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6/12/2024

Excel。最大値と最小値を除いた平均値をLET関数で算出してみる【Excluding】

Excel。最大値と最小値を除いた平均値をLET関数で算出してみる

<SUM+MAX+MIN+COUNT関数・LET関数>

最大値と最小値を除いた平均値は、AVERAGE関数では算出することができません。


AVERAGE関数をつかわないで、平均値を算出するには、範囲の総和を範囲の総和した件数で除算すれば、算出することができます。

LET関数で算出してみる

C2:C6まで、売上金額が入力されています。


この範囲の最大値と最小値を除いた平均値を算出するために、D8に数式を設定しました。


=(SUM(C2:C6)-MAX(C2:C6)-MIN(C2:C6))/(COUNT(C2:C6)-2)


長いですが、シンプルな関数しかつかっていません。

だけど、C2:C6という範囲選択が何度も登場してきます。


数式を説明すると、

SUM(C2:C6)-MAX(C2:C6)-MIN(C2:C6)

SUM関数で、合計を算出します。

その値から、MAX関数で最大値をMIN関数で最小値を減算します。


この値を

COUNT(C2:C6)-2 の算出結果で除算します。


COUNT関数で数値の件数を算出することができます。

「-2」するのは、最大値と最小値のデータを除いた件数にする必要があるからです。


この数式で算出して、何ら問題はありません。


今回は、この数式をLET関数で、算出してみます。


LET関数は、数式内に「名前の定義」というか、「変数」を設定することができる関数です。


ただ、どのように使うのか、わかりにくい関数といわれています。


そこで、比較的わかりやすい 範囲選択 を名前に設定してみます。


D9にLET関数をつかって数式をつくります。

LET関数

=LET(rg,C2:C6,(SUM(rg)-MAX(rg)-MIN(rg))/(COUNT(rg)-2))


数式の文字数としては、差はあまりありませんが、C2:C6を何度もつかわないので、可読性は改善されています。


では、この数式の説明をします。


LET関数の最初の引数は、名前。

プログラムでいうところに変数。あるいは、名前の定義です。


今回は、範囲選択なので、Excel VBAでお馴染みのRangeの「rg」としました。


2つ目の引数は、式。

式となっていますが、数式でもいいし、範囲でも指定できます。

繰り返し設定するところを設定するといいので、「C2:C6」としました。


この名前と式を複数設定することも出来ます。


3つ目は、計算式。

SUM(rg)-MAX(rg)-MIN(rg))/(COUNT(rg)-2


C2:C6だったところが、rgという名前を設定しましたので、rgにすることで、C2:C6と入力しなくてもいいわけです。


このように、LET関数をつかうと、複雑な数式の時に、可読性の改善と、数式もコンパクトにすることができるかもしれません。

6/06/2024

Excel。全て入力されているか、手早くチェックするにはどうしたらいい【Entered】

Excel。全て入力されているか、手早くチェックするにはどうしたらいい

<IF+COUNT関数>

入力欄のすべてにデータが入力されているかをチェックしたい場合には、件数を算出する関数をつかいます。

IF+COUNT関数

今回のデータは、1回目から3回目の測定値が入力されている表です。


3回目まで終わっているならば、E列に○と表示させるようにしています。


まず、判断が必要になりますので、IF関数をつかいます。


そして、IF関数の論理式には、3回目、すなわち、3件データがあるかどうかを調べればいいわけです。


そこで、E2には、次の数式を設定しました。

=IF(COUNT(B2:D2)=3,"○","")

あとは、オートフィルで数式をコピーします。


件数を算出するわけですが、すべて数値なので、COUNT関数をつかっています。


もし、文字列とか、数値や文字列が混在している場合にはCOUNTA関数をつかいます。

=IF(COUNTA(B2:D2)=3,"○","")


その結果が3と等しいか判断させればいいというわけです。


条件付きの件数なので、COUNTIF関数やCOUNTIFS関数をつかってもいいですが、条件がシンプルなので、IF関数とCOUNT関数、あるいは、IF関数とCOUNTA関数で対応することができます。

