Excel。ピボットテーブルで無いフィールドを集計フィールドでつくってみる
<ピボットテーブル>
大量のデータを簡単に集計することができる『ピボットテーブル』ですが、フィールドがない場合でも、集計フィールドをつかうことで、さらに集計したピボットテーブルをわかりやすい資料にすることができます。次のようなデータがあります。
このデータからピボットテーブルで、旅行名ごとの人数と金額の合計値を算出した集計表をつくってみます。
表内のセルをクリックしておいてから、挿入タブの「ピボットテーブル」をクリックします。
ピボットテーブルの作成ダイアログボックスが表示されますので、テーブルの範囲を確認して問題なければ、OKボタンをクリックします。
新しいシートが追加されます。
右側に表示されている、ピボットテーブルのフィールドダイアログボックスを使って、次のような集計表をつくります。
行フィールドのボックスに、「旅行名」を設定します。
値フィールドのボックスに、「人数」と「金額」を設定しています。
【消費税額と税込金額をつくりたい】
金額のとなりに、消費税額と金額と消費税額を合算した、税込金額を作りたい場合、どのようにしたらいいのでしょうか?例えば、D列に、金額に10%乗算するという計算式をつくると、見た目はいいのですが、抽出やレイアウトを変更した場合、D列はピボットテーブルの外側なので、連動してくれません。
そこで集計フィールドをつくることで、無いフィールドをつくることができるようになります。
ピボットテーブル内をクリックした状態で、ピボットテーブル分析タブにある「フィールド/アイテム/セット」にある、集計フィールドをクリックします。
集計フィールドの挿入ダイアログボックスが表示されます。
このダイアログボックスを使うことで、集計フィールドを作ることができます。
名前には、「消費税額」と設定します。
数式には、「=0」と初期状態で表示していますので、一度削除して、「=金額*10%」と設定します。
金額は、フィールドのボックスからフィールド名を選択して、フィールドの挿入ボタンをクリックすることで、挿入することができます。
では、OKボタンをクリックしましょう。
消費税額の集計フィールドが表示されました。
同じようにして、税込金額の集計フィールドをつくっていきます。
集計フィールド名は「税込金額」
数式には、「=金額+消費税額」
と設定したら、OKボタンをクリックします。
このように、税込金額の集計フィールドをつくることができました。
ピボットテーブルで集計フィールドをつくることで資料をプラスアルファすることができます。