Excel。移動平均グラフを作りたいけど、横軸を5日おきにしたい。
<移動平均グラフの横軸アレンジ>
移動平均グラフというのがあります。
売上金額など、日々のデータの推移をみると、データが均等というわけではなくて、多い日もあれば少ない日もあるわけです。
そこで、移動平均というのをつかうのですが、数値として算出しただけでは、イメージしにくいこともあるので、「移動平均グラフ」をつくることがあります。
移動平均グラフを作ること自体は難しくはないのですが、移動平均グラフは長期間にわたるデータを使ってつくるので、横軸の表示数が多くなってしまい、見やすくするはずの移動平均グラフが、横軸が原因で見づらくなってしまうことがあります。
そこで今回は、横軸の表示にも考慮した、移動平均グラフをつくっていきます。
移動平均グラフをつくるには、まず移動平均を算出した表を作る必要があります。
C7の数式は、単純に5日間の平均値を算出しております。
=AVERAGE(B3:B7)
なお、データは、5月31日までの2ヶ月としています。
それでは、移動平均グラフをつくっていきます。
見出し行のA2:C2とA7:C63を範囲選択します。
5日平均を折れ線グラフにしますので、挿入タブの「すべてのグラフを表示」をクリックします。
グラフの挿入ダイアログボックスが表示されます。
すべてのグラフタブの「組み合わせ」を選択します。
売上高のグラフの種類を「集合縦棒」に設定します。
5日平均のグラフの種類は、「折れ線」に設定したら、OKボタンをクリックします。
移動平均グラフが挿入されました。
説明の都合があるので、グラフタイトルを削除して、大きく表示させるようにしております。
グラフが挿入された迄はいいのですが、横軸がグラフの大きさに合わせて、表示数が多くなっていきます。
それでいいのかもしれませんが、横軸の表示を10日おきに表示するように設定していきます。
横軸をクリックして、書式タブのグラフの要素が「横(項目)軸」になっていることを確認したら、「選択対象の書式設定」をクリックします。
軸の書式設定作業ウィンドウが表示されます。
軸のオプションの単位の「主」を10と入力します。
グラフの横軸は、このように変わりました。
データが多いく横軸が日付などの場合は、一定期間で横軸を設定することができます。
あとは、グラフエリアやプロットエリアの背景色を設定したり、フォントサイズを変更したりして、完成ですね。
今回は、移動平均グラフを例にしましたが、データ量が多い場合などでは、横軸の表示方法をアレンジすることができますので、状況によって使ってみるといいかもしれませんね。