Excel。AND関数はピンよりも組み合わせることで威力を発揮する関数です。
<AND関数>
AND条件とかOR条件でもおなじみのAND関数。
AND関数単体では、なかなか使用することはないかもしれませんね。
Excelで使うとしたら、やっぱり、IF関数とのネストというのが多いですね。
IF関数との組み合わせもバッチリですが、特徴を知っておくことは悪くないので、ちょっと確認しておきましょう。
AND関数の読み方は「アンド」です。
カテゴリーとしては、「論理」に属しています。
AND関数の引数も確認しておきましょう。
AND(論理式1,[論理式2],…)
使うことはないかもしれませんが、論理式は255個設定することができます。
設定した引数のすべてが成立(TRUE)したら、「1」を返します。
逆に、設定した引数のうち、一つでも成立していなければ(FALSE)、「0」を返します。
このAND関数。知らなくても算出することはできるものも多いのですが知っていると便利でわかりやすくなる数式は多々あります。
次の場合の数式を確認してみると、一目瞭然です。
E列の判定は、英語・国語・数学のすべてが80以上なら○。そうでなければ、×とします。
E2の数式は、IF関数のみで構成した場合です。
E2の数式は、
=IF(B2>=80,IF(C2>=80,IF(D2>=80,"〇","×"),"×"),"×")
一つずつ、IF関数で質問していくことになりますから、数式は煩雑にあります。
「×」は質問数分必要になってしまいます。
E3の数式は、IF+AND関数のネストで作った場合です。
E3の数式は、
=IF(AND(B3>=80,C3>=80,D3>=80),"○","×")
質問を1回だけで済むことができるので、シンプルな数式となり、わかりやすくなりました。
AND関数は単独では、なかなか使わないかもしれませんが、パートナーとしてはとても重宝する関数なので、知っているといいかもしれませんね。