Excel。ボリューム感を演出できる。折り返し棒グラフの作り方をご紹介
<折り返し棒グラフ>
いつものように、集合縦棒グラフで資料を作っても、
イマイチ伝わらないことって結構あったりします。
そこで今回は、ボリューム感を演出することが出来るといわれている
「折り返し棒グラフ」
の作り方をご紹介します。Excelのグラフのポイントは、【範囲選択】。
つまり、作りたいグラフのイメージに沿った表を作ってあげることが最大のポイントになります。
ここを押さえて進めていきます。
まず、下記の表で、
おなじみの集合縦棒グラフを作成すると、
なお、データラベルを表示して、凡例は削除してあります。
このようなグラフでもいいのですが、マンネリ感があるし、
一番大きな数値をアピールできていない感じもする。
そこで、折り返し棒グラフにしてみると、
500で折り返しさせた棒グラフを並べることによって、ボリューム感が増すという、
折り返し棒グラフ。
これを今回紹介していきます。
そこで、まずは、このようなグラフを作れるように、表をアレンジしてきます。
表を次のようにアレンジします。
まず、折り返しの単位になる数値をH2に入力します。
D3:F3には、返1~返3までの見出しを用意します。
D4には、
=IF($C4>$H$2,$H$2,$C4)
という数式が設定されています。これは、売上と折り返し数(H2)を比べて、大きかったら、H2。
すなわち500を、そうでなかったら、そのままの数値をという式になっています。
E4には、
=IF(($C4-$D4)>$H$2,$H$2,$C4-$D4)
という数式が設定されています。今度は、売上から返1を減算した数値が折り返し数よりも大きいのかを比べて、
大きかったら、折り返し数の500を、そうでなかったら、
売上から返1を減算した数値を算出する式が入っております。
F4には、
=IF(($C4-$D4-$E4)>$H$2,$H$2,$C4-$D4-$E4)
という数式が設定されています。この数式は、先ほどのE4と同じように、
折り返し数を基準として判断させる数式が設定されています。
今回は1400がMAXなので、500ずつで折り返すならば、3列あればよいことは分かりますので、
列は3列追加しましたが、数値によっては、もう数列追加する必要があります。
しかし、折り返しも程々にしませんと、分かりにくくなりますので注意して下さい。
表が完成したら、グラフを作成していきます。
B3:B7とD3:F7を選択して、集合縦棒グラフを作成しましょう。
凡例をなしにして、返2と返3の棒グラフの色を、辺1と合わせて上げる必要がありますので、
グラフツールの書式タブにある、図のスタイルから、
「光沢-青 アクセント1」などを選んであげるといいですね。
これで、完成しました。
今回のデータラベルは、テキストボックスを使って表示しておりますが、
数が多い場合には、第2軸の方法で表示させてあげてもいいですね。
このように、おなじみの、集合縦棒グラフをアレンジしてみると、
違った感じのグラフを作ることもできますので、機会がありましたら是非。