12/30/2014

Excel。セル内の文字が含まれているかのチェックは簡単に出来ません。前編


Excel。セル内の文字が含まれているかのチェックは
簡単に出来ません。前編

IF関数+COUNTIF関数

先日、以前教えていた方から、
セルの文字列に該当する文字が含まれているのかチェックしたいので、
IF関数を使ってみたんだけど、うまくいかないので教えてほしい。

とありまして、
該当する文字列が含まれている件数を数えるのではなく、
セル内に該当する文字が含まれているのかを確認したいという、
これまた、Excel病というか、トラブルになりやすいケースが現場で発生したようですので、
ご紹介いたしましたので、今回は、それを書いてみましょう。

該当する文字列が含まれている件数を数えるなら簡単なんですがね。

それでは、下記のような表があります。

D列の横浜市にC列の住所をチェックして、
横浜市という文字が入っていたら○をそうでなければ×を表示させてみたいと思います。

このような○×の時はIF関数を使うので、
D3をクリックして、IF関数のダイアログボックスを表示しましょう。

論理式には、

C3="*横浜*"

この*(アスタリスク)は、ワイルドカードと言って、
「~横浜~」というイメージだとわかりやすいかもしれませんね。

要するにC3の文字列の中に横浜という文字が含まれているか?という意味になります。

こうすると、C3に横浜という文字が含まれていたら?という論理式が作れたことになります。

真の場合には、○。偽の場合には、×を設定して、あとはOKボタンを押して、
オートフィルを使って数式をコピーしてみると…あれれ??

全部×になってしまいました????
これが、今回どうしたらいいですか?というリクエストになります。

答えを教えるのは簡単なので、念のため、まず、ワイルドカードを使って、
横浜市の件数が2件となるのかを確認してみましょう。

C12をクリックして、COUNTIF関数のダイアログボックスを表示させましょう。

範囲には、C3:C10
検索条件には、"*横浜*"
こうすれば、先程のIF関数と同じ検索条件が入力されていますので、
OKボタンをクリックしましょう。

すると、

C12には、2と表示されましたね。つまり、ワイルドカードは間違ってない訳です。
では、IF関数で文字列の判断が出来なかったからでしょうか?
今度は、E列に、神奈川県横浜市という列をつくり、
住所が”神奈川県横浜市”だったら、○。そうでなかったら、×というIF関数を作ってみましょう。

E3をクリックして、IF関数のダイアログボックスを表示しましょう。

論理式には、C3="神奈川県横浜市" と入力しましょう。

これで、C3が神奈川県横浜市だったらという意味になります。

あとは、真の場合には、○。偽の場合には、×を設定して、
OKボタンを押して、オートフィルを使って数式をコピーしてみると…あれれ??

今度は、イメージ通りに、判別してくれましたね。
ということは、IF関数で文字列の判別は大丈夫なのに…ということで、
次回、どうしたらいいのか?

そこで、登場するのが、IF+COUNTIF関数のネスト技なのです。

ということで、次回、その方法をご紹介していきます。

12/27/2014

Excel。折れ線グラフでランキング推移グラフ作る時のポイント


Excel。折れ線グラフでランキング推移グラフ作る時のポイント

折れ線グラフ

年の瀬になりますと、音楽番組とかで、
この曲のリリースされてからのランキング推移を表すグラフが登場しますよね。

第1週が1位で第2週が5位で第3週が3位で第4週は12位…というグラフのことですが、
このようなグラフを作りたいけど、うまくいかないので、教えてほしいと先日ご質問がありましたので、
今回は、折れ線グラフを使ってランキング推移グラフをご紹介しようと思います。

