1/09/2022

Excel。元データはそのままで、手早く別シートにコピーして並べ替えもしたい【SORT】

Excel。元データはそのままで、手早く別シートにコピーして並べ替えもしたい

<SORT関数>

Excelで並べ替えをする場合、昇順降順のボタンや、並べ替えボタン。

あるいは、オートフィルターをつかっての並べ替えなど、様々な方法があります。


並べ替えをしたデータを別シートに転記したい場合、どの方法でも、元データを並べ替えしてからでないと、転記することはできません。


どのようにしたら、手早くおこなうことができるのでしょうか?


例えば、次のデータ。


F列の合計を降順にした状態で別シートに転記(コピー)したいわけですね。


今回のデータは、連番のNOフィールドがあるので、並べ替えをして、処理をした後でも、元に戻せますが、NOフィールドのようなデータが無い場合は、並べ替えてしまうと、元に戻すことが難しいわけです。


なので、今回紹介する方法を知っていると手早く処理を行うことができます。


その方法とは、SORT関数をつかいます。


準備として、転機先のシートに見出し行をコピーしておきます。


A2をアクティブにしておいて、SORT関数をつくっていきます。


A2に設定する数式は、

=SORT(成績シート!A2:F6,6,-1,FALSE)

数式を確定すると、スピル機能によって、自動的に、数式がコピーされるので、合計フィールドが降順のデータで表示されていることが確認できます。


数式を確認しておきましょう。


最初の引数は、配列。

まぁ、対象範囲ですね。

今回は、データがあるシートの、A2:F6が対象です。


2番目の引数は、

並べ替えインデックス。

並べ替えを行いたい列番号です。

今回は、合計フィールドなので、配列(範囲)の左側から、「6」番目にあるので「6」。


3番目の引数は、並べ替え順序。

昇順なのか降順なのかを設定することが出来ます。

昇順なら「1」。降順なら「-1」。


最後の引数は、

並べ替え基準。

列で並べ替えをするのか、行で並べ替えをするのかを設定することができます。

列ならば「TRUE」、行ならば「FALSE」と設定します。


引数の設定もわかりやすい関数ですので、色々試してみるといいかもしれませんね。