6/30/2017

Excel。企業業績で使う数式はバラしてみると意味が見えてきます。第2弾 【formula】

Excel。企業業績で使う数式はバラしてみると意味が見えてきます。第2弾

<計算式>


先日、企業業績の判断などをExcel使ってご紹介することがありまして、
その講義のために専門家さんから教えていただいた、
数式をご紹介していきます。

Excelは使えても、計算式がわからないと、資料を作れませんので、
計算式を知っていて損はないようです。

ということで、量が多かったので、残りの計算式をご紹介する計算式の第2弾です。

売上高総利益率
売上高総利益率は、売上高に対する売上総利益の割合を示す指標ですね。
売上高総利益率 = 売上総利益(粗利益)/ 売上高

売上総利益(粗利益) = 販売数量 × 商品単価 × 粗利益率

販売数量
販売数量を増加させるためには、次の3つの要素が重要になりますよね。
販売数量 = 顧客数 × 購入数 × リピート数

先日教えていただいたものの中に、
粗利益率が高い場合には、『数量を増やす戦略』
粗利益率が低い場合には、『売価を上げる戦略』か
『仕入原価を下げる戦略』だそうです。

売上高営業利益率
売上高営業利益率は、売上高に対して、
本業からの利益をどの程度生み出すことが出来たのかという指標ですね。

売上高営業利益率 =営業利益 / 売上高 ×100%
なので、
売上高営業利益率 =営業利益 /粗利益 × 粗利益 / 売上高 ×100%

総資本回転率
総資本回転率は、総資本の回収速度を示し、
総資本の運用効率を示す指標ですね。

総資本回転率 = 目標売上高 / 総資本

なお、目標売上高はどのように算出するのかというと、
目標売上高 = 総資本 / 粗利益率
で算出できます。

流動比率
流動比率は、
短期的な負債を支払う資金がどのぐらいあるのかを示す指標ですね。

流動比率 = 流動資産 / 流動負債 ×100%
で算出することができますよ。

自己資本比率
自己資本比率は、企業が使用する総資本のうち
自己資本の占める割合がどの程度あるのかがわかる指標ですね。

自己資本比率 = 自己資本 / 総資本 ×100%

固定長期適合率
長期に使える資金のうち、
どれだけ固定資産に運用しているのかを示す指標ですね。

数値が低いほうが優良なんですね。

固定長期適合率 = 固定資産 / (自己資本 + 固定負債) ×100%
また、固定比率というのもあります。

固定比率 = 固定資産 × 自己資本 ×100%

このように、様々な計算式があるそうですので、
これらの計算式をExcelに落とし込んで、使っていけば、
様々な数値を導き出し、
分析などに使える資料が作れますので、
今までの資料をさらに、パワーアップしていけるといいですね。