3/12/2024

Excel。データが揃ってから、手早く平均値を算出するには、どうしたらいいの。【data is available】

Excel。データが揃ってから、手早く平均値を算出するには、どうしたらいいの。

<IF+AVERAGE+COUNT関数>

平均値を算出するならば、AVERAGE関数をつかうことで、手早く算出することができます。


ただし、平均値は、データの件数で除算する必要があります。


そこで、データの一部が揃っていないものと揃っているものではデータ数に差があるので、算出された平均値の意味は、当然変わってしまいます。

IF+AVERAGE+COUNT関数

データが揃っていない場合には、平均値を算出しないで、保留にするには、どのようにしたらいいのでしょうか。


データが揃っていないところには、数式を削除して、揃ってから、数式をコピーするというのも、面倒です。


データが全て揃っているのを確認して、揃っていたら、平均値を算出する数式に変更します。


E2の数式を次のように設定します。

=IF(COUNT(B2:D2)=3,AVERAGE(B2:D2),"データ待ち")

あとは、オートフィルで数式をコピーします。


これで、データが揃ってから平均値を算出するようにできました。


数式を確認します。

IF関数をつかって、データが揃っていない時には、「データ待ち」と表示するようにします。


IF関数の最初の引数である論理式には、

COUNT(B2:D2)=3

COUNT関数をつかって、データの件数を算出させています。

件数が3ならば、データが揃っているとわかる仕組みです。


2つ目の引数であり、真の場合は平均値を算出したいので、AVERAGE関数をつかって、平均値を算出します。


このように、データの件数を算出することで、データが全て揃っていなければ、平均値を算出しないようにできます。

7/28/2023

Excel。季節変動や採点競技でお馴染みのトリム平均を算出したい【trimmed average】

Excel。季節変動や採点競技でお馴染みのトリム平均を算出したい

<SUM+MAX+MIN+COUNT関数>

データ内から最高点と最低点を除いた平均値であるトリム平均値を算出するには、単純にAVERAGE関数では算出することはできません。


理由は簡単で、最大値と最小値を除くことができないからです。


そこで、データの総和と、その総和したデータの個数で除算した数値が平均値です。

そのデータの総和から最大値と最小値を減算してあげたものを、データの個数から「-2」した値を除算すれば、トリム平均値を算出することができるというわけです。


次のデータを使って確認しておきましょう。

トリム平均値

E1には、AVERAGE関数の数式を設定してあります。

=AVERAGE(B2:B9)


E2には、次の数式を設定することで、トリム平均値を算出しています。

=(SUM(B2:B9)-MAX(B2:B9)-MIN(B2:B9))/COUNT(B2:B9)-2


関数が多く登場してますが、いたってシンプルです。


SUM関数は総和を算出しています。

そこ値からMAX関数の最大値とMIN関数の最小値を減算します。


その値を、COUNT関数をつかって総和した件数から最大値と最小値の2件を減算した値で除算したのが、E2の算出結果である。

トリム平均値ということになります。


トリム平均値は、外れ値を除いた平均値を算出したいときにも使用する数式です。

7/07/2023

Excel。数値がすべて入力されてから平均値を算出したいけど、どうしたらいい【have everything】

Excel。数値がすべて入力されてから平均値を算出したいけど、どうしたらいい

<IF+COUNT+AVERAGE関数>

平均値を算出するには、AVERAGE関数をつかえば、手早く算出できます。


そもそも、平均値は、数値の合計値をその件数で除算した値です。


ということは、数値の件数に差があると、平均値を比べることができません。


次の表で説明します。


7行目には、AVERAGE関数で平均値を算出する数式が設定してあります。


C7も、データが3件の平均が算出してあります。


B7の平均は5件分とすべてのデータが入力してあるので、当然B7とC7を単純に比べることはできません。


そこで、すべてのデータが入力されたらば、平均値を算出するようにしたいわけです。

=IF(COUNT(B2:B6)=5,AVERAGE(B2:B6),"")

B7に次の数式を設定します。

=IF(COUNT(B2:B6)=5,AVERAGE(B2:B6),"")


