Excel。折れ線グラフに外れ値がわかるように最高・最低の2本の線を描きたい
<折れ線グラフ>
天気予報でお馴染みの気温の折れ線グラフ。
平均最高気温と平均最低気温の線を加えることで、平均値よりも外れているのか、次のグラフのように線を加えたグラフをつくるにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、線を描くのではなく、プロットエリアの両端。
全体に描かれるようにします。
このグラフを描くために、次の表を用意しました。
平均最低気温と平均最高気温のデータがないと、当然、線を描くことはできません。
A1:D6を範囲選択して、挿入タブの「すべてのグラフを表示」をクリックします。
グラフの挿入ダイアログボックスが表示されますので、すべてのグラフタブにある「組み合わせ」をクリックします。
気温データは、グラフの種類を「マーカー付き折れ線グラフ」
平均最高気温と平均最低気温は、グラフの種類を「折れ線」として、第2軸にチェックマークをいれます。
プロットエリアの両端から線を描かなければ、第2軸にする必要はありません。
この第2軸にするのがポイントです。
OKボタンをクリックすると、グラフが挿入されます。
グラフタイトルは、大きく見せるために、削除しています。
第1軸(縦軸)と第2軸(縦軸)のフォントサイズを変更したい場合は、この時点で変更することをお勧めします。なお、同じフォントサイズにします。
第2軸に描いてある2本の線を両端から描くために、第2軸(横軸)を表示します。
グラフのデザインタブの「グラフ要素を追加」にある軸から「第2横軸」をクリックします。
グラフ上部に、第2横軸が表示されます。
表示された、第2横軸を選択して、書式タブの「選択対象の書式設定」をクリックして、軸の書式設定作業ウィンドウを表示します。
軸のオプションにある軸位置を「目盛」に変更することで、プロットエリア全体に線を延ばすことができます。
あとは、表示している第2横軸と第2縦軸が不要なので、削除したいのですが、第2縦軸は、DELキーで削除することができます。
なお、第2横軸は削除すると、せっかくプロットエリア全体に延ばした線が元に戻ってしまいます。
そこで、軸の書式設定作業ウィンドウで非表示にしていきます。
ラベルの「ラベルの位置」を「なし」に変更します。
それと、線の色を「なし」に変更します。
あとは、わかりやすいように、グラフエリアやプロットエリアを塗りつぶしたりすれば、完成です。
ちょっとした、アイディアで、わかりやすいグラフを作ることができますので、色々試してみるといいかもしれませんね。