実は、普通に折れ線グラフを作ると、出来ないので、
ちょっとしたポイントを知っておくといいというケースです。

マンツーマンの講座などの実務実践向け講座では、ご紹介しております。

さて、下記のような表があります。

第1週から第5週までのランキングがC列にある表です。
この表を基にして、マーカー付き折れ線グラフを作っていきます。

B2:C7を範囲選択して、挿入タブの折れ線グラフからマーカー付き折れ線グラフを選択しましょう。

すると、マーカー付折れ線グラフが挿入されてきますが、これでは、完成イメージと異なると思います。

イメージとしては、縦軸が逆になっていてくれないと困るわけですよね。
Excelのグラフは基本的に数値の大きいほうが上になります。

ですので、まずは、このグラフを反転させてみましょう。
縦軸をダブルクリックあるいは、
レイアウトタブか書式タブの現在の範囲にある縦(値)軸を選んで、
選択対処の書式設定をクリックしましょう。

そうすると、軸の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
まずは、軸を反転するにチェックをつけてみましょう。

グラフが反転しましたね。ただ、これでは横軸も上に上がってしまいましたので、
横軸は最初のように下に移動させたいですよね。

では、もう一度、軸の書式設定ダイアログボックスを表示させてみましょう。

横軸との交点を【軸の最大値】にチェックをつけてみると、

イメージのようなグラフになってきましたね。ただもうちょっと、
グラフをクリンアップしてみましょう。

まずは、凡例を削除して、そして、順位がゼロから始まっていますので、
やはりランキングなので、1位から表示したいので、それもやってみましょう。

さらに、ゼロ~2~4と目盛間隔が2ずつになっていますので、これも1ずつにしてみましょう。

凡例は、クリックして、DELボタンで削除できます。
そして、再び、軸の書式設定ダイアログボックスを表示させてます。

最小値を固定にチェックをして1と入力。
目盛間隔を固定にチェックをして1と入力。
すると、完成ですね。

このように処理をすると、ランキング推移グラフを作ることが出来ますので、
機会がありましたら、挑戦してみましょう。

12/24/2014

Excel。COLUMN関数 仕事でよく使うExcel関数 おまけ その1 


Excel。COLUMN関数 
仕事でよく使うExcel関数 おまけ その1 

COLUMN関数と一列ごとに塗りつぶす。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、
「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」を
ランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

さて、今回は、ランキング外のCOLUMN関数を紹介しようと思います。
このCOLUMN関数。単独では使い物になりません。
この関数は列番号を参照する関数なのです。

そして、このCOLUMN関数は、MOD関数と条件付き書式が合わさって、
はじめて使える関数になるのではと思います。

それでは、下記の表があります。

この表を見やすいように偶数列に塗りつぶしを設定したいなぁ~と思ったとします。
自分で色を付けてもいいのですが、
例えば新しい列が挿入されたら、全部設定しなおさないといけませんよね。

そこで、
条件付き書式+MOD関数+COLUMN関数のコラボレーションテクニックが必要になります。

関数の説明はあとでするとして、作り方の手順からご紹介。

見出しをのぞいた、A2:F20を範囲選択します。
そして、ホームタブの条件付き書式をクリックしましょう。

その中のルールの管理をクリックすると、
条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されますので、
【新規ルール】をクリックしましょう。

次に表示されてくるのが、新しい書式ルールのダイアログボックスです。

このボックスの、ルールの種類を「数式を使用して、
書式設定するセルを決定」をクリックします。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに、

=MOD(COLUMN(),2)=0


と入力し、書式のボタンをクリックしましょう。

セルの書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
今回は塗りつぶしから任意の色を選択してOKボタンをクリックし、
新しい書式ルールのダイアログボックスに戻ったら、再び、OKボタンをクリックしましょう。

条件付き書式ルールの管理ダイアログボックスが表示されてきますので、
ここもOKボタンをクリックしましょう。

すると、BDF列が塗りつぶされましたね。なぜ、こうなったのかを説明していきます。
ポイントは、「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスに入力した、

