラフエリアを大きくしても、全体が大きくなるだけです。

さて、いよいよ、ドーナツの穴の中に、合計値を表示させてみましょう。
入力する文字は、合計金額 8,330円 とします。

レイアウトタブにあるテキストボックスをクリックしましょう。
そして、グラフの上でクリックすると、テキストボックスに入力できるようになります。

ここで、悩ましいのは、前回積み上げ縦棒の時にご紹介した、
数式バーに=(イコール)を入れて、合計値をクリックする方法をご紹介しましたが、
これをやると、今回は、ちょっと問題があるのですが、

それは、合計金額という文字と金額の後にある円という文字。

通常のセルの場合だと、
="合計金額"&E8&"円"
という数式を作れば、問題はないのですが、テキストボックスの中は、=(イコール)のあと、

受け付けてくれないので、合計値のセルをクリックするしかないのです。

ですので、今回は、手入力をしたほうが、楽だと思います。

テキストボックスの中に文字を入力しましょう。
入力後、テキストボックスを右クリックして、図形の書式設定ダイアログボックスを表示します。

テキストボックスに合わせて、
自動調整の、テキストに合わせて図形のサイズを調整するにチェックをつけると、
テキストボックスが自動的に文字の大きさに調整されます。

このあと、穴の真ん中に移動して、文字のフォントサイズを大きくすれば、完成ですね。