3/01/2016

Excel。Extraction。条件を満たすデータを別シートに抽出する方法


Excel。条件を満たすデータを別シートに抽出する方法

<フィルターオプション>


企業研修などで、データ抽出に関して色々なご質問をいただくのですが、
元のデータはそのままで、
条件に合致したデータのみを別シートに抽出したいのですが…。
というご質問をいただきましたので、今回はその方法をご紹介いたします。

ピボットテーブルやオートフィルターを使って、
コピー&ペーストするというのもいいのですが、
そうではなくて、効率的に別シートにというのは、実践的というか、
現場レベルの質問だなぁ~と思いますね。

さて、下記のようなデータがあります。

このデータから、次の条件のアイテムを別シートに抽出させていきます。

なお、このシート名は【売上データ】としておきます。

その条件は、
支店が東京で商品名がA001

そこで、別のシートに次のような表を用意します。

まず、A1:B2には、抽出条件を作ります。

1行目には、見出し。
2行目には、抽出条件。

また、D1:J1には、抽出するデータの見出し。フィールド名を入力しておきます。
これで準備完了ですね。

なお、このシート名を【抽出】としておきます。

では、データタブの並び替えとフィルターにある、詳細設定を使うのですが、抽出シートのD2をクリックして、始めると次のようなエラーが表示されてしまいます。

そこで、抽出シートの見出しの次の行ではなくて、
さらにその下の、D3をクリックしてからスタートします。

では、改めて、データタブの並び替えとフィルターにある、詳細設定をクリックしましょう。

フィルターオプションの設定ダイアログボックスが表示されてきますので、

抽出先は、指定した範囲 を選択します。

リストの範囲には、売上データ!$A$1:$G$128 と入力します。
これは、売上データシートのデータを見出し行も含めて選択します。

検索条件範囲は、抽出!$A$1:$B$2 と入力します。これは、条件のところですね。

抽出範囲には、抽出!$D$1:$J$1 と入力します。
これは、抽出シートの抽出先のフィールド名、見出しのところですね。

そして、OKボタンをクリックしましょう。

すると、データが抽出されてきましたね。

アッという間に、抽出することが出来ましたね。

このように、フィルターにある、フィルターオプション機能を使うと、
簡単にデータを別シートに抽出することが出来るようになりますので、知っておくと便利ですね。

なお、今回は、東京でA001というAND条件での抽出でしたが、
例えば、OR条件。東京と京都というような条件の場合は、
2行で条件を設定してあげれば抽出することが出来るようになりますよ。