11/30/2017

Excel。IF関数の論理式。値の一部が含まれているかどうかをチェックするには【IF+COUNTIF】

Excel。IF関数の論理式。値の一部が含まれているかどうかをチェックするには

<IF+COUNTIF関数>

簡単そうに思えて、意外と難しい処理というのが、Excelにもありますが、
今回のケースもその一つだと思います。

次の表があります。

D列のチェックに、例えば、C列の市区町村が「横須賀市」だったら○。
そうでなければ空白と判断したいとします。

その場合は、IF関数を使えば、簡単に求めることができますよね。

D2をクリックして、IF関数ダイアログボックスを表示して

論理式には、C2="横須賀市"
真の場合には、"○"
偽の場合には、""

あとは、OKボタンをクリックして、数式をオートフィルでコピーしてみましょう。

このようにIF関数を使うことで判断処理をさせることは容易にできますよね。

それを踏まえたうえで、
今回は、市区町村が「横浜市」だった”○”。
そうでなければ空白というようにしたい場合はどうしたらいいのでしょうか?

検索するときなど、一部が該当するかどうかを確認するには、
ワイルドカードの”*”を使うことで対応することが出来るのですが、
IF関数の論理式では、
C2="横浜市*"や
C2="横浜市"&*やC2="横浜市"&"*"しても、論理式として成立しません。

では、IF関数では、部分一致の判断はできないのでしょうか?

そこで、登場するのが、COUNTIF関数なのです。

では、D列の数式を一度削除して、
改めて、D2をクリックして、IF関数ダイアログボックスを表示しましょう。

論理式に、COUNTIF関数をネストします。

COUNTIF関数ダイアログボックスが表示されたら、
範囲には、C2
検索条件には、"横浜市*"
とします。

横浜市*とすると、横浜市から始まるという条件になります。
このようにワイルドカードを使えば、
横浜市かどうかを判断することが可能になります。

なお、セル番地とワイルドカードを組み合わせる場合には、

C2&”*”というように、&をつかって、
”*”を結合させて使いますので、注意しましょう。

それでは、またIF関数を作っている途中ですので、
IF関数ダイアログボックスに戻りましょう。

論理式には、COUNTIF(C2,"横浜市*")
真の場合には、"○"
偽の場合には、""

あとは、OKボタンをクリックして、オートフィルで数式をコピーしてみましょう。

今回は、市区町村が横浜市ではじまるデータを見つけることが出来ましたね。

このように、IF関数ではワイルドカードを使えませんので、
ワイルドカードを使うことが出来るCOUNTIF関数を使うことによって、
データの一部が含まれているかどうか、判断することが出来ましたね。

ちょこっとしたことですが、知っておくと便利なテクニックの一つですね。

11/29/2017

Officeソフトのスキルアップに追加しました。2017/11/29

Officeソフトのスキルアップに追加しました。

<目次サイト>

このBLOGの記事を、
目次サイトの【Officeソフトのスキルアップ】に追加しました。

年代別の平均年齢を算出したいけど、どうしたらいいでしょうか?
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/11/excelaverageifs.html

CSVファイルを追加した後に並び替えをしてみたら、並ばない?
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/11/excelvbacsv.html

バブルチャートを作るのが苦手という方が多いようなので。Excel2013編
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/11/excelbubble-chartexcel2013.html

目標金額までの期間を求めるNPER関数
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/11/excelnper.html

【Access】
Access。テーブル。フリガナの自動設定を確認してみよう。
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/11/accesstable.html

11/27/2017

Access。ExcelのIF関数のように条件分岐の判断をしたい。【Iif&Switch】

Access。ExcelのIF関数のように条件分岐の判断をしたい。

<Iif関数&Switch関数>

Accessのクエリで、ExcelのIF関数のように、例えば、金額が10万以上なら○。
そうでなければ、×というように判断分岐したい場合、
どのようにしたらいいのでしょうか?