C7には、オートフィルで数式をコピーします。


これで、データがすべて入力されていない場合には、平均値を算出、表示しないようにできます。


数式を確認しておきましょう。

この数式のポイントはCOUNT関数をつかっているところです。


範囲内のセルの一部が空白だったら計算しないというようなIF関数を考えがちですが、範囲の一部というどこのセルが空白なのかを調べる条件をつくるのは、大変です。


そこで、COUNT関数を組み合わせることで、手早く、データが全て入力されていなければ算出しないようにできます。


なお、対象が数値だったので、COUNT関数をつかって対応しましたが、当然文字の場合は、COUNT関数では対応できません。


COUNT関数は数値のみが、数える対象です。

6/22/2023

Excel。分析ツールの基本統計量を関数で算出してみよう。【Basic statistics】

Excel。分析ツールの基本統計量を関数で算出してみよう。

<AVERAGE・STDEV.S・SQRT・COUNT・MEDIAN・MODE.SNGL・VAR.S・KURT・SKEW・MAX・MIN・SUM関数>

アドインでデータ分析にある基本統計量をつかうことで、データのステータスを手早く確認することができます。


G列とH列に表示されているのが、C列のListeningの基本統計量です。

基本統計量

H列の基本統計量の値は、関数でも算出できるので、確認しておきましょう。

基本統計量の関数

H2の平均は、AVERAGE関数です。

=AVERAGE(C2:C11)


標準誤差は、標準偏差をデータの件数の平方根で除算した値です。

=STDEV.S(C2:C11)/SQRT(COUNT(C2:C11))

で算出することができます。


STDEV.S関数は、「S」なので、数値をサンプルとした標準偏差を算出する関数です。


SQRT関数は、平方根を算出する関数です。


COUNT関数は、数値の件数を算出関数です。


中央値は、MEDIAN関数で算出できます。

=MEDIAN(C2:C11)


最頻値は、MODE.SNGL関数で算出できます。

最頻値は、データ内で一番多く登場した数値のことですね。

=MODE.SNGL(C2:C11)


標準偏差は、先程紹介した、STDEV.S関数で算出します。

=STDEV.S(C2:C11)


標準偏差は、データが平均値からどのぐらい外れているか(散っているのか)を表します。



分散は、VAR.S関数で算出します。

=VAR.S(C2:C11)


尖度(せんど)は、KURT関数で算出できます。

=KURT(C2:C11)

尖度は、正規分布を元に上下にどの程度偏っているかを表す値です。


歪度(わいど)は、SKEW関数で算出できます。

=SKEW(C2:C11)

歪度は、正規分布を元に左右にどの程度偏っているかを表す値です。


範囲は、最大値と最小値の範囲(レンジ)です。

最大値から最小値を減算すれば算出できます。

=MAX(C2:C11)-MIN(C2:C11)


最小は、MIN関数ですね。

=MIN(C2:C11)


最大は、MAX関数ですね。

=MAX(C2:C11)


合計は、SUM関数ですね。

=SUM(C2:C11)


最後は、データの個数なので、COUNT関数です。

=COUNT(C2:C11)


このように、基本統計量は様々な関数をつかって算出しています。

算出する項目が多いため、面倒なので、分析ツールをつかえるようならば、つかったほうが、楽なような気がします。

11/26/2022

Excel。COUNT関数で数値の個数を算出することができます。【COUNT】

Excel。COUNT関数で数値の個数を算出することができます。

<関数辞典:COUNT関数>

COUNT関数

読み方: カウント  

分類: 統計 

COUNT関数


COUNT(値1,[値2],…)

数値の個数を算出する

8/09/2022

Excel。セルごとに分割された数値を合算し、その値もセルごとに分割したい【cell merging】

Excel。セルごとに分割された数値を合算し、その値もセルごとに分割したい

<CONCAT・SUM・IFERROR・MID・LEN・COUNT関数>

なんでそんなことしちゃったのという、Excelの帳票をみることがあります。


例えば、数値をセルごとに分割してある帳票。


そもそも、1500と分割しないでセル内にあれば、単純な和算で済むわけですが、セルごとに分割してあるわけですね。


このような場合、一の位で合算して、繰り上がったら…なんてやっていたら、桁数が増えたら大変というか、数式を考えるだけでも大変です。


最初にやることは、結合して1つのセルにまとめて数値にします。


A6に次の数式を作り、交通費を一つのセルにまとめます。


A6に設定した数式は、

=CONCAT(B2:G2)


同じように、A7に、宿泊費を一つのセルにまとめます。


A8には、合算値を算出したいので、A8に設定する数式は、

=SUM(A6:A7)


ところが、「0」と算出されてしまいました。

原因は、よくみると、A6とA7は、左揃えになっています。

これは文字型になっていることを表しています。


CONCAT関数は、文字結合をする関数なので、算出されたものは、文字になっていて数値ではないわけです。


そこで、A6とA7の数式のうしろに「*1」を追加します。


=CONCAT(D2:G2)*1


こうすると、文字型は文字型でも、数値文字型に変わるので、合算値を算出することができます。


あとは、どうやって、一つずつのセルに分割して表示させる数式を考えていきます。


合計のB4の数式は、

=IFERROR(MID($A$8,LEN($A$8)-COUNT(C1:$G$1),1)*1,"")


