9/18/2015

Excel。Sparklines。スパークラインってどんな時に使うの?


Excel。スパークラインってどんな時に使うの?

<スパークライン>


Excel2010からスパークラインという機能が追加されまして、そのスパークライン。
作り方はわかるのですが、どういう時に使うの?
というご質問をよくいただきますので、
今回はその一つのケースとして、スパークラインの作り方となんで、
スパークラインなのか?ということについて、書いてみたいと思います。

まずは、下記のようなデータ。表があります。

このデータを使って、商品ごとの各月の売上推移を見てみたいと思ったとします。

すると、このデータを使って、折れ線グラフにすると、
商品ごとの各月の売上推移がわかるわけですね。

例えば、デラックスチョコレートをマーカー付き折れ線グラフにしてみると、

このようなマーカー付折れ線グラフになりますので、2月が一番売れているんだよね。
6月が一番落ち込んでいるんだよね。とわかるわけですね。

ところが、今回は、デラックスチョコレートというワンアイテムでしたので、
折れ線グラフも一つだったので、傾向はわかりやすかったのですが、
今回のアイテムを全部まとめて動向や傾向を確認したいとした場合、
どのようになるでしょうか?

A1:M23までを範囲選択して、挿入タブの折れ線グラフから、
マーカー付折れ線グラフをクリックしましょう。

すると、次のようなマーカー付折れ線グラフが完成しましたが、
これでは、全くわからないので、修正していきます。

行と列を切り替えますので、デザインタブの行/列の切り替えボタンをクリックしましょう。

グラフのデータが、行と列が切り替わりましたので、横軸が月になりました。

このグラフからですと、生クリームロールが一番人気があって、
他はその他大勢って感じしか読み取れませんよね。プロットされていますが、ぐちゃぐちゃ。

折れ線グラフは、時系列で経過した推移を見ることが出来るグラフではありますが、
このようにアイテム件数が多い場合、全く役に立ちません。

そこで、最初作成しました、デラックスチョコレートのように、
ワンアイテムごとにグラフを作ってもいいかもしれませんが、このアイテム数、
しかも、縦軸の値がアイテムごとによって変わってしまうので、統一した見方が出来ませんから、
すべてのグラフの縦軸も統一した数値に変えていく必要が生じてしまいます。

そこで、スパークラインの折れ線グラフが登場するわけです。

O2をクリックして、挿入タブのスパークラインの折れ線をクリックしましょう。

そうすると、スパークラインの作成ダイアログボックスが表示されますので、

データ範囲には、B2:M2と入力してOKボタンをクリックしましょう。
スパークラインが挿入されますので、
オートフィルハンドルを使ってスパークラインをコピーしましょう。

これで、スパークラインの折れ線が出来ました。このようにすると、
アイテムごとに動向や傾向を見ることが出来ます。

このようにアイテム数が多い時などに、スパークラインを使ってみるといいかもしれませんね。