Excel。マクロ014。シート名にシート見出しの色を変更してみたい
<VBA>
事務職でも、少しExcel VBAを知っていると、確かに作業効率は改善されるようですが、
難しいと感じている人も多いようです。
とはいえ、少しずつでいいので、慣れていくといいですね。
ということで、今回は、
【シート名にシート見出しの色を変更してみたい】
について確認してみましょう。
まずは、基本から確認していきましょう。
シート名を変更します。
Excel2013以降は、通常シートは1枚だけですので、
このSheet1を「練習」というシート名に変更してみましょう。
Sub シート名()
Worksheets(1).Name = "練習"
End Sub
たったこれだけですが、実行してみましょう。
シート名が「練習」に変わりましたね。
Nameプロパティを使うことで、簡単に変更することができます。
また、Worksheets(1)は、シートの1枚目を意味します。
では、4枚のシートがあります。
ここでは、
Worksheets(1)の意味を確認してみましょう。
先ほどのマクロVBAを次のように修正してみました。
Sub シート名4枚()
Worksheets(3).Name = "練習02"
End Sub
結果は、Sheet1というシート名が「練習02」というシート名に変わりましたね。
Sheet3というシート名が変わるわけでもなく、
挿入した”3番目”のシートであるSheet2が変わるわけでもないんですね。
このWorksheets(3)の数値は、左から3枚目のシートという意味です。
シートSheet3を一番左に移動して、
最初に使った「シート名」のシート名を
”練習03”とだけ修正して実行してみましょう。
Sub シート名()
Worksheets(1).Name = "練習03"
End Sub
一番左側にあった、シートSheet3が、
シート「練習03」というシート名に変わりましたね。
さて、実務において、
シート見出しに色をつけて管理することも多くありますので、
シート名だけでなく、
シート見出しの色を設定するマクロVBAも確認しておきましょう。
シート「練習02」のシート見出しを設定していきます。
次のようなマクロVBAを作ります。
Sub シート見出し変更()
Worksheets("練習02").Tab.Color = RGB(0, 0, 255)
End Sub
では、実行してみましょう。
シート「練習02」のシート見出しに『青色』が設定されましたね。
Tabプロパティで、
”シート「練習02」のシート見出し”という意味で、
ColorプロパティはRGBで色を設定します。
今回のRGB(0, 0, 255)は、
R(red)=0・G(green)=0・B(blue)=255
で、青色を設定することが出来ます。
Excel2003までで作成したマクロVBAには、
Excel2007以降の【テーマの色】というのがありませんでしたので、
以前作成したマクロVBAを確認すると、
Colorプロパティを使っていることが多いですね。
【テーマの色】を使うのならば、
Sub シート見出し変更テーマの色()
Worksheets("練習03").Tab.ThemeColor = xlThemeColorAccent2
End Sub
というように
ThemeColorプロパティを使います。
今回は、xlThemeColorAccent2にしてみました。
実行してみると、
シート「練習03」の見出しの色が変更されました。
xlThemeColorAccent2とは、
テーマの色のアクセント2を指します。
テーマの色のカラーパレットでの指定は、
細かいので別で書いてみたいと思います。
今回は、シート操作の基本ということで、
シート名の変更
シート見出しの変更
の2点に関してご紹介いたしました。