あとは、この数式をG4まで、オートフィルで数式をコピーすれば完成です。


数式が長くなったので、説明していきます。


B1:G1までの見出し行は、「十万・一万…一」と表示してますが、元は、普通の数値が入力してあって、表示形式をつかって、漢数字にしています。


別に直接、漢数字で入力しても問題はありません。


最初の「IFERROR関数」は、数値がない場合、#VALUEというエラーが発生するので、エラーならば空白にするようにしています。


MIDはセル内の文字列を指定の場所にある、指定した文字数分だけ抽出する関数です。


先程、合算値を算出したA8を指定します。

オートフィルで数式をコピーしますので、絶対参照を忘れずに設定します。


何文字目の文字なのかを指定します。

「LEN($A$8)-COUNT(C1:$G$1)」

LEN関数は、文字数を算出する関数です。これで合算値が何桁なのかを算出します。

その値から、C1:G1の数値の個数を算出した値を減算します。

桁数をずらす必要があるので、終点のみを絶対参照に設定しておきます。


今回の例としては、

LEN($A$8)は、「5」

COUNT(C1:$G$1)は、「5」

5-5=0なので、0文字目を抽出ということになるのですが、0文字目を抽出というのは、おかしいので、エラーが表示されるわけですね。


このように、ちょっと複雑な数式になっていますね。


帳票上の必要があるかもしれませんが、基本的には、数値を一つずつ、一つのセルごとに分割する場合には、アレコレ、アイディアが必要になりますね。

4/23/2022

Excel。COUNT関数は数値の件数しか算出できません。【Function:COUNT】

Excel。COUNT関数は数値の件数しか算出できません。

<COUNT関数>

オートSUMボタンにある。「数値の個数」。

COUNT関数をつかうことで、簡単に件数を算出することができるわけですが、ちょっと注意が必要なのが、数値しか数えてくれないということです。

COUNT関数

B7の数式は、

=COUNT(B2:B6)

と設定してあります。


これを、D7までオートフィルで数式をコピーしています。


B列は、数値なので、問題なく算出できますが、C列は、文字なので、数えることができないので「0(ゼロ)」と算出されます。


D列は、日付ですが、Excelでは、シリアル値という「数値」で管理しているので、件数を算出することができます。


このように、オートSUMボタンの「数値の個数」は、数値のみが対象ですので、注意しましょう。


では、COUNT関数の基本情報を確認しておきましょう。

COUNT関数の読み方は「カウント」です。

所属は、「統計」です。

COUNT関数の引数は、

COUNT(値1,[値2],…)

2/16/2021

Excel。日付が入力されているセルがいくつあるのか、算出するにはどうしたらいいの?【COUNT】

Excel。日付が入力されているセルがいくつあるのか、算出するにはどうしたらいいの?

<COUNT関数・COUNTIF関数>

簡単に処理できると思っていたら、意外とできなくて困るケースがExcelには、ちょこちょこあります。


例えば、次のような提出状況を確認する表があります。


やりたいことは、C列の提出日に日付が入力されている件数をF1に算出したいのと、まだ日付が入力されていない件数も算出したいわけです。


実は、簡単に算出することができるのですが、難しく考えてしまう人が多いようです。


難しく考えてしまう人は、「どうやったら日付を数えることができるのか?」と悩んでしまうようです。

今回のデータのように、2021年1月に収まっていれば、2021年1月だったらと考えるようです。

しかしながら、実際は、COUNTIF関数とかCOUNTIFS関数などはつかいません。

COUNTA関数でもありませんね。

COUNTA関数は、セル内にデータがあれば、カウントしてしまいます。


考え方としてですが、Excelでは、どうやって日付になっているのかを、思い浮かべれば、どの関数を使えばいいのか、見えてくると思います。


そう、日付は、シリアル値をつかっていて、表示形式をつかって、日付で表示しているだけです。


つまり、数値な訳です。


C列の表示形式を標準に変えてみます。


こうなれば、F1で使用する関数を見つけることができたはずです。

数値を数える関数である、「COUNT関数」でF1の件数を算出することができます。

オートSUMボタンの、「数値の個数」を使ってもOKですね。


F1の数式は、

=COUNT(C2:C11)


ここのポイントは、日付は数値と気づけるかどうかですね。


次は未提出の件数を数えます。


COUNTA関数をつかって、全体の件数を算出して、先程算出した、提出済みの件数を減算すれば、算出できますが、列の中から、文字が入力されているセルの件数はどのようにしたら、いいのでしょうか?


