8/26/2022

Excel。日曜日~土曜日の週間売上集計を効率よく算出するにはどうしたらいいの【weekly sales】

Excel。日曜日~土曜日の週間売上集計を効率よく算出するにはどうしたらいいの

<WEEKNUM関数>

年間売上や月間売上を算出するには、年や月を別枠に設けてあげれば、SUMIF関数などをつかうことで、手早く算出することはできます。

ただ、日曜日から土曜日までの「週間売上」を算出したい場合、どのようにしたら、効率よく算出できるのでしょうか。


年や月のように週ごとにわかるものをどうやって用意するのかが、ポイントになるわけですね。


では、次の表を用意しました。


B2の「土」は、B列の曜日の中で、何回目の登場で、この登場回数が1だけの売上高を合算させればいいという考え方でもいいのですが、もっと簡単に、年間で、第何週なのかを算出する関数があります。


その関数が「WEEKNUM関数」です。


D2には、WEEKNUM関数をつかった数式を設定してあります。

=WEEKNUM(A2,1)


あとは、オートフィルで数式をコピーしています。

2番目の引数「1」は、何なのかというと、「週の基準」です。


今回は、日曜日から土曜日までを週とするので、「1」を採用しました。


この番号がややこしいので、説明しておきます。

1と2は、最新バージョンからExcel2007まで対応しています。

それ以外は、2007は対応していません。


11から17は、理解するのに問題は無いのですが、謎なのが「21」の月曜日。


月曜日は「11」ではと思うかもしれませんが、「21」の月曜日は、システム2の月曜日で、11から17は、システム1なので、「11」はシステム1の月曜日をつかうことを意味しています。


システム1とシステム2の違いはというと、システム1は、1月1日を含む週がその年の第1週としています。


システム2は、最初の木曜日を含む週がその年の第1週としています。


ポップアップヒントで、「(システム1)」と書かれていても、困っちゃいますね。


このようなことから、「17」でもいいのですが、「1」を採用して数式をつくりました。


WEEKNUM関数によって、週番号を算出しましたので、あとは、SUMIF関数をつかって集計すれば完成ですね。


G2の数式は、

=SUMIF($D$2:$D$14,F2,$C$2:$C$14)


あとは、オートフィルで数式をコピーしています。


これで、週ごとである、週間売上合計を算出することができました。


なお、F2:F4には、表示形式をつかって、「週」を表示させることで、SUMIF関数の引数で直接つかっても、算出することができます。


設定方法は、セルの書式設定ダイアログボックスの表示形式タブにある「ユーザー定義」をつかいます。


SUMIF関数で算出できればいいだけなので「G/標準」のうしろに「”週”」を追加してOKボタンをクリックすれば、設定完了です。