8/29/2017

Excel。一文字ずつをセルごとに表示するにはどうしたいいの?【MID+COLUMN】

Excel。一文字ずつをセルごとに表示するにはどうしたいいの?

<MID+COLUMN関数>

【一文字ずつをセルごとに表示】

わざわざ、こんなことしなくても…と思いつつも、
困っているので解決してあげるコトって結構あるのですが、
今回の、文字を一セルずつに表示する方法もその中の一つでして、
出来そうで、わかりにくいので、

今回は、一文字ずつをセルごとに表示する方法をご紹介していきます。

まずは完成形ですが、次のようにしたいわけですね。

A1に、文字をいれたら、
D1:N1のセル一つずつに一文字ずつ表示したいということなんですね。

考え方として、
D1には、A1の文字の一番左側の一文字を表示して、
E2には、A1の文字の左から二番目の一文字を表示するという
パターンになっていますので、それを表現するようにしていきましょう。

指定の場所の文字を表示するには、MID関数を使うのがいいですね。

そして、一文字ずつ、ずれる必要がある。

つまり、1→2→3と数値を変化させる必要があります。
数式を横方向にオートフィルで数式をコピーすることを考えると、
何列目かという数値を使って、一列ずつ、ずらしていけばいいわけですね。

このように何列目かを算出するには、
COLUMN関数を使えば算出できますので、
今回は、MID関数とCOLUMN関数をコラボレーションさせれば、
一文字ずつ表示することが出来そうですね。

煩雑な数式になりそうなときには、やりたいことを、バラシて、
使える関数や、Excelのテクニックを紐づけしてあげると、
煩雑な感じのする数式でも、突破口が見つかる可能性があります。

では、D1をクリックして、MID関数のダイアログボックスを表示しましょう。

文字列には、$A$1。
オートフィルで数式をコピーしますので、絶対参照を忘れずに設定しましょう。

開始位置ですが、COLUMN(A1)を設定します。
COLUMN関数をネストしていきます。
引数にA1を使っているのは、1という数値がほしいからですね。

これをA4にしてしまうと、4という数値を算出してしまうので、
使えないのでご注意ください。

文字数は、1。表示数文字数は1ですから、
これで1文字を表示することが出来ます。

あとは、OKボタンをクリックして、オートフィルで数式をコピーすれば完成ですね。

ちなみに、D1の数式は、
=MID($A$1,COLUMN(A1),1)
という数式になっています。

当然、アルファベットのお名前の人にも対応しております。

今回のように、一文字ずつをセルごとにそれぞれ表示するには、
MID+COLUMN関数のネストを使ってあげると、
比較的簡単に算出することが出来ますので、
このような升目に沿った資料や帳票を作るときには、
MID+COLUMN関数を使ってみてはいかがでしょうか。

8/28/2017

Excelのセミナーを開催します。『Excel マクロVBAの繰り返しと条件分岐構造の基本』

Excelのセミナーを開催します 開催日2017/06/04

<ご案内>

『Excel マクロVBAの繰り返しと条件分岐構造の基本』
セミナー好評つき第3弾を開催します。

このセミナーのコンセプトは、少しExcelを使っているけど、
さらにテクニックを知ることで、
通常業務での【時短】や【改善】を促す・できるような
アイディアをご紹介するセミナーです。

詳細は、下記URLからご確認ください。
YandSシステムズ
http://yandss.p2.weblife.me/Works/works.html
また、主な情報は下記に記載しておきます。

▼開催日時
2017年9月24日 日曜日
13時00分~16時00分(適時5分程度の休憩をいれます。)

▼会場
東京都新宿区歌舞伎町1-16-3 新宿スクエアビル 3階 107号室
新宿東口会議室

▼受講対象者(以下の条件すべてに該当する方)
・キーボードからアルファベットの入力が苦労なく行える方
・Excelのワークシート上でIF関数ぐらいの数式を作れる方
・Excel 2016, 2013, 2010, 2007
 いずれかのインストールされているWindowsパソコンをご持参いただける方

▼定員
8名様

▼受講料
5,000円
お支払いは、当日会場でお願いいたします。

▼講座の主な内容
~Excel マクロVBAの繰り返しと条件分岐構造の基本~

マクロVBAの最大のポイント
繰り返し処理と条件分岐構造を紹介・確認します。

なぜ、Excelの機能ではダメなのか?
なぜ、繰り返しと条件分岐構造が苦手なのか?