例えば、すべて「未提出」という文字で統一していれば、COUNTIF関数をつかって、条件を「未提出」とすればいいわけですが、今回の表は「今週中」や「来月予定」というように、備考のような使い方をされています。


本来ならば、このような使い方はよくないわけですね。

できれば、備考の列をつくって、そちらに入力してほしいわけです。


着目するポイントは、「文字が色々入力されている」ということです。

それと、数値は数えたくないわけです。


それを踏まえた数式をF2に作っていきます。


使う関数は、「COUNTIF関数」です。


F2をクリックして、COUNTIF関数ダイアログボックスを表示します。


範囲には、C2:C11 と設定します。

検索条件には、「”*”」(アスタリスクをダブルコーテーションで挟みます)。


こうすることで、「文字が色々入力されている」という条件になります。


ダブルコーテーションで、ワイルドカードの「*」(アスタリスク)をつかうことで、数値は除外されます。

あとは、OKボタンをクリックします。


意外と現場で使っている資料には、件数を算出するものが結構あるようです。

Excelには、ケースバイケースに対応するように様々な数える関数がありますので、色々確認してみるといいかもしれませんね。

6/24/2020

Excel。標本データ数が少ない場合は、t分布(スチューデントのt分布)を利用します。【Student's "t "distribution】

Excel。標本データ数が少ない場合は、t分布(スチューデントのt分布)を利用します。

<COUNT・AVERAGE・STDEV.S・T.INV.2T・SQRT関数>

データがどのようになっているのか確認したくても、母集団の標準偏差がわからない。

さらに、サンプルデータの件数も少ない場合は、「t分布」を利用して推測することができます。
t分布は、スチューデントのt分布の略称ですね。

次のデータを使って必要な値を算出してみましょう。
 
最初は、標本数を算出します。

データ件数を算出しますので、COUNT関数をつかいます。

E2の数式は、
=COUNT(B2:B11)
算出結果は、10

標本平均ですが、これは、お馴染みAVERAGE関数で算出しますので、
E3の数式は、
=AVERAGE(B2:B11)
算出結果は、141.9

標本標準偏差を算出するには、STDEV.S関数で算出することができます。

今回は、サンプルデータが少ないことと、母集団の標準偏差がわからないため、STDEV.S関数を使います。

E4の数式は、
=STDEV.S(B2:B11)
関数自体は馴染みが薄いのですが、範囲選択を設定するだけで、簡単に算出することができます。

STDEV.S関数とSTDEV.P関数がありますが、SはSamle=標本の頭文字で、PはPopulation=母集団を意味しています。

今回はサンプルデータの標本から算出させるので、STDEV.S関数をつかって算出させます。

算出結果は、34.13518875
 
これで、境界値である、t値を算出するための数値を算出することができました。

今回は、信頼度を95%とします。

自由度のE7は、
=E2-1
という数式を設定しています。

自由度は、独立して自由に選べる数値の数です。

t分布の場合は、標本数-1が自由度になります。算出結果は9ですね。

境界値(t値)を算出していきます。

t値も関数で簡単に算出することができます。

使う関数は、T.INV.2T関数です。

T.INV.2T関数は、t分布の両側の累積確率からt値を算出することができる関数です。

E8の数式は、
=T.INV.2T(1-E6,E7)
1-E6の引数である確率は、100%-95%で5%をつかいます。

算出された結果は、2.262157163
 
境界値(t値)まで算出できたので、上限信頼限界と下限信頼限界を算出しておきましょう。

上限信頼限界と下限信頼限界は、公式があります。

上限信頼限界は、
標本平均+t値×標準偏差÷√標本数
下限信頼限界は、
標本平均-t値×標準偏差÷√標本数

この公式にのっとって、計算式を設定していきましょう。

なお、√(ルート)は、SQRT関数で算出することができます。

よって、上限信頼限界のE9には、
=$E$3+$E$8*$E$4/SQRT(E2)
オートフィルで数式をコピーして、下限信頼限界の計算式を作るため、絶対参照を使っています。