まずは、次のクエリがあります。

この金額の合計フィールドを使って、金額が10万以上なら○。
そうでなければ、×という判断するフィールドを作っていくことにします。

ExcelではIF関数を使っていきますが、
Accessでは、Iif関数を使うことになります。

IFではなくて、Iifなので注意しましょう。なお形式は、
Iif(論理式,正の場合,偽の場合)
ということで、ExcelのIF関数と同じですね。

では、Q合計クエリから、Q合計○×判定クエリを作っていきます。

Iif関数フィールドは、
判定: IIf([金額の合計]>=100000,"○","×")
というように、設定してみましょう。

では、データシートビューで確認してみましょう。

このように、金額が10万以上なら○。そうでなければ、×。
というように判断されていますね。

ExcelのIF関数と同様に、金額が10万以上なら○。そうでなければ、空白。
というようにしたい場合には、
「"”(ダブルコーテーション×2)」で空白になりますから、

判定: IIf([金額の合計]>=100000,"○","")

とすれば、空白とすることができます。

基本的に、ExcelのIF関数が使えれば、
Accessでも概ね同じように使うことが出来ます。

ということで、
今度は、金額が15万以上なら”A”。
10万以上なら”B”。それ以外は”C”というようにしたい場合には、
ExcelのIF+IF関数のネストと同じように、
Accessでも、Iif+Iif関数で判断分岐することができます。

判定フィールドには、
判定: IIf([金額の合計]>=150000,"A",IIf([金額の合計]>=100000,"B","C"))
と設定してみましょう。

では、データシートビューで確認してみましょう。

このように、ABCで判断分岐することが出来ましたね。

では、最後に、Switch関数をご紹介しましょう。

ExcelもAccessも条件分岐する条件が増えていくと、
当然IF関数、またはIif関数が増えていき条件式自体が煩雑になっていく傾向にあります。

Excelでは、VLOOKUP関数を使うなど煩雑化傾向を抑制させていくのですが、
Accessの場合、Switch関数を使うことで煩雑化傾向を抑制することが出来ます。

金額が15万以上なら”A”。10万以上なら”B”。
それ以外は”C”という先ほどの条件をSwitch関数で表現してみましょう。

判定フィールドには、
判定: Switch([金額の合計]>=150000,"A",[金額の合計]>=100000,"B",True,"C")
と設定したら、データシートビューで確認してみましょう。

このように、Switch関数を使うと、
Iif関数をネスト構造にしなくてもよくなりますので、
判断分岐が増える場合には、Switch関数を使ってみるといいでしょう。

11/26/2017

今週のFacebookページの投稿 2017/11/20-2017/11/26

今週のFacebookページの投稿 2017/11/20-2017/11/26

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

11月20日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Hでポインターと移動ボタンをすぐに非表示にする。

11月21日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Uでポインターと移動ボタンを 15 秒後に非表示にする。

11月22日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Sで[すべてのスライド] ダイアログ ボックスを表示する。

11月23日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Tでコンピューターのタスク バーを表示することが出来ます。

11月24日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Shift + F10でショートカット メニューを表示する。

11月25日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Tabで現在のスライドの最初または次のハイパーリンクに移動する。

11月26日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Shift + Tabで現在のスライドの最後または前のハイパーリンクに移動する。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
https://www.facebook.com/exceltechniqueandmsoffice/

Excelのショートカット一覧はこちらで書いております。
http://yandss.p2.weblife.me/shortcutkey.html

11/24/2017

Excel。アルファベットは連続コピーできないんですか!って声があったので。【Alphabet】

Excel。アルファベットは連続コピーできないんですか!って声があったので。

<CHAR+CODE関数&ROMAN関数>

Excelのオートフィルというテクニックは、連番を振るときとか、
4月・5月と連続して入力したいときなどに、
オートフィルハンドルをドラッグするだけで入力出来ますので、
非常に便利なのですが、
アルファベットは出来ないんですね
とか
①などの○付き数字はWordの段落番号のように入力できないんですか?
なんてことを聞くので、改めてご紹介。