その基本と、現場で使えるテクニックをご紹介
条件分岐構造の使い分け
 IF THEN ENDIF をはじめとした、
 条件分岐を紹介・確認します。

FOR NEXT とOFFSET関数的思考
 繰り返しからマクロVBAを考えてみる
 DO LOOPも含めてご紹介と確認。

などを予定しております。

▼講座当日にご持参いただくもの
・Excel 2016・2013・2010・2007
 いずれかのインストールされているWindowsパソコン
・パソコンの電源アダプター
・筆記用具

▼講師
矢光 利幸(やこう としゆき)
このBLOGの著者です。

▼注意点
・Excel 2016・2013・2010・2007
 いずれかのインストールされているWindowsパソコンを、必ずご持参ください。

・この講座は、Excelを操作したことのない初心者の方を対象としておりません。
 限られた時間での講座となっておりますので、
 誠に勝手ではありますが、
 『アルファベットの入力に苦労する方』
 『ExcelのIF関数を使えないレベル方』
 の参加は、ご遠慮願えれば幸いです。
 後日開催予定のExcel入門セミナーにご参加して頂いてからご参加願えると幸いです。

・Excel マクロVBAの初心者の方を対象としておりますので、
 詳しい方は『物足りない』内容となっていますので、ご注意ください。

・授業の妨げになる行為を行う場合は、即時退出していただきます。

▼キャンセルについて
 キャンセルされる場合は、お問い合わせ後に届きます、メールアドレスに
 キャンセルのご一報をお願いいたします。

▼お申込みの流れ
1.お問い合わせのフォームに必要事項を入力後、送信してください。(仮申込です)
2.ご予約が取れたというメールを返信させていただきます。(正式申込完了)
 こちらからのメールはgmail.comドメインからお送りします。
 迷惑メールのフィルタリングを行っている方は事前に解除をお願いします。
 基本、24時間を越えても返信がない場合は、再度ご連絡ください。
3.当日会場にお越しください。

お申込みやご質問などは
下記URL先の「お問い合わせ」のフォームからお願いいたします。
YandSシステムズのお問い合わせページ
http://yandss.p2.weblife.me/contact_us.html

8/27/2017

今週のFacebookページの投稿 2017/08/21-2017/08/27

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Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

8月21日
Wordショートカット。
Ctrl + F11 キーでフィールドをロックします。

8月22日
Wordショートカット。
Ctrl + F12 キーで[開く] コマンドを選択します。

8月23日
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Ctrl + Shift + F3 キーでスパイクの内容を挿入します。

8月24日
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Ctrl + Shift + F5 キーでブックマークを編集します。

8月25日
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Ctrl + Shift + F6 キーで前のウィンドウに移動します。

8月26日
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リンクされた情報を更新します。

8月27日
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で選択範囲またはブロックを拡張します。

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8/26/2017

Access。クロス集計クエリで空白に0(ゼロ)を表示させる方法【Nz】

Access。クロス集計クエリで空白に0(ゼロ)を表示させる方法

<クロス集計クエリ0表示 Nz関数とSum関数>

前回、クロス集計クエリをクエリウィザードを使わないで
作る方法をご紹介しましたが、クロス集計クエリの結果を見た時に、
空欄が目立ってしまうことがあります。

次のようなクロス集計クエリがあります。

クロス集計クエリを作成すると、
データがないところは、当然何もされないので、
空欄で表示されるわけですね。

この空白になっているところに0(ゼロ)を表示したいわけなのですが、

Excelのピボットテーブルのように、
チェックマークを付ければ、0(ゼロ)を表示してくれるというわけには、
Accessはなっておりません。

では、0(ゼロ)を自分で入力!なんてことは当然出来ません。

ということで、演算フィールドにNz関数とSum関数を使うことで、
0(ゼロ)を表示することが出来ますので、ご紹介していきます。

さてNz関数は、Null Zeroを意味している関数です。

すなわち、
データがNull値でない場合はデータをそのまま返して、
Null値の場合はNullの代替値を返すことが出来る関数です。

今回は、代替値を0(ゼロ)を使うことで、
0(ゼロ)を表示することが出来るのです。

では、クロス集計クエリを、「デザインビュー」で表示しましょう。

演算フィールドの「金額」を修正していきます。
金額: Sum([単価]*[数量])
を次のように修正します。

合計金額: Nz(Sum([単価]*[数量]),0)

