Excel。条件付き累計(項目別累計)の算出方法をご紹介
<SUMIF関数・SUM関数>
次のような表があります。
C列に消費備品数というフィールドがありまして、
その支店別累計をD列に算出したいという表なのですが、
さて、どうやったら、
支店別累計を算出できるのでしょうか?
というのが、今回の目的。
累計自体は、
SUM関数と絶対参照をコラボレーションすれば、
簡単に数式を作成することが出来ましたね。
ということで、
まずは「おさらい」で、
D列に、消費備品数の累計を算出してみましょう。
D3をクリックして、SUM関数ダイアログボックスを表示します。
数値1には、
$C$3:C3
と設定します。
範囲選択の始点だけに、絶対参照を設定するのは、始点を固定して、
終点の範囲は移動することによって、
合計したい範囲をずらしていくことによって、累計を求めることが出来ます。
あとは、オートフィルで数式をコピーしましょう。
これで累計を算出することが出来ました。
では、本題の条件付き累計といいますか、
項目別に累計を算出するにはどうしたらいいのでしょうか?
基本的な考え方は、変わりません。
変わるのは、関数。
すなわち、SUM関数をSUMIF関数に変更してあげればいいわけです。
それでは、確認していきましょう。
D列の累計は削除しておいて、
D3にSUMIF関数ダイアログボックスを表示しましょう。
範囲には、$B$3:B3を設定します。
これは、検索条件のデータが入っている範囲という意味の、
範囲ですので、
今回は、支店名別の累計を算出したいので、
B列の支店名が該当範囲になりますね。
検索条件には、B3
下方向にオートフィルで数式をコピーしていきますので、
この検索条件には、セル番地を指定していきます。
間違っても、「新宿」という文字を入力してはいけません。
合計範囲には、$C$3:C3
これは、先程の累計で説明しましたが、始点を固定しておく方法で、
合計範囲を伸ばしていくことが出来ますので、
始点のみを絶対参照を設定しておきます。
では、オートフィルで数式をコピーしてみましょう。
ちなみに、D3の数式は、
=SUMIF($B$3:B3,B3,$C$3:C3)
これで、
条件付き累計(項目別集計)
を求めることが出来ましたね。念のため確認しておくと、
新宿は、70+39+40+40なので、
新宿のD12に算出された累計値は、189で合致しています。
このように、
基本は、SUM関数を使用した累計の算出方法と同じですので、
範囲において、
始点のみに絶対参照を設定しておく方法を知っているだけでも、
作業の効率化が出来るのではないかと思いますので、
機会がありましたら、
SUMIF関数を使った累計の算出をやってみてはいかがでしょうか?