6/13/2015

Excel。Vertical_bar_graph。積み上げ縦棒グラフの合計値を折れ線グラフを使って表示する方法


Excel。積み上げ縦棒グラフの合計値を折れ線グラフを使って表示する方法

【積み上げ縦棒グラフの合計値】


以前、積み上げ縦棒グラフの合計値を表示する方法をご紹介しましたが、
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/05/excel_14.html

そもそも、なぜか積み上げ縦棒グラフをつくると、合計値を表示させるところがないので、
どうしたらいいのか?ということで、以前書きましたが、

合計値をテキストボックスを使って表示するにはアイテム数が多すぎで、
面倒だし、大変だし、何か楽な方法ってないですか?というご質問がありました。

確かに、4アイテムぐらいならいいですが、多くなると大変ですよね。

そこで、今回は、
折れ線グラフと第2軸を使って積み上げ縦棒グラフの合計値を表示する方法をご紹介します。

今回は第2軸を使いますので、若干複雑ですが、
複合グラフを作ったことがある方でしたら、こちらの方が楽かもしれませんね。

完成はこんな感じです。

このように、アイテム数が多いと、積み上げ縦棒の合計値を表示させるのは大変ですよね。

では、次の表を用意して、作り方を説明していきます。

まずポイントは合計値を算出しておくこと、
そして、範囲選択はその合計値も含めて設定することです。B2:F11までを範囲選択しましたら、

挿入タブの縦棒の中から、2-D縦棒の積み上げ縦棒を選択しましょう。

すると、積み上げ縦棒グラフが挿入されましたね。わかりやすいように大きくしております。

合計値も混ざっていると思う方もいると思いますが、
この合計値を折れ線グラフに変えていきます。

合計を第2軸でまずは表示させていきますので、合計をクリックすると、
合計すべてが選択されます。

選択したら、グラフツールのレイアウトタブのグラフの要素が、
【系列”合計”】になっていることを確認して、その下の選択対象の書式設定をクリックしましょう。

データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されます。

系列のオプションにある、使用する軸を第2軸にして、閉じるボタンをクリックしましょう。

合計が前面に表示され、第2軸が右側に表示されましたので、
この合計を折れ線グラフに変えていきます。

選択されている状態のまま、
グラフツールのデザインタブにあるグラフの種類の変更をクリックします。

グラフの種類の変更ダイアログボックスが表示されますので、
折れ線を選択してOKボタンをクリックします。

処理が面倒になりますので、マーカー付を選択しないほうがいいでしょう。

合計が折れ線グラフになりました。積み上げ棒グラフの数値と合計の数値が同じですので、
接合しています。

あとは、この折れ線グラフを加工していきます。

合計値を表示させますので、折れ線グラフを選択して、グラフツールのレイアウトタブにある、
データラベルの中にある、上を選択しましょう。


グラフに合計値が表示されました。
あとは、削除関係の処理に入ります。
折れ線グラフの実線はいりませんので、
折れ線グラフを選択して、グラフツールの書式タブの図形の枠線をクリックして、

線なし を選択します。
折れ線グラフの実線が消えました。

続いて、第2軸を選択して、DELキーを使って、削除します。


最後に凡例の合計のみを選択します。凡例を一度クリックして、
再度合計の上でクリックするといいでしょう。選択できましたら、DELキーで削除します。

コレで完成しました。

このように第2軸というテクニックを使うと、テキストボックスの表示を大量につくらなくても、
合計値を表示することもできますので、用途に合わせて使ってみてください。