Excel。そのデータに関係性(相関関係)はあるのかないのか。偶然なのか知りたい。
<CORREL関数>
日々のデータを入力しているけど、それで終わってしまっては、もったいないと思うこともあります。
例えば、あるコーナーに訪れた人数とその売上のデータがそろってきたけど、どのようなことがわかったりするのか、知りたくなってきます。
そういう時は、CORREL関数をつかってみてはいかかでしょうか?
次の表があります。
来店数が増えれば、売上高は増えるといえるのでしょうか?
NO3のデータは、来店数が17で、売上高が2726。
NO5のデータも来店数は17ですが、売上高は2126と同じではありませんし、NO1の来店数は7で売上高は1011に対して、NO10は来店数が4なのに、売上高は1344と来店数は少ないのに売上高は高いようです。
この2つのデータに関係性(相関関係)があるのかないのかを知りたいわけですね。
そこで、登場するのが、CORREL関数です。
CORREL関数は、引数も少なくわかりやすい関数ですが、この関数を使うことで、簡単に相関係数を算出することができ、関係性があるのか、ないのかを知ることができます。
F1に、CORREL関数の数式を設定します。
F1の数式は、
=CORREL(B2:B11,C2:C11)
引数は、比較したいフィールドを設定するだけです。
算出された値は、
0.988622671
この値は何を意味しているのでしょうか?
算出された値が「1」に近ければ近いほど、相関関係が強いという意味です。
逆に、「0」に近づくと、関連性は薄いということを意味しています。
0~0.3は、ほぼ相関はない
0.3~0.6は、相関は弱いといえる
0.6~0.8は、相関があるといえる
0.8~1.0だと、相関は強いといえる
といわれています。
なので、今回の算出結果は、「0.988~」なので、「1」に近いわけですから、相関関係は強いと考えられます。
つまり、来店数が増えれば、売上高はあがる傾向があると考えられるわけですね。
よって、売上高をあげようとしたら、来店数を増やす施策をしてみるといいのではないかと考えもいい訳ですね。
データがあつまったら、そのままにせず、色々な角度から、今まで気づかなかったことが見えてくるかもしれませんね。