9/04/2017

Excel。マクロ013。見出しと罫線をマクロVBAで設定する方法

Excel。マクロ013。見出しと罫線をマクロVBAで設定する方法

<VBA>

事務職でも、少しExcel VBAを知っていると、
確かに作業効率は改善されるようですが、
難しいと感じている人も多いようです。
とはいえ、少しずつでいいので、慣れていくといいですね。

ということで、
今回は、
見出し行に塗りつぶしと中央揃え】と【罫線
について確認してみましょう。

次の表があります。

この表を、次のように加工したいマクロVBAを作っていきましょう。

加工する内容は、
見出し行を、「中央揃え」にして、「塗りつぶし」を行うようにします。

表には、「罫線」を設定して、外枠は「太線」にします。

このマクロVBAを使うことで、
常にデータを入力した後に、
見出し行と罫線を瞬時に設定することが出来ますので、
知っていると便利なマクロVBAですよ。

では、どのようなマクロVBAなのか見てみましょう。

Sub 見出し行()
    Range("a1:g1").HorizontalAlignment = xlCenter
    Range("a1:g1").Interior.ColorIndex = 15
    Range("a1").CurrentRegion.Borders.LineStyle = xlContinuous
    Range("a1").CurrentRegion.BorderAround LineStyle:=xlContinuous, Weight:=xlMedium
End Sub

たったこの4行で、出来てしまうんですね。

1行目。
Range("a1:g1").HorizontalAlignment = xlCenter
Range("a1:g1")は、A1:G1を範囲選択します。

HorizontalAlignmentプロパティは、
セルの文字の配置を指定するプロパティです。

xlCenterは設定値で、中央揃えをすることが出来ます。

ちなみに、xlLeftは左揃えで、xlRightは右揃えを設定することが出来ます。

2行目。
Range("a1:g1").Interior.ColorIndex = 15
Interiorオブジェクトは、
セルに塗りつぶしの設定を出来るプロパティです。

ColorIndexプロパティは、カラーパレットと連動した番号です。

3行目。
Range("a1").CurrentRegion.Borders.LineStyle = xlContinuous
A1から始まる表(CurrentRegion)を選択します。

Bordersプロパティは、セルに罫線を引くことが出来るプロパティです。

今回は、使いませんが、例えば、セルの下端に線を引くには、
Borders(xlEdgeBottom)とすると
セルの下端に線を設定することが出来ますし、

Borders(xlDiagonalUp)とすれば、
左下から右上への斜線を設定することが出来ます。

LineStyleプロパティは、
罫線の種類を指定することが出来るプロパティです。

xlContinuousは、線の種類のうち、実線を設定することが出来ます。

ちなみに、xlDashを使うと、破線。xlDotは点線を引くことが出来ます。

4行目。
Range("a1").CurrentRegion.BorderAround LineStyle:=xlContinuous, Weight:=xlMedium
A1から始まる表(CurrentRegion)を選択します。

BorderAroundメソッドは、
セル範囲の外枠に罫線を引くのに便利なメソッドです。

そして、LineStyle:=xlContinuousですが、
3行目で紹介したのと同じで、
罫線の種類を実線で引きますよという設定をしています。

最後に、Weight:=xlMediu
このWeightプロパティは、
罫線の太さを指定することが出来るプロパティです。

ただし、このWeightプロパティですが、
線の種類によっては、
想像しているような太さで表示されないことがありますので、
注意が必要です。

このように、たった4行ですが、Excelでお馴染みの作業ばかりですので、知っておくと作業効率が改善することが出来ますよ。