Excel。アンケート結果を一つのセルにまとめたいけど、効率的な方法はないかな?
<PHONETIC関数>
先日、アンケート結果の集計方法に関して講座を開催しましたが、
その後、とあるご質問がありまして、
このような場合に効率的な方法はありませんかね?とのこと。
説明しにくいので、どのような表なのかというと、
アンケートの問題がざっと列で並んでいて、○×の結果が入っているもので、
その○×の結果を一つのセルにまとめたことをしているそうでして、
まぁ、なんで一つのセルにまとめているのかは、わかりませんが、
今回の表のG列にあるように、それぞれの結果を結合させたセルを作りたい。
しかも、効率的に。というものでした。
その方がいうには、&で結合させているそうでして、それでも、何とかなるのですが、
質問数が、5問ぐらいなら、まだいいのですが、
20問とかそれ以上とかの質問数だと、とっても大変とおっしゃっておりました。
確かに、
=B3&C3&D3&E3&F3
という数式でも求めることは出来ますが、質問数が増えると効率が悪化するのは間違いないところですね。
CONCATENATE関数という&と同じことが出来る関数もあるけれど、これもなかなか大変。
ちなみに、数式は、
=CONCATENATE(B3,C3,D3,E3,F3)
とはなるのですが、引数に範囲選択が出来るわけではないので、一つずつ、設定しないといけないわけです。
実は、意外な関数を使うことによって、
効率的に結合のような状態にすることが可能になるのです。
それは、PHONETIC関数。
PHONETIC関数といえば、
おなじみ、【ふりがな】のデータを表示することが出来る関数ですね。
ふりがな?と思ってしまうかもしれませんが、今回のように、
ふりがなのデータがない文字に対して、PHONETIC関数を使うと、
セルの文字そのものを表示してくる特性があります。
つまり、その特性を生かして、セルの文字そのものを表示させようというのが、
今回しようする、PHONETIC関数なのです。
では、G3をクリックして、PHONETIC関数ダイアログボックスを表示しましょう。
当然、手入力になれている方は、手入力をお勧めします。
さて、このPHONETIC関数ですが、
関数の挿入ダイアログボックスで見つけるには、
関数の検索ボックスに、【ふりがな】と入力して、検索開始ボタンをクリックしたほうが、
見つけるのは、早いように思えます。
PHONETIC関数ダイアログボックスが表示されたらば、あとは範囲選択をするだけです。
参照には、B3:F3と入力して、OKボタンをクリックしましょう。
あとは、オートフィルでコピーしてみましょう。
このように、PHONETIC関数を使うことで、結合っぽいことをすることが出来るんですよ。
何かの参考になれば幸いですね。