データシートビューに変えてみましょう。

このように、0(ゼロ)を表示することができましたね。

しかしながら、この0(ゼロ)を表示させることは出来たのですが、
算出されている数値も、0(ゼロ)も左揃えになってしまっていますね。

このNz関数。ヘルプをみると、
Nz ( variant [, valueifnull ] )という引数なのですが、
引数のvariantはデータ型 Variant の変数。
ということで、データ型数値になってしまうのです。

では、右揃えというか数値にするには、どうしたらいいのでしょうか?

これは、Excelでも発生するのですが、
その場合は、×1することで変えることが出来ますので、
演算フィールドにアレンジを加えてみましょう。

合計金額: Nz(Sum([単価]*[数量]),0)*1

先ほどの演算フィールドの後ろに、*1をつけてみました。

それでは、データシートビューに変えてみましょう。

0(ゼロ)も含めて、左揃えになりましたね。

このように、クロス集計クエリで空欄に0(ゼロ)を表示するには、
Nz+Sum関数のネストで対応することが出来ますので、
少し知っていると便利ですので、0(ゼロ)を表示したいときには、
是非使ってみてください。

8/23/2017

Excel。表示形式の桁区切り・通貨・会計の違いをおさらいしてみよう【Display format】

Excel。表示形式の桁区切り・通貨・会計の違いをおさらいしてみよう

<表示形式>

Excelを使っていると、
知っていると便利なんだろうなぁ~と気づかされるものの一つに
表示形式】に関するテクニックがあります。

そして表示形式の中でも、似ているけど、違いがわかりにくいと、
よく耳にするのが、今回ご紹介します。

表示形式の
「桁区切りスタイル」と「通貨スタイル」と「会計スタイル」
の3種類。

別にどれでもいいのでは?と思われるかもしれませんが、
用意されているということは、
それぞれ使用するケースがあるということなので、一度おさらいしておきましょう。

下記のような表があります。

【桁区切り】

C2:C4を範囲選択して、
ホームタブの「桁区切りスタイル」をクリックしましょう。

すると、C3の-1000のフォントが赤になりましたね。

当然、三桁区切りのカンマも設定されましたね。

では、
セルの書式設定ダイアログボックスの表示形式を表示して
どのような構造になっているのかを確認してみましょう。

セルの書式設定ダイアログボックスを表示するには、
Ctrl +1のショートカットキーが便利ですね。

ユーザー定義にすると、種類には、
#,##0;[赤]-#,##0
というのが設定されています。

これが、桁区切りスタイルの構造ですね。
;(セミコロン)が正と負の境界線になっていますので、
正の場合は、#,##0と表示されて、負の場合は、[赤]-#,##0

すなわち、赤色にマイナスを付けて表示するようになっています。
ゼロと文字は省略されていますので、標準と同じ扱いですね。

【通貨スタイル】

D2:D4を範囲選択して、通貨スタイルを設定しましょう。

数値に¥マークが付きましたね。

先ほどと同じように、表示形式のユーザー定義で確認してみましょう。

種類には、
¥#,##0;[赤]¥-#,##0
となっていますね。

先ほどの、桁区切りスタイルに、
「¥」マークが付いていますので、
「¥」マークを表示してくれるわけですね。

【会計スタイル】

では、最後に会計スタイルを確認してみましょう。

E2:E4を範囲選択して、スタイルから会計を選択しましょう。

すると、次のようになりました。

先ほどの通貨スタイルと違う点は、
「¥」マークはありますが、セルの一番左側にあってマイナスでも、
ゼロでも同じ場所にありますね。

そして、0(ゼロ)がハイフンになっています。
さらに、綺麗に揃えるために、数値のうしろに、半角のスペースがあります。

会計スタイルは、数値が大きくなっても、小さくなっても、
「¥」マークが揃っていますので、
綺麗な印象を与え、見やすいので、
用途に合わせて使い分けるといいでしょうね。

