Excel。分析ツールアドインの基本統計量をつかうと一発で色々見えてきます。
<分析ツール:基本統計量>
データはある、そしてそのデータを使って、平均値やら標準偏差に分散など様々算出して確認していくのですが、だいたい算出するものが決まっているならば、分析ツールをアドインして、その中にある『基本統計量』を使った方が、便利ですし、時短にもつながります。アドインしていない人は、アドインするところから確認します。
使っているExcelのデータタブの右側にデータ分析というメニューがあれば、アドインされています。
表示されていない場合にはアドインされていないので、ファイルタブのオプションをクリックして、Excelのオプションダイアログボックスを表示します。
アドインをクリックして、「分析ツール」をアドインします。
今回使用するデータはサンプルAとサンプルBで、それぞれのステータスを確認していきます。
データタブの「データ分析」をクリックして、データ分析ダイアログボックスを表示します。
その中の、「基本統計量」をクリックして、OKボタンをクリックします。
基本統計量ダイアログボックスが表示されます。
入力範囲には、B1:C31を選択します。
マウスで範囲選択すると自動的に絶対参照が設定されますので、$B$1:$C$31
先頭行をラベルとして使用に、チェックマークをいれます。
出力先は、今回は同じシート上にしますので、$E$1
統計情報にチェックマークをいれます。
平均の信頼区間の出力にもチェックマークをいれます。
自動的に95%が設定されます。
今回は、初期値のままにしました。
なお、信頼度とは、どれだけの正確さで推定が当たるかを示す値です。
一般には95%をつかいます。
ちなみに残りの5%は、外れる値で危険率と呼んでいます。
それでは、設定したらOKボタンをクリックします。
とても簡単に、データのステータスを確認することができます。
平均は、サンプルAが6で、サンプルBが5.6とあまり変わりがありませんが、標準偏差や分散は、サンプルAのほうが、値が大きいので、データにバラツキがあるものと見受けられるというのがわかったりします。
また、尖度(せんど)がサンプルAとサンプルBともに、マイナスになっていることから、正規分布よりも、なだらかであることがわかります。
あと、歪度(わいど)もサンプルAとサンプルBともに、マイナスなので、正規分布の図と比べるとやや右に偏った分布になっているのがわかります。
このように、アドインには便利なものが含まれていますので、色々確認してみると使えるものが見つかるかもしれませんね。