Excel。プラスマイナスの偏差棒グラフを作ってみよう
＜偏差棒グラフ＞
次のような表があります。
B列には、日々の売上高のデータが入力されていて、
C列には、目標値が入力されています。
その差がD列に算出されているという表です。
この差を表しているD列を使って、次のようなグラフを作りたいというわけです。
グラフを作ること自体は、簡単なのですが、
今回はちょっと細かいところですが、縦軸にアレンジを加えています。
ではまずは、縦棒グラフを作成していきましょう。
A2:A9とD2:D9を範囲選択して、縦棒グラフを挿入していきましょう。
まずは、凡例が邪魔なので削除しましょう。
そして、横軸が0と交わっているので、わかりにくくなっていますので、
横軸の日付をグラフの下端に移動させましょう。
横軸を選択します。
横 (項目) 軸をダブルクリックしても選択できますし、
横 (項目) 軸をクリックして、書式タブの選択対象の書式設定をクリックすると、
軸の書式設定ダイアログボックスが表示されます。
軸の書式設定ダイアログボックスの「軸のオプション」にある、
目盛の種類を「なし」・軸ラベルを「下端/左端」に変更して、
閉じるボタンをクリックしましょう。
グラフはここまで完成しております。
続いては、グラフタイトルを変更して、
マイナスの棒グラフの塗りつぶしの色を赤に変更していきましょう。
棒グラフの塗りつぶしは一度にできませんので、
9月2日の棒グラフをクリックして、塗りつぶしの色を変更していきましょう。
一つ塗りつぶせたら、残り2本も塗り替えましょう。
なお、繰り返しで作業するには、F4キーを使うと便利ですね。
そして、棒グラフの太さも変更しましょう。
棒グラフを一つをダイアログボックスするか、
クリックして、書式タブの選択対象の書式設定をクリックします。
データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
系列のオプションの「要素の間隔」をなしにしましょう。
これで、棒グラフが太くなりましたね。
ついでに、データラベルも表示しておきましょう。
これで完成でもいいのですが、縦軸をアレンジしていきます。
アレンジする内容は、正数は「＋」を表示する。
マイナスは文字を赤色にする。
そして0（ゼロ）には、「±」を表示させるようにしていきます。
縦 (値) 軸をダブルクリックするか、
クリックして、選択対象の書式設定をクリックします。
軸の書式設定ダイアログボックスが表示したら、
表示形式に移動して、
分類を「数値」にして、-1,234の負の数の表示形式に変更します。
表示形式コードには、
#,##0_ ;[赤]-#,##0
と表示されていますので、次のように加筆修正します。
"+"#,##0_ ;[赤]-#,##0 ;"±"0_;
そして、追加ボタンをクリックして、閉じましょう。
グラフそのものを作るのは簡単でしたが、
わかりやすいようにアレンジを加えてあげると、
グラフはより一層、わかりやすくなりますので、
資料作りの際に時間があればアレンジを加えてみるといいでしょう。
