PowerPoint。08回。Wordのように透かしを入れたいけどどうしたらいい?
<スライドマスター>
ちょっと前に、Excelでの透かしの入れ方をご紹介したところ、
今度は、PowerPointで資料を作った際に、透かしを入れる方法ってどうしたらいいのか?
というご質問をいただきましたので、
今回は、PowerPointに透かしを入れる方法をご紹介していきます。
まずは、次のようなスライドがあります。
このスライドに透かしを設定していきます。
今回の透かしは、ワードアートを使って、【サンプル】という透かしを設定していきます。
まずは、1枚目のスライドで、ワードアートを挿入してみましょう。
今回は、塗りつぶし-赤-アクセント2、面取り(つや消し、明るめ)を使っております。
ワードアートが挿入されたら、サンプルと入力しましょう。
あとは、フォントサイズを大きくして、斜めに回転させます。
そして、最背面に移動します。
そして、このワードアートを、次のスライドにコピーしてみましょう。
すると、最背面ではなくて、あくまでも、最前面でコピー挿入してしまいます。
これを、その都度に最背面にする必要がありますし、
何よりもスライド枚数が少なければ、どうにかなるかもしれませんが、
スライドが増えてくると、作業効率が悪化するだけではなくて、面倒くさいですよね。
そこで、登場するのが、スライドマスターというわけです。
では、ワードアートが無いところまで戻って、改めて説明をしていきます。
表示タブのスライドマスターをクリックしましょう。
スライドマスター表示に変わりました。
表紙のスタイルには透かしを入れるのを避けたいので、
タイトルとコンテンツレイアウトをクリックしましょう。
使用しているレイアウトごとに設定する必要がありますので、
今回は、タイトルとコンテンツしか使っていませんので、
そのレイアウトだけを設定していくだけでOKですが、
他のレイアウトがある場合は、そちらにも設定する必要があります。
では、作り方は、先程のワードアートと同じですので、
まずは、ワードアートを挿入して、フォントサイズを大きくして、斜めにしておきましょう。
そして、このままの色だと、Wordの透かしのように、ウォッシュアウトになってくれませんから、
少し色をウォッシュアウトっぽい色に変えておくといいでしょう。
あるいは、透過の設定をしてあげてもいいかもしれませんね。
それでは、スライドマスターを閉じて、確認してみましょう。
これで、透かしが設定されましたね。
タイトルとコンテンツのレイアウトだけに透かしが設定されているのがわかると思います。
ですので、様々なレイアウトを使っている場合には、
それぞれに設定してあげる必要があります。