Excel。2つの数値の関連を知るなら散布図がオススメだけど…項目名が表示できない!
<散布図>
以前BLOGで、一次方程式や二次方程式のグラフの作り方をご紹介した時に【散布図】をご紹介しておりますが、
2つの数値の関連性を知るならば、複合グラフもいいのですが、
散布図を作ったほうがイメージとしてわかりやすいようですので、
今回は、その散布図の作り方を、そして、この散布図。
作成するとわかるのですが、項目名が表示することが、
そのままだとできないことに気が付くと思いますので、
それをカバーする方法もご紹介しようと思います。
なお、3つの数値の関連を知るなら、バブルチャートグラフを作成するといいでしょう。
では、下記の表をご覧ください。
この表の売上数と満足度の関連を知りたいというのが、今回の目的です。
では、散布図ではなくて、複合グラフで表現してみましょう。
B2:D9まで範囲選択をして、集合縦棒グラフを作成しましょう。
集合縦棒グラフは出来ましたが、このままだと、満足度が見えないわけですね。
なぜ見えないのか?
それは、この2つの数値があまりにも差があるからなのですね。
つまり、単位が違うわけです。満足度は、1以下の世界ですからね。
そこで、満足度を表示するために第2軸を表示して折れ線グラフ満足度を表示していくわけです。
グラフの要素をつかって、系列”満足度”を選択します。
そして、選択対象の書式設定ボタンをクリックしましょう。
データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されてきますので、
系列のオプションの使用する軸を第2軸にチェックマークを付けて、
閉じるボタンをクリックしましょう。
そうすると、第2軸が表示されて、満足度が棒グラフとして表示されてきましたので、
折れ線グラフに変えていきましょう。
デザインタブのグラフの種類の変更ボタンをクリックして、
折れ線からマーカー付き折れ線グラフを選択してOKボタンをクリックしましょう。
これで、複合グラフは出来ましたが、そもそも知りたかった、この2つの数値に関する関連性は、
この複合グラフでは、わかりにくいようですね。
そこで、散布図を使ってみたらどうなるのかを確認してみましょう。
範囲選択をし直しますので、
C2:D9を範囲選択します。
グラフの散布図をクリックして、散布図(マーカーのみ)をクリックすると、
散布図が挿入されてきます。
グラフタイトルをなくして、凡例を下に移動します。
そして、データラベルを上に表示してみます。
これで、散布図としては完成なのですが、プロットされているマーカー。
商品名を表示することがこのままでは、できないのです。
データラベルをクリックして、書式設定ダイアログボックスを表示してみると、
表示できないことがわかります。
ラベルオプションのラベルの内容が、系列名と、X値と、Y値しかありませんし、
そもそも範囲選択で商品名を選択しておりませんので、表示したくてもできなのです。
そこで、パワープレイにはなりますが、商品名を表示する方法がありますので、やってみましょう。
まずは、データラベルのうち一つを選択します。
今回は満足度90%のカレーライスのラベルをクリックします。
数式バーに=(イコール)を入力して、該当するセルをクリックします。
=散布!$B$3
すると、データラベルが商品名に変わりましたね。
これを順次繰り返していきます。
ただ、凡例がおかしくなりますので、凡例は削除しておきましょう。
これで完成ですね。
このようにすると、どのマーカーがどのアイテムなのかがわかるようになりますので、
資料としては、こっちの方がいいように思えますね。