Excel。通し番号を非表示にしても通し番号で表示するようにしたい
<SUBTOTAL関数>
ちょっと前に、並び替えをしても通し番号を必ず1番から並べるようにしたい、
という事に関して書きましたが、今回は、それを見た別の方から、
非表示にしても通し番号にする方法って無いですかという、ご質問をいただきました。
う~む。そう来ましたか。
確かに、現場レベルでは必要な事があるのでしょうね。
実践ならではのリクエストですね。
ということで、
今回は、非表示にしても通し番号が表示されるようにする方法をご紹介していきます。
まず、下記の表があります。確認からしていきましょう。
B4には、=ROW()-3という数式が設定されていて、B列に設定してあります。
それでは、数行を非表示にしてみます。
非表示にしてみると、残念ながら、通し番号ではなくて、
単に非表示になっているのがわかりますよね。
今回はこれを、通し番号にしたいということなのです。
このような時には、SUBTOTAL関数を使ってみると問題を解決することが出来ます。
それでは、非表示を再度表示して置いて、B列のデータを一度削除しておいて、
B4をクリックして、数式バーに直接=SUBTOTALと入力すると、
計算する種類の番号を確認することが出来ますので、入力してみましょう。
一覧をみると、3がCOUNTAということが確認できましたので、
このまま入力できる方は入力していって構いませんが、
念のため、SUBTOTAL関数ダイアログボックスで確認していきましょう。
改めて、B4をクリックして、SUBTOTAL関数ダイアログボックスを表示しましょう。
集計方法は、先程確認しました、3を入力
参照1には、累計を算出する方法と同じやり方ですが、$C$4:C4と入力します。
オートフィルハンドルで数式をコピーすると、
C4を起点として参照する範囲を広げることができます。
それでは、OKボタンをクリックして、数式をコピーしましょう。
では、非表示にしてみましょう。うまくいきましたか?
あれれ、うまくいきませんでしたよね。
SUBTOTAL関数がダメなのではなくて、
実は、もう一つのCOUNTAの集計方法である、103で設定する必要があるのです。
では、非表示を戻して、B4の数式を修正していきます。
集計方法を103に設定しなおしましょう。
OKボタンをクリックしたら、数式をコピーしましょう。
ちなみに、B4の数式は、
=SUBTOTAL(103,$C$4:C4)
となっています。それでは、任意で数行を非表示にしてみましょう。
今度はどうでしょうか?
ちゃんと、通し番号になっていますよね。
これで、希望通り、非表示にしても、通し番号をすることが出来ましたね。