=MOD(COLUMN(),2)=0

まず、引数のCOLUMN()は、列番号を返してきます。Aが1、Bが2というように です。

そして、MOD関数は除算した余りを算出する関数です。

今回は、MOD(COLUMN(),2)で、列番号を2で割った余りを算出しております。

そして、その余りがゼロだったら。という意味で、”=0”の判定をしています。

つまり、偶数列に塗りつぶしの設定をします。という条件付き書式を設定したわけですね。

このような時に、COLUMN関数が登場しますので、Excel力アップを兼ねて挑戦してみましょう。

ちなみに、行の場合は、以前BLOGで書きましたので、こちらをご覧ください。
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2013/06/excelrowmod.html

12/21/2014

Excel。COUNTIF関数。プラスアルファその2 入力規則Excel関数 第4位 


Excel。COUNTIF関数。プラスアルファその2 
入力規則Excel関数 第4位 

COUNTIF関数と入力規則

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、
「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」を
ランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

ということで、
今回は第4位のCOUNTIF関数にユーザー定義書式を使ってみたらという
プラスアルファ編を前回やったのですが、

最後に入力規則を使うといいよねと書いたところ、「教えてぇ~」とリクエストがありましたので、
今回は前回の続きということでプラスアルファその2として、こういうところに、
入力規則を使ってみるといいというご紹介です。

まず下記の表があります。

H2には、名古屋の件数と表示はされていますが、
ユーザー定義書式を使用して表示形式をかえていますので、
H2の値そのものは、名古屋と入力されており、
H3には、COUNTIF関数の数式が設定しております。

ちなみに、数式は、=COUNTIF(B3:B21,H2) です。

さて、今回紹介する入力規則。そしてその中でも今回はリストを使っていくのですが、
どこで使うのかというと、H2で使っていきます。

東京の件数を名古屋の件数で算出したいとした場合、
そもそも、数式を修正しなければならないわけです。

=COUNTIF(B3:B21,”東京”) を=COUNTIF(B3:B21,”名古屋”)

いちいち修正すると、ミスを起こしたりすることもあるので、
H2をユーザー定義書式を使えば、数式を修正する必要はなくなるというのが、
前回のプラスアルファ。

今回は、そのH2に東京や名古屋と入力すると面倒なので、リストから選択するようにすると、
もっと効率がアップすることが出来ます。

それでは、H2のデータを削除しておきましょう。
そして、データタブのデータの入力規則をクリックしましょう。

すると、データの入力規則ダイアログボックスが表示されてきますので、

入力値の種類は、リストを選択します。
次に、元の値ですが、今回は、件数が少ないので、手で入力する方法を採用しました。
元の値には、東京,名古屋,横浜,大阪
と入力してあります。それぞれの区切りは、半角のカンマですので、注意してください。
これで、OKボタンをクリックしましょう。

すると、H2に▼が表示されてきましたので、▼をクリックしてみると、

リストで表示されるようになりました、ここから、例えば大阪を選択すると、
大阪の件数を算出するようになりました。

このように入力規則を使っていくと、様々なビジネスシーンで使えるようになります。
また、企業研修や職業訓練でもご紹介しております。

12/17/2014

Excel。ユーザー定義書式を使ってパワーアップ。仕事でよく使うExcel関数 第4位 


Excel。ユーザー定義書式を使ってパワーアップ。
仕事でよく使うExcel関数 第4位 

COUNTIF関数プラスアルファ編

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」をランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

さて、今回は第4位のCOUNTIF関数の中で、ご質問がありましたので、
プラスアルファ編ということで、書いていきます。

ご質問というのは、

「=COUNTIF(B3:B21,"東京")という数式がH3に設定されていますが、
この”東京”という文字を例えば、名古屋と入力しなおせば、
名古屋の件数が算出されるけど、
もっと簡単に、例えば、H2に【東京の件数】とあるので、これを使えないかなぁ~」と。


