Excel。時間経過の折れ線グラフ。実は散布図で作るとより綺麗に描けるのです。
<時間経過折れ線グラフ>
色んなグラフをご紹介しておりますが、今回ご紹介するのは、
折れ線グラフ。別に普通につくってもいいのですが、
時間経過に関する折れ線グラフの場合には、
ただ折れ線グラフを作るのもいいのですが、散布図で作ってみるというのもいいですよ。
ということで、まずは、下記の表を使って、通常のマーカー付き折れ線グラフを作ってきます。
A2:B21を範囲選択して、折れ線の中から、マーカー付き折れ線グラフを選んで、
グラフを作成してみましょう。
マーカー付きグラフが表示されましたら、綺麗に整えます。
グラフタイトルを削除して、凡例を下側に移動して、サイズを大きくしております。
別にこれで問題はないのですが、あえて、細かいことになるのですが、
0:00~6:00の時間帯が、
急に上がっているのと、横軸。時間ごとにプロットされていて、細かいというか、
わかりにくくなってしまっています。
そして、交点0(ゼロ)から始まっていませんね。
そこを改善するには、【散布図】を使って作る必要が出てくるのです。
では、同じ範囲で、今度は、【散布図】でグラフを作成してみましょう。
A2:B21を範囲選択して、散布図から、散布図(直線とマーカー)グラフを選んで、
グラフを作成してみましょう。
先程と同じように、グラフタイトルを削除して、
凡例を下側に移動して、サイズを調整しましょう。
変なグラフが出来たじゃないか?と思った方も多いと思いますが、
横軸をアレンジするだけで、完成します。
散布図を使うと、交点0(ゼロ)ですでに始まっているグラフになっていますよね。
では、横(値)軸をダブルクリック。または、横(値)軸をクリックして、
レイアウトタブの選択対象の書式設定をクリックして、
軸の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
変更する場所は、
最小値を固定で0(ゼロ)にします。
最大値を固定で、1.0にします。
目盛間隔を固定で、0.25にします。
0.25の理由は、Excelでは、1日が1。
つまりシリアル値が1なので、
6時間置きに目盛りを表示させる場合、
1÷24で、0.04167が1時間なので、この0.04167を6倍すると、0.25になります。
目盛間隔を固定で、0.04167にします。
0.04167の理由は、目盛間隔は、1時間ごとの目盛間隔にしたいので、
先程書きましたように、1÷24で、0.04167が1時間なので、0.04167を入力します。
あと、
目盛の種類を内向き
補助目盛の種類を内向き
に変更しましょう。
グラフは、このようになりました。
0:00から6:00の間も急坂ではなくなりましたし、
横軸もわかりやすくなり、さらに、交点0(ゼロ)というグラフが作れましたね。
このように、状況によっては、折れ線グラフにこだわらず、
散布図というアイディアもありますので、何かの際には、使ってみてはいかがでしょうか?