【アルファベットを連続コピー】

大文字のアルファベットのA~Zをオートフィル機能で連続コピーする方法ですが、
根本の問題として、文字に数値を足すことは出来ません。

しかしながら、文字には、それぞれ、
文字コード」という番号が振られていますので、
その文字コードを使うことで、連続コピーをすることが可能です。

では、A1にAと入力して、
A2をクリックしてCODE関数ダイアログボックスを表示しましょう。

CODE関数は、文字列の先頭の文字コードを算出する関数です。

文字列にはA1を設定して、OKボタンをクリックすると、
65という数値が算出されました。

この65がアルファベットの大文字のAに振られている番号ということがわかりました。
当然、BはAの次ですから+1すれば、いいわけです。

=CODE(A1)+1

と数式を修正します。

この数値を今度は、文字に変換する、CHAR関数を使っていきます。

では、改めてですが、A2の数式を削除して、
CHAR関数ダイアログボックスを表示しましょう。

数値には、CODE(A1)+1 と入力してOKボタンをクリックしましょう。

あとは、A2の数式をオートフィルで連続コピーすれば完成ですね。

A2の数式は、
=CHAR(CODE(A1)+1)
と簡単な数式ではありますが、自分で入力したほうが早い気もしますが…

この数式は、他の連続コピーでも使えます。
例えば、①という○付き数字。先ほどのアルファベットと同じ方法で出来ます。

ただし、○付き数値は、⑳までしかありませんので使用する時には⑳以内に収まるケースで無いといけませんので、注意が必要ですね。

【ローマ数字を連続コピー】

ⅠやⅡといったローマ数字も連続コピーする方法は、先ほどの数式
=CHAR(CODE(A1)+1)
で求める事は出来るのですが、Ⅹまでしかありません。

では、11以降は出来ないのでしょうか?

実は、ローマ数字は、ROMAN関数を使って数値を変換する方法があります。

最初に、1~の連番を作ります。
3999と4000がある意味はあとで、わかりますので、
E1をクリックして手入力でROMAN関数を入力していきます。

手入力した意味は、書式を設定することが出来るからです。
今回は、0-古典という通常のものを使っていきます。

E1の数式は、
=ROMAN(D1,0)

この数式はE22までオートフィルでコピーしてみましょう。

先ほどのⅩよりも大きい数値もローマ数字で連続コピーをすることが出来ました。

ただし、3999までは表示してくれますが、
4000は桁あふれをするためか、エラーになってしまいますので、
3999までが可能なようです。

なお、書式を簡略化してもエラーになります。

このように、簡単そうなものでも、
意外とテクニックが必要な場合もありますので、
Excelのテクニックの種類を日々増やしていくといいかもしれませんね。

11/23/2017

Excel関数一覧表にアイテムを追加しました。【function:2017/11/23】

Excel関数一覧表にアイテムを追加しました。【function:2017/11/23】

<Excel関数一覧>

「Excelテクニック and MS-Office recommended by PC training」の目次サイト
「Officeソフトのスキルアップサイト」のExcel関数一覧表に次のアイテムを追加しました。

BETADIST ベータディスト
ベータ分布の累積確率を算出

BETA.DIST ベータ・ディスト
ベータ分布の累積確率を算出 Excel2010以降

BETAINV ベータインバース
累積確率からベータ分布の値を逆算する

BETA.INV ベータ・インバース
累積確率からベータ分布の値を逆算する Excel2010以降

EXPONDIST エクスポンディスト
指数分布の確率密度関数と累積分布関数を計算する

EXPON.DIST エクスポン・ディスト
指数分布の確率密度関数と累積分布関数を計算する Excel2010以降

LOGINV ログインバース
累積確率から対数正規分布を算出

LOGNORMDIST ログノーマルディスト
対数正規分布の累積確率を算出

LOGNORM.DIST ログノーマル・ディスト
対数正規分布の累積確率か確率密度を算出

LOGNORM.INV ログノーマル・インバース
累積確率から対数正規分布を算出 Excel2010以降

今回は統計関係の関数を10個追加しました。

Officeソフトのスキルアップサイト
https://sites.google.com/view/infoyandss/ホーム

11/21/2017

Excel。事務職のデータ分析その13。回帰分析の結果を使って適正値を求めよう【regression analysis】

Excel。事務職のデータ分析その13。回帰分析の結果を使って適正値を求めよう

<回帰分析を使った表>

次の表を使って、

分析ツールをアドインして、回帰分析を算出してみると、

y = -1.4641x + 184.76
ということがわかりました。

売上個数=-1.4641×販売金額 + 184.76を表している数式ですね。

ということを以前ご紹介させていただきました。

グラフでも確認しておきましょう。

そこで、折角、回帰分析を算出してみたので、
この数値を使ってシミュレーション(最適化)して、
価格をいくらにすると、売上個数はどのぐらいになるのか?確認してみましょう。

