Excel。空白のセル。全角半角スペースの有無はCODE関数で確認できます
<CODE関数>
見た目、空白のセルだと思ったら、全角、半角のスペース(空白)が入っていたということがあります。
また、IF関数なので、空白セルにしたい場合は、「””(ダブルコーテーション×2)」と設定しますが、本当に、「” “」のようにスペースキーによる空白とは意味が違うのでしょうか。
そこで、CODE関数をつかってみると、違いがわかります。
次の表は、CODE関数をつかった表です。
B2には、
=CODE(A2)
という数式を設定してあって、その数式をB7までオートフィルでコピーしています。
このCODE関数というのは、文字に割り振られている文字コードを算出することができる関数です。
「A」の文字コードは「65」というわけですね。
文字コードの割り振りは、結構いい加減というか、例えば「や」は9316なのに対して、小さい「ゃ」は、9315と割り振られているので、並べ替えを行うと、バラバラになってしまうわけですね。
A6には、空白に見えますが全角スペースを入力しています。
全角スペースの文字コードは「8481」。
A7には、半角スペースが入力されていて文字コードは「32」と算出されました。
このように、文字コードが割り振られていることから、全角・半角スペースも文字ということがわかるわけです。
B8に次の数式を設定しました。
=IF(A7="","",CODE(A7))
A7が空白だったら、空白「””」。
そうでなければ文字コードを表示する数式ですが、「32」と表示されていることから、半角スペースが入力されているので、空白ではないということがわかりました。
なので、A7の半角スペースを削除してみると、B8は「””」ということで、文字はないという結果が算出されています。
また、B7は、A7に文字がないので、「#VALUE!」というエラーが表示されました。
このように、IF関数なので、「半角スペースでいいじゃん」というわけにはいかないことがわかりました。
なお、文字コードはJISコードと同じです。
最後に、CODE関数の基本情報を確認しておきましょう。
CODE関数の読み方は「コード」です。
所属は、「文字列操作」です。
CODE関数の引数も確認しておきましょう。
CLEAN(文字列)