Excel。いちいち、入力欄を削除するのが面倒!そこで、マクロを使ってみよう01回
<マクロと開発タブ>
Excelのテクニックというと、Excelそのもののテクニックとか、Excelの関数とか上がりますが、
そこに、Excelの【マクロ】というものもあります。
このExcelの【マクロ】というのは、
Excelに操作を覚えさせて自動的に処理させてしまおうというものなのですが、
ちょこっと知っていると便利なのですが、使ったことがない人、作ったことがない人も、
まだまだいらっしゃいますので、
今回は、基本的な【マクロ】の登録方法についてご紹介していきます。
さて、マクロを記録する前に、その記録したい操作を確認しておきましょう。
このマクロというのは、録音機能のようなものでして、記録中に余計な動作を行うと、
その余計な動作も記録されてしまい、ノイズとなってしまいます。
最近のパソコンは性能がいいので、余計な動作をしても、極端に遅くなることはありませんが、
メンテナンスや修正の際に、困りますので、ノイズを減らすためにも、
記録する操作を確認しておきましょう。
今回は、下記の表があります。
請求書なのですが、毎回つくるたびに、
赤で塗りつぶしてあるセルのデータを範囲選択をして削除するのが面倒なので、
マクロで、この操作をパパッと処理をさせたいわけです。
マクロは、単純な反復作業などに向いています。
ただ、反復作業と言っても一度しか使わないファイルに、
マクロを登録させる意味はあまりありませんので、用途は考える必要があります。
なお、C13:C28 D13:D28には、VLOOKUP関数が設定されています。
このような式が入っているデータを間違って削除したくありません。
この点からもマクロを登録させておくと便利ですよね。
さて、マクロの記録を開始する前に、もう二つやっておくことがあります。
一つ目は、ファイルを.xlsxのExcelブックから、.xlsmのExcelマクロ有効ブックにファイルの種類を
変更して保存する必要があります。
このマクロ有効ブックにしませんと、マクロを記録しても記録出来ません。
これは、セキュリティーの問題で、ファイルの種類を変更する必要があります。
そして、二つ目は、開発タブが表示してあるのか?ということですね。
確かに、表示タブの中に、マクロボタンがありますので、そこから、
マクロの記録をクリックしてもいいのですが、マクロを効率よく使うためのボタンなどが、
作れませんし、マクロそのものである、Excel VBAを編集するなども、
やはり開発タブがありませんと、様々な事をするにはマイナスになりますので、
開発タブは表示されているのか?確認しましょう。
表示されていない場合には、
ファイルタブの、オプションボタンをクリックしましょう。
Excelのオプションダイアログボックスが表示されましたら、
リボンのユーザー設定をクリックして、開発にチェックマークをつけて、
OKボタンをクリックしましょう。
これで、開発タブが表示されました。
これで、準備完了。
ちょっと、文章が長くなりましたので、次回いよいよ、マクロの記録を行ってみましょう。