なるほど、確かに、いちいち、COUNTIF関数のダイアログボックスを表示して修正、
あるいは、直接数式バーで修正するとしても、面倒ですよね。

ただ、H2に、【東京の件数】と入力されているのを直接使う訳にはいきませんよね。

B列には、【東京の件数】なんてものはありませんので、当然検索されません。

H2に東京とか名古屋とか横浜と入力したら、自動的に算出されるほうが、
いちいち数式を修正するよりも楽なので、このH2を使って算出する方法をやってみましょう。

まず、H2には、東京とか名古屋などの文字でないと検索してくれません。
そこで登場するのが、

「ユーザー定義書式」になるわけです。

では、H2をいったん削除して東京と入力しておきましょう。
そして、H2で、セルの書式設定ダイアログボックスの表示形式タブを表示しましょう。

分類をユーザー定義に合わせて、種類に@"の件数"と入力しましょう。
@は、文字だったらという意味になります。そしてそのあとの"の件数"が表示されます。

入力したらOKボタンをクリックしましょう。
すると、H2には、東京の件数と表示されておりますが、H2の中身は、東京のままですよね。

では、H3をクリックして、COUNTIF関数を修正していきましょう。

検索条件をH2に修正してみましょう。修正しましたら、OKボタンをクリックしましょう。

東京の件数は10と算出していますね。
H3の数式は、=COUNTIF(B3:B21,H2)になっています。
では、H2に名古屋と入力してみましょう。

H2に名古屋と入力しても、H2の表示は、名古屋の件数になっていますよね。
表示上だけが名古屋の件数になっているだけで、H2の中身は名古屋のまま。

ですので、H2を修正するだけで、算出してくれるわけです。

このように関数だけに力を入れるのではなく、
いろんなテクニックを盛り込むと、とても便利になりますので、覚えておくといいでしょう。

12/14/2014

Excel。SUM関数。仕事でよく使うExcel関数 第1位 和を算出する関数


Excel。SUM関数。仕事でよく使うExcel関数 第1位 
和を算出する関数

SUM関数

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、
「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の
「Excel関数」をランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

ということで、今回は第1位のSUM関数を改めてご紹介しましょう。

SUM関数が第一位というのは、誰もが納得するところでしょうね。
最初に勉強する関数の代表ですし、オートSUMボタンをクリックすれば、
すぐに総和を算出してくれる関数ですね。

初心者さんの講座はもちろんのこと、職業訓練においても、
まずはこのSUM関数からご紹介をしております。

今回は当たり前すぎるかもしれませんが、オートSUMボタンを使って、
SUM関数の数式を作っていく方法をご紹介していきましょう。下記のような表があります。

B列の売上金額の合計値をB9に算出してみましょう。
まずは、オートSUMボタンをクリックしましょう。

一応、ショートカットもありますが、
Alt + Shift + = ってかなり面倒なので、

ここは素直にオートSUMボタンをクリックするほうがいいかと思います。
さて、オートSUMボタンをクリックしますと、

=SUM(B3:B8)と数式が表示され、なお、計算範囲が点滅しておりますが、
これは、Excelで判断した範囲を選択していますので、この点滅している範囲でよろしければ、
Enterキーを押して、SUM関数の数式が完成します。

B9には227と表示されました。数式はというと、

=SUM(B3:B8)

さて、以前もご紹介したことがありますが、なぜ、普通に
=B3+B4+B5+B6+B7+B8とせず、SUM関数を使うのでしょうか?
確かにミスが減る。面倒ではないということも当然ありますが、
下記のような場合はどう計算されるのでしょうか?

B9には、SUM関数ではなく、単純な計算式。=B3+B4+B5+B6+B7+B8で計算します。
そして、大崎さんは、人事異動になり、売上金額がたっていません。
それでは、この結果は…なんと、エラーになってしまいました。

この#VALUE!というエラーは、文字が混在していて計算できないよというエラーです。
ところが、これをSUM関数を使って算出してみると、どうなるのか?早速やってみましょう。
B9をいったん削除して、オートSUMボタンをクリックしてみましょう。
範囲はB3:B8にしてEnterキーを押すと…なんと今度は算出してくれましたね。

SUM関数は範囲内の数値のみを使って算出するようになっています。
ですから、人事異動という文字を除いて算出してくれたわけです。
このことからも、現場レベルでは、単純に和算をするのではなく、
SUM関数を使うことをお勧めします。

