6/23/2015

Excel。Extraction。抽出したデータの元データの条件付き書式を使ってセルを塗りつぶしたい


Excel。抽出したデータの元データの条件付き書式を使ってセルを塗りつぶしたい

条件付き書式


大きなデータから、1行データを抽出したいというリクエストで、
VLOOKUP関数を使って抽出する方法やINDEX関数と配列を使って抽出する方法を
ご紹介してきましたが、実はさらに続編がありまして、抽出したデータが、
元データの表のどこにあるのかが、すぐにわかるように、

【その行に色を付けることはできませんかね?】

というもの。

たしかに、元データのどこにあるのかが、色分けされれば、わかりやすくになりますよね。

ということで、
今回は、抽出したデータの元データの行(レコード)のセルを塗りつぶす方法をご紹介してきます。

下記の表があります。

A2にNOを入力すると、下の表から該当するデータを抽出してくるというものでしたね。

ちなみに、B2には、
=VLOOKUP($A2,$A$6:$H$14,COLUMN(),FALSE)

という数式を設定しています。

VLOOKUP関数とCOLUMN関数のネストのテクニックでした。
詳しくは、前回書いておりますので、ご覧になっていただければと思います。

さて、今回やりたいのは、A2にNOを入力したら、
下の表にある該当するデータの行のセルを塗りつぶしたいわけです。

このような時には、条件付き書式の登場となります。

では、見出し行を除いて、データ全体を範囲選択しますので、A6:H14まで範囲選択をしましょう。

ホームタブの条件付き書式をクリックして、【新しいルール】をクリックしましょう。

セルの強調表示ルールにある、文字列では対応しきれないので、
今回は新しいルールで作っていきます。

新しい書式ルールダイアログボックスが表示されてきましたので、
ルールの種類を選択してくださいの【数式を使用して、書式設定するセルを決定】を選択します。

ルールの内容を編集してくださいにある、
次の数式を満たす場合に値を書式設定のボックスに数式を作っていくわけですね。

このボックスには、
=$A$2=$A6

という数式を入力します。A2は固定しておかないといけませんので、絶対参照を設定します。

わかりにくいのは、$A6。

考え方として、範囲選択した左上のセル。
今回はA6が該当します。まずは、このセルと同じかどうかという数式を作ります。

仮に=$A$2=A6だとして、オートフィルで隣のB6に連続コピーしたイメージすると、
数式が、=$A$2=B6となってしまいます。

今回は、列が変わってしまっては都合が悪いので、
列だけを固定しますので、複合参照になりますので、

=$A$2=$A6

という数式を設定します。
あとは、書式ボタンをクリックして、

セルの書式設定ダイアログボックスが表示されたら、塗りつぶしタブから色を設定しましょう。

OKボタンをクリックすると、元のダイアログボックスに戻ります。

新しい書式ルールダイアログボックスに戻りましたら、OKボタンをクリックしましょう。

これで完成ですね。

条件付き書式は、アイディア次第で色々出来ますよ。