下限信頼限界のE10には、
=$E$3-$E$8*$E$4/SQRT(E3)
という計算式を設定します。
 
計算式から、上限信頼限界は、
166.318843
下限信頼限界は、
135.417629
と算出することができました。

このことから、母平均の区間指定結果は、信頼度95%とした場合。

135.417629≦μ≦166.318843
ということがわかりました。

なので、4/17の204は、外れすぎというところでしょうか。

このようなことが、関数をつかうことで、比較的簡単に算出することができます。

9/28/2019

Excel。初心者さんの落とし穴。COUNTA関数は、数式の結果が空白だと数えちゃう。【COUNT】

Excel。初心者さんの落とし穴。COUNTA関数は、数式の結果が空白だと数えちゃう。

<COUNT関数・COUNTA関数>

件数を算出する関数には、COUNT○○関数という、様々な関数が用意されています。

基本的には、どの件数を算出する関数も、わかりにくいことはないのですが、意外と落とし穴があるというか、気を付けないといけない関数があります。

それが、COUNTA関数です。

落とし穴を確認する前に、基本中の基本である、COUNT関数から確認しておきましょう。
次のような表があります。

B5には、何名いるのか確認したので、
=COUNT(B2:B4)
という数式を設定して算出しています。

COUNT関数は、オートSUMボタンにある、数値の個数を使うとCOUNT関数で算出します。

このCOUNT関数は、「範囲内の、数値が含まれるセルの個数を返します。」ということなので、数値の個数を算出する関数です。

よって、A2:A4を範囲選択してしまうと、件数は、0(ゼロ)を算出することになります。
なぜ、0(ゼロ)なのかというと、数値ではなくて文字だからです。

さて、事前に確認しておきますが、C2:C4には、得点が80点以上だったら○、そうでなければ空白を判断させるようにIF関数を使って算出しています。

C2の数式は、
=IF(B2>=80,"○","")
この数式はオートフィルを使って数式をコピーしています。

結果C4以外は80点以上なので、○が表示されています。

それでは、C7に80点以上の件数を算出したいので、COUNTIF関数で算出してもいいのですが、今回は、【落とし穴】を紹介したいので、C列の○の数を数えることで、80点以上の件数がわかるはずです。

そこで、先程は、数値を数える関数であるCOUNT関数をしようしましたが、今回は、空白でないセルの個数を数える、COUNTA関数を使うことで算出できるはずです。

C7をクリックして、COUNTA関数の数式を作成します。
=COUNTA(C2:C4)

算出した結果を確認すると「3」。おかしいですよね。範囲内の、空白でないセルの個数を返すはずです。「2」ではなく「3」と算出されています。

ここに、COUNTA関数の落とし穴があるのです。

市販のテキストなどにも、空白でないセルということを書いています。
間違えではないのですが、今回のような『数式の結果、空白の場合』は、数える対象になってしまいます。
イメージとしては、『空白という文字』が設定されている感じです。

なので、C4のIF関数を削除してみましょう。

数式を削除したことで、セルは空白になり、C7の結果は、「2」と変わったことが確認できます。

このように、日常的に使う関数でも、落とし穴があったりしますので、注意する必要があります。

また、このようなことから、ケースによって、使う関数が異なってくるわけです。

本来ならば、80点以上の件数を数えたいので、COUNTIF関数を使うといいですし、空白を数えたい場合は、COUNTBLANK関数が用意されていますので、ケースバイケースで関数を使っていくといいですね。

7/11/2019

Excel関数辞典 VOL.14。COUNT関数~COUNTIFS関数

Excel関数辞典 VOL.14。COUNT関数~COUNTIFS関数

<Excel関数>

今回は、COUNT関数~COUNTIFS関数までをご紹介しております。
今回は、お馴染みの、数える関数ばかりですね。


COUNT関数
カウント
数値の個数を算出
COUNT(値1,値2…)

COUNTA関数
カウントエー
空白セル以外の件数を算出
COUNTA(値1,値2…)

COUNTBLANK関数
カウントブランク
空白セルの件数を算出
COUNTBLANK(範囲)

COUNTIF関数
カウントイフ
1つの条件を満たす件数を算出
COUNTIF(範囲,検索条件)

COUNTIFS関数
カウントイフズ
複数の条件を満たす件数を算出
COUNTIFS(検索範囲1,検索条件1,検索範囲2,検索条件2…)