利益=(販売金額-仕入金額)×売上個数

という計算式を使って、利益を求めていきましょう。

F4の粗利は、販売金額-仕入金額で算出できますよね。

なので、数式は、=F1-F2
F5の利益は、売上個数×粗利で算出できますので、
=F3*F4

当然、金額を倍にしたら、粗利があがるので、
利益もUPということに、数式上はなりますよね。

しかし、これはおかしいですよね。

販売金額をUPしたら、売りにくくなる可能性がありますよね。

販売金額が変わったら、売上個数が変化するということが、
この数式では反映されていません。

ここで登場するのが、回帰分析で登場した、数式。
y = -1.4641x + 184.76
なのです。

詳しく書きなおすと、
売上個数=-1.4641×販売金額 + 184.76

では、表を下記のように修正してみます。

G8には、係数である、-1.4641を入力します。
G9には、切片である、184.76を入力します。

G3の売上個数を修正しますので、
=G8*G1+G9
という数式を設定します。

今回は、個数なので、小数点はありえませんので、
INT関数を使って小数点を切り捨てるようにしますので、最終的な数式は、

=INT(G8*G1+G9)

すると、売上個数は38となりました。

F1とG1を200に変更してみましょう。

F列は、売上個数が販売金額で変化することを考慮していません。
なので、利益がUPするようになっていましたが、
G列は売上個数が販売金額で変化することを考慮する、
回帰分析の数値を使っていますが、
なんと、-109。つまり全く売れないという結果の数値が算出されました。

では、F1とG1を逆に90にしてみましょう。

回帰分析の数値を使わないと、利益は下がると算出されておりますが、
回帰分析の数値を使った数式にした事により、なんと、販売金額を下げたらば、
売上個数がUPして、最終的には、利益もUPしていますよね。

簡単な数式ではありますが、
回帰分析を今後加えた資料を誰もが作る必要性が高まってくるのではないでしょうか?

このあとは、90に下げたら利益がUP。

改善される予想が出ていますが、
89にしたら、85にしたら…と適正な販売金額【最適化】を探していくわけですね。

11/20/2017

Officeソフトのスキルアップに追加しました。2017/11/20

Officeソフトのスキルアップに追加しました。

<目次サイト>

このBLOGの記事を、
目次サイトの【Officeソフトのスキルアップ】に追加しました。

【Excel】

VLOOKUP関数の抽出する列が離れた位置に複数ある時のテクニック
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/12/excelvlookup.html

オリジナルで連続コピーできる、ユーザー設定リストをアレンジしてみよう
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/12/excelsort.html

区分と区分ごとの通し番号で構成されたコードを作りたい。
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/12/excelcountif.html

目標金額までの積立金額を求めるPMT関数
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/12/excelpmt.html

【Access】


テーブル。郵便番号を入力したら都道府県や市区町村を自動入力させる。
https://infoyandssblog.blogspot.jp/2016/12/access.html

11/19/2017

今週のFacebookページの投稿 2017/11/13-2017/11/19

今週のFacebookページの投稿 2017/11/13-2017/11/19

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

11月13日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Tでリハーサル時に新しいタイミングを設定する。

11月14日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Rでスライドのナレーションとタイミングを記録し直すことができます。

11月15日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Pでポインターをペンに変更する。

11月16日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Aでポインターを矢印ポインターに変更する。

11月17日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Iで蛍光ペンを表示します。

11月18日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Lでレーザーポインターを表示します。

11月19日
PowerPointショートカット。プレゼン。
Ctrl + Eでポインターを消しゴムに変更することができます。

Excelテクニック and  MS-Office recommended by PC training
https://www.facebook.com/exceltechniqueandmsoffice/

