Excel。ヒストグラムを作るために、度数分布表を作ってみよう
<COUNTIFS関数 SUM関数>
平均値・最大値や中央値のデータも重要ですが、
それ以外でも、度数分布表を作ってみると、
データに含まれる偏りを把握することができますので、
今回は、度数・相対度数・累積度数・累積相対度数の4つを算出してみましょう。
次の表があります。
E列の階級(年齢)は、10歳ごとにわけて0~9のように入力しておきます。
まずはF列の度数を求めていきます。
度数は、階級に所属しているデータの個数のことです。
F3は、年齢が0歳から9歳までの人数を求めます。
このような期間などの間を算出するには、
COUNTIFS関数を使いますので、
F3をクリックして、COUNTIFS関数ダイアログボックスを表示します。
検索条件範囲1には、$C$3:$C$22を入力します。
検索条件1には、">=0"
比較演算子+数値の場合には、ダブルコーテーションで囲む必要があります。
検索条件範囲2には、$C$3:$C$22を入力します。
検索条件2には、"<=9"
OKボタンをクリックして、オートフィルで数式をコピーしましょう。
F3の数式は、
=COUNTIFS($C$3:$C$22,">=0",$C$3:$C$22,"<=9")
次に、相対度数を求めていきます。
相対度数とは、
データ全体から見た度数の相対的な割合を示す数値のことです。
わかりやすくいえば、『構成比』のことです。
どこかに、度数の合計値を算出しておいて、
その数値を使って、除算すればいいのですが、
今回は、合計値を算出していませんので、G3に、次の数式を設定していきます。
=F3/SUM($F$3:$F$9)
F3を合計値で除算するわけですから、
SUM関数を使ってあげればいいわけですね。
そして、数式をオートフィルでコピーしておきましょう。
これで、相対度数を求めることができましたね。
H列は累積度数を算出していきます。
累積度数とは、「度数の累計」のことを指しますので、
SUM関数を絶対参照の小レボレーションテクニックで、
累計を算出していきましょう。
H3をクリックして、SUM関数ダイアログボックスを表示しましょう。
数値1。つまり範囲選択ですが、$F$3:F3
と入力します。
累計を求めるときには、
範囲選択のスタートを絶対参照にすることによって、
範囲が伸びても、
それに合わせて、合計値を求めることが出来る事によって、
累計を算出することが出来ます。
OKボタンをクリックして、オートフィルを使って数式をコピーしましょう。
H3の数式は、
=SUM($F$3:F3)
今の所表は、このようになっていますね。
あとは、「累積相対度数」を算出しましょう。
先ほどの、累積度数と同じ、累計の算出方法で求めることが出来ますので、
I3の数式は、
=SUM($G$3:G3)
あとは、オートフィルを使って数式をコピーすれば、
度数分布表が完成しましたね。
このように、データから、色んな項目のデータを算出出来ますので、
分析するための資料の一つとして、作成してみてはいかがでしょうか?