YandSシステムズのExcel関数一覧表
https://sites.google.com/view/yandsssystems/function?authuser=0

5/19/2019

Excel。今再びの関数基本。数える関数全員集合!COUNT関数~AGGREGATE関数【COUNT】

Excel。今再びの関数基本。数える関数全員集合!COUNT関数~AGGREGATE関数

<COUNT関数~AGGREGATE関数>

現場でお馴染みの数える関数ですが、色々ありまして、まとめて一度確認しておきましょう。
次のような表があります。

【数値を数えるならCOUNT関数】

参加人数などを数えたい場合、もしNoなどの数値の列があれば、とても簡単に算出することができるのが、COUNT関数です。

C9に算出してみましょう。オートSUMボタンの▼をクリックして、数値の個数を選び範囲選択して確定させます。

ココでポイントになるのは、A列のように数値でなければなりません。

今回は、A2:A7を範囲選択します。

C9の数式は、
=COUNT(A2:A7)
とても簡単に算出することができますが、問題なのは、「数値の個数」であること。
つまり、B列のように『文字』は数えてくれないわけです。

【空白以外を数えるのがCOUNTA関数】

B列のような文字も数えたい場合は、COUNTA関数を使います。COUNTA関数は、文字も数値も対象になります。

テキストなどには、空白以外が対象になるように書かれているものが多いですが、計算式の算出結果が空白の場合は、数える対象になってしまいます。

C10に算出していきます。
COUNT関数と同じように、途中まで作っていきます。

残念ながら、0件と算出されました。

数式は、
=COUNT(B2:B7)
と出来上がっていますので、「T」と「(」の間に「A」と入力すればCOUNTA関数に変わり算出することができます。

C10の数式は、
=COUNTA(B2:B7)
これで、算出することができました。

【条件が一つの場合はCOUNTIF関数】

得点が80点以上の件数を知りたい場合は、COUNT関数やCOUNTA関数では対応することができません。

そこで条件付きで対応している関数が、COUNTIF関数とCOUNTIFS関数です。

今回は、80点以上と条件が一つだけ(単数条件)なので、COUNTIF関数を使います。

慣れれば、手入力で数式を作るのが楽なのですが、まだExcelの手入力になれていない人は、ダイアログボックスで作っていくといいでしょう。

C11をクリックして、COUNTIF関数ダイアログボックスを表示しましょう。

範囲には、次の検索条件が含まれている範囲なので、C列の得点である、C2:C7を設定します。

検索条件ですが、80点以上なので、「”>=80”」と入力します。比較演算子と数値を合わせて使うときには、「””(ダブルコーテーション)」が必要になります。

なお、比較演算子とセル番地を使うときには、「”>=”&セル番地」(例:”>=”&C3)という表示の仕方になります。

あとは、OKボタンをクリックして数式は完成です。

直接でなくても、80点以上の件数を数える方法はあります。

たとえば、E列の80点以上という列のように該当するデータをわかるようにしておいて、その結果の数を数えることでも求めることができます。

今回、E2には、
=IF(C2>=80,"○","")
というIF関数を使って、80点以上なら○。そうでなければ、空白。という数式を作っています。

なので、○の個数で何名該当しているかがわかるわけです。

そこで、空白以外ということで、COUNTA関数を使ってみると、どういう結果が算出されるのでしょうか?

結果は、6。

なんと空白も数えてしまっています。確認できたように、COUNTA関数は、数式を使って算出された結果の『空白』も数えてします。

このような場合にも、COUNTIF関数をつかって、「○」を数えるようにすればいいわけです。

【複数条件は、COUNTIFS関数】

条件が複数になった場合は、複数形ではありませんが、IFにSをつけた、COUNTIFS関数を使うことで算出することができます。

今回は、80点以上で、セミナー参加希望の件数を求めていきます。

C13に結果を出しますので、COUNTIFS関数ダイアログボックスを表示しましょう。

検索条件範囲1には、得点のC2:C7
検索条件1には、80点以上ということで、”>=80”
検索条件範囲2には、セミナー希望のD列で、D2:D7
検索条件2には、”○”と入力します。

数式はというと、
=COUNTIFS(C2:C7,">=80",D2:D7,"○")