12/10/2014

Excel。VLOOKUP関数。仕事でよく使うExcel関数 第2位 検索して抽出


Excel。VLOOKUP関数。仕事でよく使うExcel関数 第2位 
検索して抽出

VLOOKUP関数

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、
「仕事でよく使うExcel関数は?
つぶやき大募集」という企画した結果の「Excel関数」をランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

ということで、今回は第2位のVLOOKUP関数を改めてご紹介しましょう。

いよいよ第2位。
確かにVLOOKUP関数は求職関係の資格欄に
「VLOOKUP関数できる方」と書かれていますよね。

現場でもどこでも、大人気。
そして確かに便利で使える関数の代表です。個人レッスンでも初心者向けの講座や職業訓練。

当然企業研修でもご紹介しますが、企業研修さんや個人レッスンの時に、
VLOOKUP関数を中心とした徹底的にスキルアップするという講座もやっております。

今回はそのとてもニーズのある関数である
VLOOKUP関数の基本的な作り方をやっていくことにしましょう。

まずは、下記のような表。見積もり表と商品リストが同じシートにあります。

さて、どのように動くのかというと、
B列の商品コードを入力したらC列の商品名とD列の単価が自動的に商品リストから
検索されて表示されるという動きをするのがVLOOKUP関数です。

日常生活ですと、コンビニのPOSレジをイメージするとわかりやすいです。
商品のバーコードをピィッ!ってすると液晶パネルに、商品名と金額が表示されますよね。

それをやりたいわけなんです。

とりあえず作ってみるほうがわかりやすい関数ですので、
早速C4にVLOOKUP関数のダイアログボックスを表示しましょう。

そうそう、その前に、C3に商品コードをサンプルでOKですので、データを入力しておきましょう。
そうしないと、VLOOKUP関数がミスなく完成していてもエラーが表示されてしまうので、
慣れておりませんとVLOOKUP関数の作成エラーなのか?そうでないのか?
がわかりにくくなってしまいます。ですので、今回はB4にA01を入力しておきます。

では、VLOOKUP関数のダイアログボックスを見ていきましょう。

このVLOOKUP関数を苦手にしている人の多くが検索値をはじめとするこの項目名の意味が
分かりにくいとおっしゃられます。

そこで、今回も一つずつ確認していくことにしましょう。
【検索値】。これが、このVLOOKUP関数のスタートになるセルが該当します。

POSレジでいうところの商品のバーコードにあたりますので、今回はB4になります。

【範囲】。これがVLOOKUP関数の難関のひとつですね。
この範囲というのは、
商品リストなどの検索値からピックアップするアイテムが入っている表ということになります。

なお、その列だけではなく、テーブルすなわち表を選択します。
また見出し行は不要ですので、範囲は、$H$4:$J$7

数式が完成したらオートフィルを使って数式をコピーしますので、
絶対参照を忘れずに設定しておきましょう。

【列番号】。漠然と列番号といわれても困ってしまいますよね。
この列番号とは、何かというと、先ほど設定した【範囲】。
その範囲の中でピックアップしたいものは、左から何列目にありますか?ということです。

よく、B列だから2。と思い込んでいる人がいますが、ご注意ください。

今回は商品名をピックアップしたいので、列番号は2と入力します。

【検索方法】。今回は完全に一致するものがピックアップされないといけませんよね。
商品コードがないからといって、近い値の商品名を検索していいわけはありません。
このような場合は、完全一致の検索方法になりますから、falseと入力しましょう。

あとは、OKボタンをクリックして完成です。

今回は、基本の基本をご紹介しておりますが、
このあと色々とテクニックを追加していく必要が生じますので、ゆっくりでいいので、
スキルアップを目指していきましょう!