表示形式のユーザー定義で種類を確認してみましょう。

_ ¥* #,##0_ ;_ ¥* -#,##0_ ;_ ¥* "-"_ ;_ @_

というように、
それぞれ、_(アンダーバー・アンダースコアー)がついていて、
セルの内側に左右1文字分小さくして収まるようにしています。

セル内の数値がセルギリギリだと、
印刷時に文字が見切れてしまうことがあるので、それを抑制しています。

8/21/2017

今週のFacebookページの投稿 2017/08/14-2017/08/20

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8月14日
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8月15日
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8月16日
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8月17日
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Ctrl + F4 キーでウィンドウを閉じます。

8月18日
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8月19日
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8月20日
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8/20/2017

Excel。マクロ012。列を挿入して列幅を変更する方法を確認してみよう

Excel。マクロ012。列を挿入して列幅を変更する方法を確認してみよう

<VBA>

事務職でも、少しExcel VBAを知っていると、
確かに作業効率は改善されるようですが、
難しいと感じている人も多いようです。

とはいえ、少しずつでいいので、慣れていくといいですね。

ということで、
今回は、【列を挿入】と【列幅の変更】について確認してみましょう。

次の表があります。

B列とC列の間に1列挿入したいとします。

【単数列の挿入】

では、VBAを作っていきましょう。

Sub 単数列の挿入()
    Columns("c").Insert
End Sub

たったコレだけで、C列を挿入することが出来ました。
これが基本形ですね。これをアレンジしてきます。

例えば、B列とC列の間に2列挿入する場合はどうしたらいいでしょうか?
Sub 複数列の挿入()
    Columns("c:d").Insert
End Sub

このようにすれば、複数列を挿入することができます。

このように複数列でも簡単に挿入することが出来ましたね。

ところが、通常列挿入をすると、列の右側の書式にするのか、
それとも左側の書式にするのかを選択することが出来ますが、
当然、マクロVBAでも設定することが出来ます。

ではアレンジしてみましょう。

Sub 複数列の挿入()
    Columns("c:d").Insert copyorigin:=xlFormatFromRightOrBelow
End Sub

これで実行すると、次のようになります。

列の右側の書式が反映されましたね。

これは、copyorigin:=xlFormatFromRightOrBelowを使うことによって、
列の右側の書式を反省することができるのです。

列の左側を反映するならば、
copyorigin:=xlFormatFromLeftOrAbove
を使うことで設定することが出来ます。

では、挿入したのはいいのですが、
列幅を変更する場合はどうしたらいいのかを確認していきましょう。

【列幅変更】

Sub 列幅指定変更()
    Columns("c:d").ColumnWidth = 3
End Sub

.ColumnWidthプロパティを使うことで、列幅を指定することが出来ます。

このように簡単に列幅を変更することが出来ますね。

では、最後にC1にフリガナという文字を入れた後に、
列幅を変更しますが、今回は、文字幅に合わせるように列幅を変更。

つまり列の自動調整を行うようにしてみましょう。

Sub 列幅自動調整変更()
    Columns("c:d").Insert copyorigin:=xlFormatFromRightOrBelow
    Columns("c:d").ColumnWidth = 3
    Range("c1").Value = "フリガナ"
    Range("c1").EntireColumn.AutoFit
End Sub

実行すると次のようになりました。

D列は列幅3のままですが、
C列はフリガナという文字幅に合わせて自動調整されていますね。

このように列幅を自動調整したいときには、AutoFitプロパティを使います。

ちなみに、AutoFitプロパティの前の、EntireColumnプロパティは、
エンタイアカラムと読みます。

これは、対象を含む列全体を参照するプロパティです。

要するに、C1は4文字分の幅ですが、
それ以上の文字数のセルがC列にあれば、
当然文字数で自動調整するわけなので、
EntireColumnプロパティも忘れないようにしましょう。

