Excel。新機能のデータの地理は、「夏休みの宿題」で使えそうだけど、クセがありすぎる。
<データの種類【地理】>
Excelの新機能で、データタブに登場した、データの種類。その中の「地理」を使ってみると、クセがありすぎで、使えるようで、使えないようで…。
【使い方】
今回は、各国の人口や首都、そして、国家元首を調べたいとします。
通常なら、ウキペディアで調べたりするかと思いますが、Excelの新機能。データタブに登場した、データの種類の「地理」を使うと、非常に簡単にデータを取得することができるようになりました。
A2に日本と入力します。
A2をアクティブにしたまま、データタブのデータの種類にある「地理」をクリックします。
Japanに変わってしまいました。
どうやら、日本語対応ではないようですね。
Jの前に地理のアイコンが表示されていますので、それをクリックします。
マウスカーソルを合わせると、「カードを表示します」とメッセージが表示します。
表示させたい項目を見つけたら、グリッドに抽出ボタンをクリックします。
今回は、人口なので、Populationを選択します。
人口が表示されました。
C列に首都を表示したい場合でも、JapanのJの前にある、地理アイコンをクリックして、今度は、首都を、そして、国家元首を繰り返して表示してみます。
このように、国のステータスが簡単に表示することができます。
【英語ベースなので…】
一見、便利そうな機能ですが、英語が基準です。日本語ではないので、色々不便なことがあります。例えば、A3に中国と入力し、データの種類の「地理」ボタンをクリックすると、Chinaと変わります。
このデータの種類の「地理」が便利なのは、オートフィルを使ってコピーすることができます。
さて、中国は漢字から英語に変わってくれました。
そこで、今度は、「アメリカ」と入力してみましょう。
「?」マークがついてしまいました。
アメリカでは、ダメなようです。
そうか、正式名称でないからダメかと考えて、アメリカ合衆国と入力しても「?」が表示されて反応してくれません。
あくまでも英語。
そう、USAと入力しないといけないわけです。
このアメリカと同じパターンの代表的な国があります。
それは、イギリスとロシア。
イギリスと入力しても、反応しません。イギリスは、「UK」
ロシアと入力しても、反応しません。
ロシアは、「USSR」あるいは、「Russia」と入力する必要があります。
自分で調べて入力するよりも、遥かに簡単なので、学生さんは宿題なんてことがあると、使えるように思えます。
ただ、ここで、困った国があるのです。それは、「オランダ」。
ご存知のように、オランダは、正式な国名ではありません。
ネーデルランドあるいは、ネーデルラントです。
詳しくは、調べていただくと、なかなか興味深いのですが、今回のデータの種類の「地理」で、オランダと入力しても、反応しません。
ネーデルランドやネーデルラントでも反応しません。
だって、「カタカナ」ですから、英語で入力する必要があります。
なので、オランダの場合は、「Netherlands」と入力する必要があります。
Office365は、ちょこちょこ新しい機能を追加していますので、知っていると意外と便利な新機能というがあるかもしれませんね。
けど、日本語対応にしてほしいなぁ~。