Excel。氏名を苗字と名前に分割するのに、別に関数を使う必要はないのです。
区切り位置
数回前から、氏名を苗字と名前に分割する方法をご紹介しておりますが、
別に、LEFT関数+FIND関数で苗字を抽出するとか、
RIGHT関数+LEN関数+FIND関数で名前を抽出する方法が、スタンダードなのですが、
関数にこだわる必要がないならば、もっと簡単に氏名から苗字と名前をそれぞれ、
抽出することができるので、今回はその方法をご紹介します。
関数が万能という訳ではない
というケースですね。では、下記の表があります。
今回紹介するのは、
【区切り位置】
という方法です。これを知っていると色々使えて便利なんですよ。
では、まず、B3:B6を範囲選択します。
そして、データタブのデータツールにある、区切り位置ボタンをクリックすると、
区切り位置指定ウィザード-1/3ダイアログボックスが表示されます。
データのファイル形式を選択してください は、
カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ を選択します。
今回はスペースで、苗字と名前が区切られていますので、チェックが付いたままでOKですので、
次へボタンをクリックします。
区切り位置指定ウィザード-2/3ダイアログボックスに、
ダイアログボックスが変わっていきますので、
区切り文字のスペースに、チェックをつけたら、
次へボタンをクリックしましょう。
区切り位置指定ウィザード-3/3ダイアログボックスに移りましたら、
列のデータ形式はG/標準のままでOKですので、
表示先のボックスを、変更しますので、C3をクリックしましょう。
=$C$3と表示が変わりましたら、
完了ボタンをクリックしてみましょう。
なんと、氏名を苗字の列と名前の列にわけることが出来ちゃいましたね。
関数でアレコレ考えて悩むよりも、Excelの機能を使ったほうがいいというケースの1つでしょうね。
しかも、関数で算出するよりも、利点があって、その一つが、数式ではないという事。
どういうことなのかというと、C3をクリックしてみると、
数式や関数で算出している訳ではないので、
直接、抽出した文字が入力されていますので、仮に数式で求めた後に、
コピー&値の貼り付けの処理をワザワザしなくてもよくなるわけですね。
まぁ、このような氏名や住所などは、
本来、それぞれフィールド名を細かく設定してあげておく方が、いいのではないかと思われます。
一つに合体させるには、& を使えば、簡単に、一つにすることが出来ます。
例えば、B3のような氏名をつくりたいのならば、
=C3&” “&D3 という数式で表示させることも出来ますよ。