1/14/2023

Access。クエリ。10代ごとの度数分布表を手早く作成するにはどうしたらいいの【frequency】

Access。クエリ。10代ごとの度数分布表を手早く作成するにはどうしたらいいの

<Access:Partition関数>

AccessのテーブルやクエリをExcelにエクスポートして、Excelで度数分布表を作成してもいいのですが、Accessで度数分布表がつくれるなら、Excelにエクスポートしないで済むので手早く作成することができます。


では、どのようにしたらいいのでしょうか?


次のテーブルをつかって、10歳ごとの年代別度数分布表をクエリで作成していきます。


作成タブのクエリデザインをクリックします。


演算フィールドを設定してきます。


10歳代ごとに、分けたいので、

年代別: Partition([年齢],10,90,10)

という演算フィールドを設定します。


Partition関数は、区分けするにはもってこいの、とても便利な関数です。

最初の引数はフィールド名で、今回は年齢ごとにわけるので、「年齢」を設定します。


2つ目の引数は、最初の値。10歳から対象とするので、「10」としました。


3つ目の引数は、最後の値です。最高齢は90歳かなぁ~ということで、「90」としました。


最後の引数は、区分。つまり間隔です。10歳ごとに件数を知りたいので、「10」とします。


たったこれだけです。Excelにもほしい関数ですね。


そして、集計行を表示します。


クエリデザインの「集計」をクリックすることで、集計行を表示することができますので、件数を算出したいフィールドの集計に「カウント」と設定します。


これで完成です。


Excelで、度数分布表をつくるよりも、AccessのPartition関数をつかったほうが手早く作成することができますので、機会があれば、Partition関数をつかってみると、色々代用することができるかもしれませんね。