Excel。CEILING.MATH関数は、発注書などで活躍する関数です。
<CEILING.MATH関数>
職場によって見る見ないという関数だとは思いますが、CEILING.MATH関数は、発注書などをつくるときに、大変活躍してくれる関数です。
なお、CEILING.MATH関数の読み方は「シーリング・マス」です。
所属は、「数学/三角」です。
CEILING.MATH関数の引数も確認しておきましょう。
CEILING.MATH (数値,[基準値],[モード])
となっています。
どのような時に活躍してくれるのか確認してみましょう。
次の表を用意しました。
発注希望数がB列に入力されています。
1個ずつ発注できるならば、79個とか146個とかで行うことが出来るのですが、納品される箱がダース。
つまり12個入りのために、12の倍数で発注数を設定しないといけないわけです。
B4の120のように12×10なので、そのまま120と発注数に入力することができますが、79や146という場合、なかなかダースでというのは、大変ですし、データ数が増えれば暗算で対応するとしても時間がかかってしまいます。
そこで、CEILING.MATH関数の登場です。
C2に次の数式をつくって、オートフィルで数式をコピーします。
=CEILING.MATH(B2,12)
すると、このように算出されました。
発注数が、どれも、12の倍数になっていることがわかりますね。
当然、一番近い数値に切り上げてくれています。
仮に引数の基準値を「8」にすれば、8の倍数で切り上げてくれます。