Excel。相関図(相関グラフ)を作るにはどうしたらいいの?
<相関図(相関グラフ)>
2つの項目が交わるところがわかるグラフで、2つの項目の相関関係を『見える化』したグラフが、【相関図】。相関グラフともいわれたりしますが、この作り方がちょっと、わかりにくいということなので、今回は、改めて作り方を確認してみましょう。
最初にデータを用意します。
店舗ごとの売上高と来店客数のデータから構成されている、この表の、B列の売上高とC列の来店客数を使って、相関図として作成していきます。
【散布図を作る】
最初に作るのは、『散布図』を描いてからアレンジすることで、相関図を描くことができますので、B1:B13を選択しましょう。挿入タブの「散布図、またはバブルチャート」の散布図を選択すると、散布図が挿入されます。
ここで、完成!となればいいのですが、残念ながら、横軸がデータの個数になってしまっています。
そして、データラベルも表示されていませんので、どの点が、どの店舗なのか、全くわかりませんね。
【横軸を2つ目の項目にする】
売上高と来店客数との相関図なのに、このグラフでは、売上高しか使って描いていません。そこで、データの範囲をアレンジしていく必要があります。
グラフツールのデザインタブから「データの選択」をクリックして、データソースの選択ダイアログボックスを表示します。
左側の凡例項目(系列)の編集ボタンをクリックします。系列の編集ダイアログボックスが表示されます。
系列Xの値が空欄になっていますので、もう一つの項目である来店客数のC2:C13を範囲選択して、OKボタンをクリックします。
データソースの選択ダイアログボックスに戻ってきます。
横(項目)軸ラベルに数値が表示されたことがわかりますね。
では、OKボタンをクリックしましょう。
横軸がデータの件数から来店客数にかわりましたね。
交点0からプロットされているデータが離れているので、縦軸・横軸とも最小値を変更しておきましょう。
【データラベルを表示しよう】
プロットされたマーカーだけでは、どこの店舗なのかがわかりませんので、データラベルを表示させていきましょう。グラフツールのデザインタブにある「グラフ要素の追加」からデータラベルの「その他のデータラベルオプション」をクリックして、データラベルの書式設定作業ウィンドウを表示します。
ラベルオプションのラベルの内容にある、「セルの値」にチェックマークをいれます。
データラベル範囲ダイアログボックスが表示されますので、店舗名のA2:A13を範囲選択してOKボタンをクリックします。
再び、データラベルの書式設定作業ウィンドウに戻って、ラベルオプションのラベルの内容で、Y値のチェックマークを外し、ラベルの位置を上に修正して完成ですね。
このように、相関図を作るには、少しずつアレンジを加えながら作っていく必要がありますね。