Excel。期間合計を算出する方法を改めてご紹介。
<SUMIFS関数>
次のような売上表があります。例えば、営業日が、何日以降の売上高の合計を算出するような場合は条件設定が簡単なのですが、何日から何日までというような”期間”の合計を算出する場合の方法を改めて確認しておきましょう。
【指定日以降の合計】
最初は、2018年12月1日以降という、指定日以降の売上高合計を算出してみましょう。単一条件の合計なので、SUMIF関数をつかいます。算出先は、H4とします。
H4をクリックして、SUMIF関数ダイアログボックスを表示します。
範囲には、検索条件が含まれている列(範囲)を設定しますので、A2:A93と設定します。
このSUMIF関数が苦手な人がいますが、この範囲が何かが、わかりにくいようです。
ここでいう範囲は、次の検索条件と連動していますので、検索条件が含まれている列(範囲)を設定してあげます。
検索条件は、12月以降なので、
">=2018/12/1"
と設定します。
合計範囲には、売上高のC2:C93を設定します。
OKボタンをクリックすると、算出されましたね。
H2の数式も確認してみましょう。
=SUMIF(A2:A93,">=2018/12/1",C2:C93)
では、いよいよ本題の期間合計を算出してきます。
【期間合計を算出】
今回は、2018/10/1~2018/10/31の期間合計を算出していきましょう。期間計算をする場合、Accessだったら、between~ and演算子というのがあるのですが、Excelにはありませんので、複数条件の合計で対応しますので、SUMIFS関数を使って算出していくことにします。
H6をクリックして、SUMIFS関数ダイアログボックスを表示します。
合計対象範囲には、売上高の列なので、C2:C93。先ほどのSUMIF関数と順番が異なっていますので注意が必要ですね。
条件範囲1には、A2:A93。営業日ですね。
条件1には、">="&E6と設定します。
先ほどは、セル番地を使わなかったので、”>=2018/12/1”と入力しましたが、今回は、セル番地を使う場合で作成してみました。
セル番地を使う場合には、比較演算子をダブルクォーテーションで囲み、文字結合の「&」を使って、セル番地を設定することで、条件として使用することができます。
同じように、条件範囲2と、条件2を設定していきます。
条件範囲2にはA2:A93
条件2には、"<="&G6
と設定しましょう。
では、OKボタンをクリックして結果を確認してみましょう。
ちなみに数式は、
=SUMIFS(C2:C93,A2:A93,">="&E6,A2:A93,"<="&G6)
と設定されています。
期間をそれぞれ、2018/12/1と2018/12/31に変更してみると、先ほど算出しました、12月の算出結果と合致することがわかります。
今回のように、期間合計を算出したい場合など、【期間】で算出したい場合には、複数条件で算出させると覚えておくといいでしょう。