VLOOKUP関数でシート内にリストがある
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup.html
Excel。VLOOKUP関数。その2 範囲が別シートの時の作り方
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup_9.html
VLOOKUP関数。その3 検索値は入力規則を使うのが便利
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup_12.html
VLOOKUP関数。その4 #N/Aエラーを回避する為のIF関数
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookupnaif.html
VLOOKUP関数。その5 入力規則は名前の定義でどのバージョンでも使用可能
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup5.html
VLOOKUP関数。その6 範囲に名前の定義を使って拡張性を高める
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup6.html
VLOOKUP関数。その7 別のブックに範囲がある。ブック間VLOOKUP関数
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup7vlookup.html
VLOOKUP関数。その8 テーブルを範囲に使うと拡張性が大幅アップ
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/07/excelvlookup8.html
VLOOKUP関数。その9 範囲の表が複数ある場合ってどうするの?
http://infoyandssblog.blogspot.jp/2014/08/excelvlookup9.html

12/07/2014

Excel。IF関数。仕事でよく使うExcel関数 第3位 条件分岐からエラー対応まで


Excel。IF関数。仕事でよく使うExcel関数 第3位 
条件分岐からエラー対応まで

IF関数

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を主宰しているオデッセイさんが、
「仕事でよく使うExcel関数は? つぶやき大募集」という企画した結果の
「Excel関数」をランキングが発表されまして、


  1. SUM関数
  2. VLOOKUP関数
  3. IF関数
  4. COUNTIF関数
  5. AVERAGE関数
  6. SUMIF関数
  7. SUMIFS関数
  8. IFERROR関数
  9. COUNTA関数
  10. ROUND関数

だそうです。
ランキング外ですが、
このほか「DATEDIF関数」「RATE関数」「COLUMN関数」などもはいっていたそうです。

ということで、今回は第3位のIF関数を改めてご紹介しましょう。

IF関数。今回のランキングで堂々の3位。納得がいく結果でしょうね。
IF関数は、○×の判定でも使いますし、3分岐でも使いますし、エラーを防ぐためにも使いますし、
IF関数を知っている・お仕事現場で使っているというのは、間違いないでしょうね。

私も、企業研修さんや新人研修に、職業訓練、
さらには、マンツーマン研修でもオートSUMボタンの関数をご紹介した後に、
必ず紹介する関数ですね。

このIF関数がわかるのが、関数の初心者における一定の到達ポイントだと思います。

さて、今回は、べたべたな○と空白という判定を紹介していきます。
以前このBLOG内でIF関数の様々なことを書いておりますので、見ていただければ幸いです。

では、下記の表があります。

C列の平均以上にそれぞれの売上金額がB10の平均値以上だったら○。
そうでなかったら空白と判断する数式を作っていくことにしましょう。

それでは、早速、作っていくことにしましょう。

C3をクリックして、IF関数のダイアログボックスを表示しましょう。

まず、最初の【論理式】。論理式という言葉は、日ごろ滅多に使いませんよね。
こういうところが、初心者さんが苦手になる一つのファクターだと思いますね。

関数の多くは、このようにわかりにくくなっていますので、ご自身でわかりやすい言葉に、
頭の中で置き換えてみるといいでしょう。

IF関数の【論理式】は、質問文というように置き換えてみるといいと思います。

今回は、内藤さんの売上金額。つまりB3がB10の平均値以上ですか?
という数式になりますので、論理式は、

B3>=$B$10

以上というのをExcelで表現するのは>=ですね。

さらにB10は数式を下方向にオートフィルを使ってコピーしますので、
絶対参照を設定しておきましょう。

絶対参照に設定するには、F4キーを押すと$マークがつきますね。

次の真の場合ですが、ここには、○を入力しましょう。真の場合というのは、
YESというわけですね。

最後の偽の場合は、空白ですので、空白を表現する””(ダブルコーテーション×2)でOKですね。
偽の場合というのは、Noというわけですね。

あとは、OKボタンをクリックすると完成ですね。

IF関数が苦手な方は、まず、フローを作っていくといいでしょう。
あとは、どんどん練習あるのみです。