5/14/2014

Excel。積み上げ縦棒グラフの合計値を表示する方法


Excel。積み上げ縦棒グラフの合計値を表示する方法

積み上げ縦棒グラフの合計値を表示する方法


グラフというのは、本当に細かくて、いろんなテクニックが潜んでいるというか、
知っていたほうがいいものとか、結構ありまして、簡単なものは、
初心者さん向けの講座でも可能な限りご紹介していますし、
仕事でつかえるExcel講座なんかでは、実践に即して、テクニックをご紹介しています。
今回はその中でも、比較的簡単なんだけども、
知っていて損は無いというテクニックをご紹介しましょう。

今回は、積み上げ縦棒の合計値を表示する方法です。
積み上げ縦棒のそれぞれのデータを表示することは簡単にできるのですが、
なぜか、合計値が表示されないんですね。
で、いちいち、表示されている数値を暗算で合計するっていうのも如何なものかと、思いますね。

そこで、どうやったら、いいのか?ということを紹介していきます。

まず、下記の表を使って、2-Dの積み上げ縦棒を作ってみましょう。

グラフで重要なのは、最初の最初。範囲選択ですね。範囲はA3:D7ですね。
範囲選択をしたら、挿入タブの棒グラフにある、積み上げ縦棒を作っていきましょう。

すると、積み上げ棒グラフが作成できますね。説明の為ちょっと、大きくしておきます。

棒グラフだけでは、よくわかりませんので、それぞれのデータの数値を表示させてみましょう。

レイアウトタブのデータラベルをクリックして、今回は中央を選択しましょう。
すると、各データの中の中央に数値が表示されてきましたね。

各数値が表示されたまではいいのですが、なぜか、合計の数値が表示されない訳なんですね。
合計の数値も表示してくれれば、いいのですがね。

それでは、合計の数値を表示させちゃいましょう。

では、どうやって表示させるのかという事、テキストボックスを使用します。
テキストボックス?と思う人もいるかもしれませんが、テキストボックスを使います。

それも、直接数値を入力するわけではありません。

まず、グラフをクリックして、レイアウトタブの挿入ブロックにあるテキストボックスを
クリックしましょう。

そうしたら、アイスの棒グラフの一番上でクリックをしましょう。

先程も書きましたが、ここで直接合計の数値を入力しては芸がないというか、
数式を使うことによって、数値が変わっても連動して数値を変えることができますので、
やってみましょう。

テキストボックスの中にカーソルがある状態なのを確認して、
そのまま数式バーをクリックして数式を入力していきます。

数式バーには、まず=(イコール)を入力しましょう。

そして、合計のセルであるE4をクリックしましょう。
そうすると、数式バーには、=縦棒合計!$E$4と表示されますので、Enterキーを押すと、

テキストボックスの中に、2,710が表示されますね。

あとは、テキストボックスの大きさを文字のサイズに調整して、
それぞれの棒グラフの上に同じように作成すれば完成です。

また、自分で調整するよりも、Excelに調整させる方法もありますので、合わせてご紹介しましょう。

テキストボックスの上で、右クリックをして、オブジェクトの書式設定をクリックしましょう。
図形の書式設定ダイアログボックスが表示されます。

テキストボックスの自動調整にある、テキストに合わせて図形のサイズを調整するにチェックを
つけると、文字の大きさに合わせて、テキストボックスが調整されますね。

で、ひとつ注意する必要があるのは、この作成したテキストボックスをCtrl +ドラッグで、
コピーすると、図形のコピーになってしまって、中の数式まではコピーしてくれません。

面倒ですが、ひとつずつ、テキストボックスを作成する必要があります。

データがたくさんあるときには、折れ線グラフを第2軸として表示させる方法もありますよ。
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2015/06/excelverticalbargraph.html