Excel。値段・利益で使われる主な計算式をまとめてみました。
計算式
以前紹介した、ビジネスで使う計算式が好評のようだったので、今回は、その第4弾。Excelは使えるけど、こういう式がわからないと、数式を作ることができないわけですね。
仕事で使えるExcel講座では、こういうビジネスで使われる、計算式もご紹介しております。
まずは、この間この計算式を使ったExcelファイルを作ってあげたので、こちらから。
人件費関係
従業員1人あたりの生産性を算出するときに使う計算式を2つ紹介。労働生産性
従業員1人あたりの粗利益高 = 粗利益 ÷ 従業員数人時生産性
労働時間1hあたりの粗利益高 = 粗利益 ÷ 総労働時間けど従業員を1人にしたら、そのまま粗利益がアップするのかは別ですけどね。
つづいて利益関係。
売上総利益 = 総売上高 - 売上原価 - ロス
売上総利益を増加させるためには、売上原価とロスを抑制する必要があります。
この売上総利益から調整可能費用を引くと、店舗調整可能利益を求めることができます。
店舗調整可能利益 = 売上総利益 - 調整可能費用
調整可能費用とは、
人件費・販売促進費・備品費・包装費・在庫金利・水道光熱費の合算金額です。
なお、在庫金利の算出方法は、
在庫金利 = (実際在庫日数 - 標準在庫日数)×平均日版×原価率×1%(月当たり)
在庫金利とは、売れるまでの間に必要な商品在庫の費用のことですね。
さらに、店舗調整可能利益から営業費用を差し引くと、店舗営業利益を求めることが出来ますね。
店舗営業利益 = 店舗調整可能利益 - 営業費用
営業費用とは、店舗家賃と本部費用の合算金額です。
さらに、さらに、店舗営業利益から、チェーン店さんなんかは、
本部スタッフ費用などの負担がありますので、そのような金額を差し引くと、
店舗純利益を算出することが出来ます。
店舗純利益 = 店舗営業利益 - その他
このように、煩雑複雑、そして日常的に計算をしないといけないものは、
ソロバンや電卓レベルでやっていては、ちょっと大変な感じもしますね。
そこで、Excelなどの表計算ソフトを使用することによって、瞬時に、
しかも、計算式を作成しておけば、データを入力するだけで、
正確に求めることが出来るわけですね。
初心者さん向けのテキストですと、どうしても、ベタな四則演算で練習するものが多くありますが、
ビジネスマン向けとか、小売店などの方向けの場合は、このような具体的なケースを用いて、
四則演算を教えてみてもいいかもしれませんね。