8/20/2020

Excel。VLOOKUP関数の基本から改めて確認してみよう。【VLOOKUP】

 Excel。VLOOKUP関数の基本から改めて確認してみよう。

<VLOOKUP関数>

オートSUMボタンの集計関係の関数やIF関数など、色々関数を知ってくると、登場してくる「VLOOKUP関数」。

ポイントを抑えることで、資料で色々つかえるようになりますので、改めて確認してみましょう。


そもそもVLOOKUP関数が人気になったのは、見積書や請求書などで、入力ミスを抑制することができる。

しかも設定したら便利という利便性の向上という2点があったからですね。


次の表を用意しました。

 

E1:F7までが商品リストです。

A1:C6までが、見積書とか請求書の一部っぽい表です。


やりたいことは、B列の商品コードに、商品コードを入力したら、該当する商品名をC列に表示したいわけですね。

このような時に登場する関数がVLOOKUP関数です。


C2にVLOOKUP関数を設定していきますが、始める前にポイントが2つあります。

1つ目は、商品名を表示したいわけですから、C2をクリックすること。忘れがちなのですが、トラブル人の多くが、だいたい、B2をクリックしたまま作り始めてしまうようです。


2つ目は、B2にダミーデータを入れておくこと。未入力でVLOOKUP関数を作ると、#N/Aというエラーが表示されます。検索するものがないんですが…というエラーなのですが、慣れていないと、VLOOKUP関数の数式自体は合っているに、エラーが表示されたことで、ビックリしちゃいます。また、せっかく作った数式を消しちゃう人がいます。


今回は、B2には「A0002」を入力しています。商品名は「鉛筆 B」というのが表示されれば成功です。


では、C2をクリックして、VLOOKUP関数を作っていきましょう。

慣れている人は手入力でOKですが、今回は、VLOOKUP関数ダイアログボックスで説明します。


C2をクリックしたら、VLOOKUP関数ダイアログボックスを表示しましょう。

 

ダイアログボックスを表示したものの、引数の項目の意味が分かりにくいのが、VLOOKUP関数を苦手にしているところの一つですね。


検索値には、B2。

B2を入力したら、C2に商品名を表示したいわけですから、そのコードがわからないと検索できないので、「検索値」には、B2を設定します。


範囲は、$E$2:$F$7

これは、どの範囲から検索したらいいの?という意味です。

商品リストなどがこれに該当すします。

基本的に、見出し行を除いた、全部の列です。

使わない列があっても、最初のうちは、とりあえず含めておきましょう。


そして、今回は、フィルハンドル(オートフィル)で、完成した数式をコピーしますので、絶対参照も忘れないように設定しておきます。

だいたい、「範囲」とあったら、絶対参照にするぐらいの感覚で最初はいいと思います。


列番号は、2

これが一番わかりにくいと耳にします。この列番号は、先程設定した「範囲」の左から何列目に検索したいデータがありますか?という意味です。

 

表示したいのは、商品名なので、左から2列目。

よって、列番号には「2」と入力するわけです。


検索方法ですが、「0(ゼロ)」。

「False」と入力してもいいのですが、最初のうちは、最後は「0(ゼロ)」と覚えておきましょう。

また、「1」になることも、応用として使用する場合だけなので、最初は覚えなくてもいいでしょう。


ちなみに、Excelでは、Falseを0。

Tureを1としております。


この「0(ゼロ)」の検索方法は、完全一致という方法を使いますよという意味です。


完全一致とは、検索コードと合致したら表示してくれます。

見積書や請求書などは、適当な商品コードを入力して、それに近い数値(近似値)で検索したら困りますよね。


ですから、検索方法は、完全一致の「0(ゼロ)」というわけです。


OKボタンをクリックして、確認してみましょう。

 

商品名に「鉛筆 B」と表示(検索)できましたね。

C2の数式は、

=VLOOKUP(B2,E2:F7,2,0)


まずは、VLOOKUP関数の基本から、色々やってみるといいかもしれませんね。