12/24/2021

Excel。空白のセル。全角半角スペースの有無はCODE関数で確認できます【function: CODE】

Excel。空白のセル。全角半角スペースの有無はCODE関数で確認できます

<CODE関数>

見た目、空白のセルだと思ったら、全角、半角のスペース(空白)が入っていたということがあります。


また、IF関数なので、空白セルにしたい場合は、「””(ダブルコーテーション×2)」と設定しますが、本当に、「” “」のようにスペースキーによる空白とは意味が違うのでしょうか。


そこで、CODE関数をつかってみると、違いがわかります。


次の表は、CODE関数をつかった表です。


B2には、

=CODE(A2)

という数式を設定してあって、その数式をB7までオートフィルでコピーしています。


このCODE関数というのは、文字に割り振られている文字コードを算出することができる関数です。

「A」の文字コードは「65」というわけですね。


文字コードの割り振りは、結構いい加減というか、例えば「や」は9316なのに対して、小さい「ゃ」は、9315と割り振られているので、並べ替えを行うと、バラバラになってしまうわけですね。


A6には、空白に見えますが全角スペースを入力しています。

全角スペースの文字コードは「8481」。


A7には、半角スペースが入力されていて文字コードは「32」と算出されました。


このように、文字コードが割り振られていることから、全角・半角スペースも文字ということがわかるわけです。


B8に次の数式を設定しました。

=IF(A7="","",CODE(A7))

A7が空白だったら、空白「””」。

そうでなければ文字コードを表示する数式ですが、「32」と表示されていることから、半角スペースが入力されているので、空白ではないということがわかりました。


なので、A7の半角スペースを削除してみると、B8は「””」ということで、文字はないという結果が算出されています。

また、B7は、A7に文字がないので、「#VALUE!」というエラーが表示されました。


このように、IF関数なので、「半角スペースでいいじゃん」というわけにはいかないことがわかりました。


なお、文字コードはJISコードと同じです。


最後に、CODE関数の基本情報を確認しておきましょう。

CODE関数の読み方は「コード」です。

所属は、「文字列操作」です。

CODE関数の引数も確認しておきましょう。

CLEAN(文字列)