Excel。誕生月を数える方法を教えてほしいというリクエストがありまして その3
ピボットテーブル
名簿をつかって、誕生月ごとに、
それぞれの月に何名いるのか算出させたいという方法の今回は第3弾。
1回目は、ツーステップで、MONTH関数とCOUNTIF関数を使って算出してみました。
2回目は、ワンステップで、SUMPRODUCT関数&MONTH関数のネストで算出してみました。
この1回目も2回目も、関数を使って、それぞれの月に何名いるのかを算出させてみましたが、
関数という呪縛から離れると、もっとシンプルで簡単に算出することができるのです。
それは、ピボットテーブルを使う。
ビックデータだけではなくて、小さな表であっても、
ピボットテーブルを使うと簡単に算出できる場合があります。
ということで、3回目は、ピボットテーブルを使って算出する方法をご紹介いたします。
下記の表があります。
表の中ならどこでもOKですが、今回はB2をクリックしてアクティブにしておきます。
挿入タブのピボットテーブルをクリックして、
ピボットテーブルの作成ダイアログボックスを表示しましょう。
そのままOKボタンをクリックします。すると、新しいシートが挿入されます。
氏名と誕生日のそれぞれにチェックマークをつけます(ONにします)。
行ラベルに氏名と誕生日のデータが設定されましたので、氏名を値に移動させます。
氏名は、「データの個数/氏名」と変わりました。
ここまでくれば、あと一息ですね。
日付がそのままになっていて、
月ごとに集計してくれませんので、行ラベルの誕生日を月ごとにグループ化していきます。
ここでポイントなのですが、グループ化するときは、見出し(フィールド名)をクリックしても、
出来ません。A3ではなくて、A4のデータのところをアクティブにしておく必要があります。
ピボットテーブルツールのオプションタブのグループの選択をクリックして、
グループ化ダイアログボックスを表示しましょう。
今回は、月ごとに集計したいので、
単位が【月】になっていることを確認してOKボタンをクリックしましょう。
これで、月ごとに何名いるのかの集計が出来ましたね。
そして、総計も算出してくれています。
ただ、このままですと、算出はされていますが、3行目の見出しがわかりにくいので、
修正してきます。
A3をクリックして、行ラベルを【誕生月】と変更しましょう。
B3をクリックして、行ラベルを【人数】と変更しましょう。
これで、完成しましたね。このように、関数にこだわる必要がないのであれば、
他の方法が無いのか考えみるのもいいと思いますよ。
特にピボットテーブルは簡単便利ですからね。