Excelのショートカット一覧はこちらで書いております。
http://yandss.p2.weblife.me/shortcutkey.html

11/18/2017

Excel。マクロ017。条件分岐 If Then ElseIf Then End If

Excel。マクロ017。条件分岐 「If Then ElseIf Then End If」

<VBA>

事務職でも、少しExcel VBAを知っていると、
確かに作業効率は改善されるようですが、
難しいと感じている人も多いようです。

とはいえ、少しずつでいいので、慣れていくといいですね。

今回は、条件分岐処理のIf Then ElseIf Then End If
をご紹介していきます。

If Then ElseIf Then End Ifは、Exceでいうと、IF+IF関数と同じですね。
ABCの三分岐処理を行うのと同じイメージですね。

ステートメントとしては、
If 条件式1 Then
 処理内容1
ElseIf 条件式2 Then
処理内容2
ElseIf 条件式3 Then
処理内容3
Else
処理内容4
End If
です。

では、次の表を使って

売上金額が20万以上なら赤色で塗りつぶし、
10万以上なら青色で塗りつぶし、8万以上なら黄色で塗りつぶし、
それ以外なら、塗りつぶさない。

というマクロVBAを作っていきましょう。

Sub 条件分岐04()
    Dim i As Long
    For i = 2 To 18
        If Cells(i, "G").Value >= 200000 Then
         Cells(i, "G").Interior.Color = vbRed
        ElseIf Cells(i, "G").Value >= 100000 Then
         Cells(i, "G").Interior.Color = vbBlue
        ElseIf Cells(i, "G").Value >= 80000 Then
         Cells(i, "G").Interior.Color = vbYellow
        Else
         Cells(i, "G").Interior.Color = xlNone
        End If
    Next
End Sub

実行してみましょう。

では、少しずつ説明をしていきます。

変数iを使って、2行目から18行目までを繰り返して処理をさせるのが、
    Dim i As Long
    For i = 2 To 18~Next
ですね。

そして、For To Nextの中身のIf~EndIfまでが、
判定させている処理にあたります。

If Cells(i, "G").Value >= 200000 Then は、
20万以上だったら?という意味になりますね。

Cells(i, "G")ですが、Cells(i, 7)というように列数にしなくても、
直接”G”列と入力してもOKなんですね。

当然ですが、列数が多いデータの場合、
AZは何列目だ?なんて数えなくてもいいわけですね。

Cells(i, "G").Interior.Color = vbRed は、
セルの色を赤色で塗りつぶすという処理をさせていますね。

そして、このあとが20万以上でない場合は、
別の処理をするのではなくて、もう一つ質問をしていくわけですね。

ElseIf Cells(i, "G").Value >= 100000 Then 
ExcelのIF+IF関数のネストならば、IFでいいのですが、
マクロVBAでは、ElseIfという形になるので、注意が必要ですね。

あと処理を繰り返していきます。

条件式の最後は、
ElseIfではなくて、Elseになりますので、注意しましょう。
Cells(i, "G").Interior.Color = xlNone

xlNoneは、塗りつぶしなしを意味しています。

ExcelのIF+IF関数のネストでは、条件分岐の数が増加すると、
数式が煩雑になる傾向にありますが、

マクロVBAのIf Then ElseIf Then End Ifは、
縦に構文を作っていく事もあって、比較的わかりやすくなりますし、
条件を増減させる場合も、効率がよくなります。

また、今回のように、書式関係ですと、
Excelでは条件付き書式を使って設定していきますが、
条件数が増えてしまうと、設定も面倒ですし、
ファイルサイズも増えてしまうので、
If Then ElseIf Then End Ifを使ってみるというのもいいかもしれませんね。

11/17/2017

Excel関数一覧表にアイテムを追加しました。【function:2017/11/17】

Excel関数一覧表にアイテムを追加しました。【function:2017/11/17】

<Excel関数一覧>

「Excelテクニック and MS-Office recommended by PC training」の目次サイト
「Officeソフトのスキルアップサイト」のExcel関数一覧表に次のアイテムを追加しました。

