Excel。棒グラフが浮いている『ホバーグラフ』の作り方をご紹介
<ホバーグラフ>
気温などの最低値と最高値との差を
棒グラフで表現したグラフを作っていきます。
次のようなグラフですね。
ロウソクグラフで簡単にできるのでは?と思われるかもしれませんが、
A1:C10を範囲選択して、株価チャートを作成してみましょう。
しかし、クリックしてみると、
範囲選択したデータでは、株価チャートグラフを作ることは出来ません。
ではどのようにして作成するのかというと、
折れ線グラフを加工することによって作成することが出来ます。
では、改めて、A1:C10を範囲選択して、折れ線グラフを挿入しましょう。
ここからローソクを表示していきます。
レイアウトタブの『ローソク』をクリックします。
あとは、この表示されたローソクを加工して、
折れ線グラフを非表示にしていきます。
まずは、凡例を削除します。
その後、折れ線グラフの線を非表示にしますので、
最高気温の線をクリックして、書式タブの図形の枠線を『線なし』にしましょう。
同じように、最低気温も『線なし』にしましょう。
そして、このローソクをクリックして、塗りつぶします。
書式タブの『図形の塗りつぶし』から任意の色で塗りつぶします。
このようなグラフになりました。
これで完成といえばいいのですが、
数値がマイナスになった場合、横軸が下端ではなくなってしまいます。
例えば、B2の値を-5にしてみましょう。
これを防止しますので、横軸をダブルクリックするか、
横軸をクリックして、
書式タブの選択対象の書式設定をクリックして、
『軸の書式設定』を表示しましょう。
軸のオプションの軸ラベルを『下端/左端』に変更しましょう。
すると、横軸は、下端に移動します。
これで完成しました。
このようにすれば、【ホバーグラフ】を作ることが出来ます。
なお、このグラフの太さを変えたい場合ですが、
陽線の書式設定ダイアログボックスを表示してみても、
太さを変えることが出来ません。
そこで、次の方法で太さを変更します。
グラフエリアを選択しておいて『グラフの種類の変更』から、
『集合縦棒グラフ』を選択して一度、集合縦棒グラフに変更します。
そして、この棒グラフの太さを変更しますので、
最高気温または、最低気温の棒グラフをクリックして、
書式タブの『選択対象の書式設定』をクリックします。
データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示しますので、
『要素の間隔』をなしにします。
あとは、折れ線グラフに戻しますので、
グラフエリアを選択してから、先程の手順で、折れ線グラフに変更します。
ローソクが太くなりましたね。
あとは、改めて、折れ線を『線なし』に変更しましょう。
このようにすれば、ローソクの太さも変更することが出来ますので、
用途に合わせて作ってみてはいかがでしょうか?