Excel。一行空きのデータを合計するテクニック
SUM関数とISODD+ROW関数
仕事場で一行空きのデータを合計するのが、面倒でどうにかならないかな?と、
お話がありまして、
確かにSUM関数で、飛び地をCTRLキーでチマチマ、クリックするのも確かに面倒ですね。
ということで、今回は、一列作業列を追加しますが、簡単に合計する方法をご紹介。
下記のようなデータをご覧ください。
金額を合計したいわけですね。本来ならば、こういう表の作り方はよくないわけです。
個数と金額を別々の列にすれば、何も困らないはずですね。
ただ、愚痴をいってもしかたありませんね。
現場レベルではよくあることです。
アイディアとして、
奇数行なのか偶数行なのか判断して、計算対象でないようにすればいいわけです。
なお、この行はROW関数を使うので、行番号です。
また、計算対象外にするということは、ゼロにすればいいわけですね。
で、ここで、IF関数を考えちゃうのですが、
長くなってしまうので、
今回は
ISODD関数
を使用します。このISODD関数は、イズオッド関数と読みます。
この関数は、奇数の時はTRUEを偶数のときはFALSEを返す関数です。
そして、ここでポイントとなるのが、
Excelは、TRUEは0。FALSEは1を返します。
すなわち、奇数行か偶数行かを判別して、
その結果に数字をかければ、偶数行はゼロになるわけです。
それでは、さっそく作ってみましょう。
まず、D列に計算行を作っていきます。
D4をクリックして、ISODD関数のダイアログボックスを表示します。
数値には、手入力で、ROW(C4)と入力して、OKボタンをクリックします。
数式バーには、
=ISODD(ROW(C4))
が完成していますが、数式的には未完成ですね。これに、C4を掛ける必要があります。すなわち、数式バーは
=ISODD(ROW(C4))*C4
この式をオートフィルで8月5日までCOPYします。ここまで、算出できれば、あとは、オートSUMボタンで、簡単に合計を算出することができますね。
結果は、