【空白を数えるのは、COUNTBLANK関数】

COUNTIF関数で検索条件を「””(空白)」で設定しても空白セルを数えることはできますが、空白セルを数える専用の関数があります。

それが、COUNTBLANK関数。

このCOUNTBLANK関数は、引数に範囲を設定するだけで、空白を数えてくれますので、COUNTIF関数よりも簡単に空白を数えることができますし、計算結果が空白だったものも、空白として数えてくれます。

C14の数式は、
=COUNTBLANK(D2:D7)

【非表示に対応するにはSUBTOTAL関数・AGGREGATE関数】

行が非表示になると、COUNT系の関数では、対応されません。

非表示になった行を除いて算出させるには、SUBTOTAL関数・AGGREGATE関数を使う必要があります。

SUBTOTAL関数・AGGREGATE関数ともに、手入力することをお勧めします。

SUBTOTAL関数。

手入力していくと、入力補助が出てきますので、今回は、2がCOUNTとなっていますので、選択したくなりますが、非表示に対応しておりませんので、102のCOUNTを選択するようにします。100番台は、非表示に対応してくれます。

C15の数式は、
=SUBTOTAL(102,A2:A7)
AGGREGATE関数。

最初の入力補助は、集計方法。今回は2番のCOUNTを選択します。
オプションですが、今回は、単純に非表示の行に対応する、5番を採用します。

C16の数式は、
=AGGREGATE(2,5,A2:A7)

では、非表示にしてみましょう。

非表示に合わせて、対応してくれましたね。

このように、数えるだけでも様々な関数がありますので、現場に沿った関数を見つけられるといいですね。

12/01/2018

Excel。データ分析32。相関関係で値そのものが使えないときは、スピアマンの順位相関で確認【rank correlation】

Excel。データ分析32。相関関係で値そのものが使えないときは、スピアマンの順位相関で確認

<スピアマンの順位相関:SUM関数・COUNT関数>

いつものように会議資料を作っているだけでは、事務職のスキルも錆びつきかねません。

そこでデータ分析を通して、いつも作っている会議資料に少し数値を加えるだけで、さらに使える資料に生まれ変わることできますので、少しずつ、こんなことができるんだと知っていくことは大切なのかもしれませんね。

さて、次の表があります。

売上高と来店客数との間に関係性があるのか?ないのか?を確認する相関係数。

相関係数を求める今回の場合は、売上高と来店客数の数値は、
それぞれ、値そのものを比較することができます。

しかしながら、次の表の場合は、どうでしょうか?

人気順位と売上順位との間の相関係数を求めたくても、値そのものを比較することはできません。

相関係数を算出する、CORREL関数やPEARSON関数で算出することはできません。

そこで、順位を表す値、つまり値そのものが使えないときに、登場するのが、【スピアマンの順位相関】なのです。

このスピアマンの順位相関を直接的に算出する関数があるわけではないので、自分で算出させる必要があります。

スピアマンの順位相関の算出方法は、
対応する数値通しを減算して、その差の2乗を算出します。

算出した値の合計を算出します。

そして、次の公式に当てはめます。

1-6×合計÷(該当件数×(該当件数の2乗-1))

で、算出することができますので、早速、スピアマンの順位相関を算出していきましょう。

E列に、(人気順位-売上順位)の2乗を計算させますので、
E2の数式は、
=(A2-D2)^2
算出した合計を算出します。

E7の数式は、
=SUM(E2:E6)

そして、件数ですが、今回は、人気順位の数値を使いますので、COUNT関数で十分ですね。

E8の数式は、
=COUNT(A2:A6)

ここまで、CORREL関数やPEARSON関数なんて日ごろ見慣れない関数すら登場していませんね。

最後は、これら算出した結果を使って、スピアマンの順位相関を算出してきます。

E9の数式は、
1-6×合計÷(該当件数×(該当件数の2乗-1))
の公式に当てはめればいいので、
=1-6*E7/(E8*(E8^2)-1)

これで、スピアマンの順位相関を算出することができました。

結果をみると…正の相関があるかどうかは、いえない感じですね…

人気の高い商品が売上高も高いとは言い切れないということが、わかったというところでしょうかね。

順位相関も相関係数と同じで、
1に近くなれば、「正の相関」
0に近くなれば、「無相関」
-1に近くなれば、「負の相関」
という意味になります。

このように、日常的に使う関数と四則演算だけで、このような数値を算出することもできますので、色々、幅を広げていくといいのかもしれませんね。