GAUSS ガウス
指定した標準偏差の範囲になる確率を算出

NORMDIST ノーマルディスト
平均と標準偏差に対する正規分布の確立を算出

NORM.DIST ノーマル・ディスト
平均と標準偏差に対する正規分布の確立を算出 Excel2010以降

NORMSDIST ノーマルスタンダードディスト
標準正規分布の累積確立を算出

NORM.S.DIST ノーマル・スタンダード・ディスト
標準正規分布の累積確立を算出 Excel2010以降

NORMINV ノーマルインヴァース
累積確立から正規分布の数値を逆算する

NORM.INV ノーマル・インヴァース
累積確立から正規分布の数値を逆算する Excel2010以降

NORMSINV ノーマルスタンダードインヴァース
累積確立から標準正規の数値を逆算する

NORM.S.INV ノーマル・スタンダード・インヴァース
累積確立から標準正規の数値を逆算する Excel2010以降

POISSON ポワソン
ポワソン分布の確立を算出

POISSON.DIST ポワソン・ディスト
ポワソン分布の確立を算出 Excel2010以降

STANDARDIZE スダンダーダイズ
標準化得点を算出する

今回は統計関係の関数を12個追加しました。

Officeソフトのスキルアップサイト
https://sites.google.com/view/infoyandss/ホーム

11/15/2017

Excel。ピクチャー円グラフを作る方法をご紹介。【Pie chart】

Excel。ピクチャー円グラフを作る方法をご紹介。

<ピクチャー円グラフ>

集合縦棒グラフを使った、
ピクチャーグラフ(絵グラフ)を作ろうとした場合は、
棒グラフの塗りつぶしを、絵に置き換えてあげればいいだけなので、
それほど難易度は高くはないのですが、
集合縦棒グラフではなくて、円グラフ。

すなわち、ピクチャー円グラフを作ろうとすると、
意外と難しくなりますので、
今回は、ピクチャー円グラフの作り方をご紹介していきます。

作るのは次のようなピクチャー円グラフです。

別に円グラフの塗りつぶしを変えればいいだけじゃないの?と思われるので、
次の表を使って、円グラフで挑戦してみましょう。

B1:C5を範囲選択して、円グラフを挿入します。

それでは、円グラフを塗りつぶしていきますので、
系列 "売上高"を選択して、選択対象の書式設定をクリックしましょう。

データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されますので、
塗りつぶしての塗りつぶし(図またはテクスチャ)にチェックをいれましょう。

図の挿入のファイルをクリックして、該当する絵を選択します。

すると円グラフは…

残念ながら、希望のようなピクチャー円グラフになりませんでした。

実は、円グラフでは今回作りたい、ピクチャー円グラフは作れないのです。

では、どうやって作るのかというと、

まずは、データを次のように修正します。

B1:D5を範囲選択して、【ドーナツグラフ】を作りましょう。

そう、ドーナツグラフでないと、ピクチャー円グラフを作れないのです。

ドーナツグラフが挿入できましたら、修正していきますので、
まずは凡例を削除して、外周のドーナツグラフをクリックします。

グラフの要素が、「系列 "ダミー"」になっていることを確認したら、
グラフの種類を『円グラフ』に変更します。

なぜ円グラフにするのかというと、
ドーナツグラフでないとダミーデータのグラフができず、
このダミーデータを塗りつぶすことになります。

そして、ここがポイントなのですが、
第2軸にすることがドーナツグラフでは出来ないので、
円グラフに変える必要が発生します。

デザインタブのグラフの種類の変更を使って、円グラフに変わりました。

続いて、グラフの要素が、「系列 "ダミー"」になっていることを確認して、
選択対象の書式設定をクリックします。

データ系列の書式設定ダイアログボックスが表示されたら、
塗りつぶし(図またはテクスチャ)を選択して、

図の挿入から、塗りつぶしに使う絵を選択します。

閉じるボタンをクリックすると、グラフは次のようになりました。

残りドーナツグラフの修正に取り掛かりましょう。

グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
こちらも先程と同様に、円グラフに変更します。

グラフはこのようになってしまいますが、慌てずに、次の工程に進みます。

グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
選択対象の書式設定をクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。

系列のオプションにある、
使用する軸を『第2軸』に設定して、閉じるボタンをクリックします。

グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
塗りつぶしを「塗りつぶしなし」にします。

図形の枠線の太さをアップして、太くして、色も変更するといいでしょう。

あとは、グラフの要素が「系列 "売上高"」になっているのを確認して、
データラベルを円の外周に表示してあげれば完成ですね。

このように、ピクチャー円グラフを作るには、
ひと手間、ふた手間かかりますので、
機会がありましたら、作ってみてはいかがでしょうか