Excel。EDATEとEOMONTH。何か月後は求められるのに、何年後の日付を求めるには?
<EDATE関数とEOMONTH関数>
Excelセミナーのネタをアレコレ考えているときに、アレレ。
簡単にできないということがありまして、
いざ現場でやろうとしたときに、出来ない!となると、作業効率が悪化してしまいます。
そこで、今回は、EDATE関数とEOMONTH関数の変なクセ?について書いてみようかと。
まずは、EDATE関数とEOMONTH関数は、ご存知でしょうか?
EDATE関数は、何か月後の日付を算出してくれる関数ですね。
例えば、今から6か月後といって、いちいち、数えなくてもすぐに算出してくれる関数です。
そして、
EOMONTH関数は、何か月後の末日を算出してくれる関数ですね。
よく、末締めの翌末払いということで、使われる関数ですね。
下記の表が、そのEDATE関数とEOMONTH関数を使って、作った表です。
補足説明をしておきましょう。
B列とE列には、A列とD列をセル参照させて、
表示形式をユーザー定義で、”aaa”に変更しております。
日付を曜日の表示形式に変える設定を行っております。
D列には、それぞれの関数を使った数式が設定されています。
D3には、
=EDATE(A3,C3)
D9には、=EOMONTH(A9,C9)
これらの関数は、引数(カッコの中)が少ないので、手入力で作成してもいい関数ですね。Excel関数になれて来たら、少しずつ、ダイアログボックスも大切ですが、
手入力に慣れていくといいですよね。
では、次の表をご覧ください。
契約月から契約年に変えてみました。
さて、このように、日付を求めてくれる関数たちなのですが、この関数。
”何か月後”という、月単位でないと算出してくれない関数なのです。
例えば、D3の数式をダイアログボックスで見てみましょう。
EDATE関数ダイアログボックス。月になっていますよね。
ですので、何年後というのを算出しようとすると、
×12(12倍)する必要があるのです。
これを忘れてしまうと、年での算出ということは出来ないのです。
では、D3を改めて作成してみましょう。
EDATE関数ダイアログボックスを表示します。
開始日は、A3
月は、C3*12
あとはOKボタンをクリックしましょう。
D列のリース終了日の書式が日付でなくなってしまった場合には、
表示形式を日付に戻すようにしましょう。
書式のコピー/貼り付けボタンを使ってもいいですね。
同じように、EOMONTH関数のD9:D11も算出してみましょう。
このように、Excelの日付に関数の中には、月。
で設定するものも多くありますので、
12でかけたり、12で割ったりする必要が発生することがありますので、
注意する点の一つですね。
なお、1年6カ月なんて場合には、素直に、18カ月というように、”月”で管理しておくのが、
EDATE関数・EOMONTH関数とも楽だと思います。