1/18/2016

Excel。COUNTIF関数で、検索条件が複数の算出方法はどうしたらいい?


Excel。COUNTIF関数で、検索条件が複数の算出方法はどうしたらいい?

<COUNTIF関数+COUNTIF関数>


研修を行っておりますと、色々なご質問があるのですが、
今回は、COUNTIF関数を教えていたときにあったご質問を紹介します。

それで、その質問というのは、
COUNTIF関数は、検索する条件が1アイテムでなければいけないわけです。

どういうことかというと、
例えば、支店名が東京の件数が何件ありますか?という
この支店名の東京が1アイテムということです。

つまり、支店名が東京と横浜の件数が何件ありますか?
ということはCOUNTIF関数では出来ないということなのです。

それを、どうやったら数えることができるのか?ということをご紹介していきます。

まずは、下記の表があります。

今回は、B列の支店にある、【東京】と【横浜】の件数を算出したいというわけです。

では、まず、東京の件数を算出していきます。

H3をクリックして、COUNTIF関数ダイアログボックスを表示します。

範囲には、B列の支店のデータを選択しますので、B3:B21
検索条件には、”東京”
と入力します。

そして、OKボタンをクリックしましょう。

すると、まずは、東京の件数を算出することが出来ましたね。

H3には10と表示されました。

では、どうやったら、横浜を含めることが出来るのでしょうか?

COUNTIF関数の検索条件に、
OR関数をネストしてみるというのが頭に浮かぶとは思いますが、
実際にやってみると、うまくいかないことがわかります。

OR関数は、論理式を作らなければなりませんので、
B列のどこに東京とか横浜があるのかを判断させる論理式が作れないわけです。

では、G列に、IF関数を使って、該当するフラグを立てて、
それを目印として件数を算出されるというのも、一つの方法だと思います。

しかし、もっと頭も柔らかくして考えてみませんか?

そもそも、東京と横浜の件数が知りたいわけですよね。
つまり、東京の件数+横浜の件数というわけですよね。

たっだら、純粋に足してあげたほうが、楽に算出することが出来るわけですね。

ですので、現在算出している東京の件数の数式を修正していきましょう。
数式バーにある、

=COUNTIF(B3:B21,"東京")

この数式のイコールを除いて、数式を範囲選択します。
そして、
=COUNTIF(B3:B21,"東京")のあとに+を入力して、COUNTIF(B3:B21,"東京")を貼り付けます。

現在の数式は、
=COUNTIF(B3:B21,"東京")+COUNTIF(B3:B21,"東京")
となっていますので、片方の東京を横浜と修正します。

=COUNTIF(B3:B21,"東京")+COUNTIF(B3:B21,"横浜")


これで、東京と横浜の件数が算出されましたね。

こんな方法でいいのか?と思うかもしれませんが、
簡単に算出したいので、関数をはじめ、様々な集計方法を使う訳です。

どうしても、関数になれてくると、
この【簡単】に算出する方法から離れてしまうことがあり、
難しく考えがちですが、
シンプルに算出してみるのも忘れないようにすることも大事かもしれませんね。