今回は、列の挿入と列の幅の調整に関しての紹介でした。

8/17/2017

Excel。第2軸も縦棒グラフにしたい、ダブルY軸棒グラフの作り方【Bar graph】

Excel。第2軸も縦棒グラフにしたい、ダブルY軸棒グラフの作り方

<棒グラフ>

次の表があります。

このような数値に差があるデータをグラフにしてみると、

数値が小さい方は全く見えないグラフになってしまうので、
第2軸を使って、次のような複合グラフにします。

複合グラフにした場合、だいたい片方が、
第2縦軸を使った「折れ線グラフ」に変更して表現するのですが、
折れ線グラフではわかりにくい時に、
両方とも「縦棒グラフ」の複合グラフで作ってみたいと思います。

このようなグラフですね。

別に簡単でしょう?と思われるかもしれませんが、意外と難しいです。

では、早速作っていきましょう。

A1:C6を範囲選択して集合縦棒グラフを作ります。

では、来客数を第2軸にしていきますので、
書式タブの「グラフの要素」から系列 "来客数"にすると、
見えなかった来客数の棒グラフをアクティブにすることが出来ますので、

「選択対象の書式設定」をクリックして、
データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示させて、
「系列オプション」にある、使用する軸を【第2軸】にしましょう。

閉じるボタンをクリックすると、グラフはこのようになりましたね。

しかしながら、これでは重なってしまっています。

今回は並べたいわけです。

じゃあ、距離を離せばいいだろうと思うかもしれませんが、
このまま出来ないんです。

データ系列の書式設定ダイアログボックスの
「系列の重なり」を”離す”にしても、離れないんです。

理由は、第1軸と第2軸が重なってしまっている。

つまり別々のシートが重なっていているイメージなので、
動かすことが出来ないんです。

では、どのようにしたらいいのか?というと、
2つの縦棒グラフが並んでいるようにすればいいわけなので、
ダミーの透明な縦棒グラフを入れることによって、その透明なダミーの縦棒の上に、
第2軸の縦棒をのせるようにします。

ダミーデータをいれていきますので、
デザインタブの「データの選択」をクリックして、

データソースの選択ダイアログボックスを表示します。

凡例項目の追加ボタンをクリックします。

系列の編集ダイアログボックスが表示されますので、
系列名に、売上高バック
系列値に、={0}

として、OKボタンをクリックします。

これで、縦棒グラフがズレたのがわかります。

同じように、来客数バックも作ります。

系列名に、来客数バック
系列値に、={0}
として、OKボタンをクリックします。

作成した、売上高バックと来客数バックはともに、
第2軸になっていますので、売上高が主軸なので、元に戻します。

グラフの要素を「系列 "売上高バック"」にして、
選択対象の書式設定ダイアログボックスを表示して、
使用する軸を、「主軸」にします。

最後に、系列の順番を入れ替えます。

「来客数パック」を売上高の次に移動します。

あとは、凡例にある、
売上高バックと来客数バックを削除して、凡例を下に移動します。

これで、ダブルY軸縦棒グラフが完成しました。
簡単なグラフに見えますが、いろんなテクニックを使いますね。

本当に、グラフは奥が深いと痛感するグラフの一つですね。

8/14/2017

Excel。事務職のデータ分析その8。標準化してみると見えてきます【Standardization】

Excel。事務職のデータ分析その8。標準化してみると見えてきます

<標準化&STDEV.S関数&STANDARDIZE関数>

最近は、事務職でも資料作りの一環で、
データ分析系の資料作成をする人が増えてきたそうですので、
あまり馴染みがないものも少しずつ慣れていくようにしましょう。

ということで、
店舗ごとに、どのジャンルに力を入れていけばいいのか?
改善するジャンルはどれ?
ということが見えてくる【標準化】について紹介します。

このような売上表があります。

数字だけ見ると、
【コーン菓子】を全店舗で力をいれて改善する必要があるようにみえますよね。

これは、数字の大小だけをみてしまうからですが、
それぞれ、単価が違うとか、売上個数が違うとかあるわけですね。

要するに、コーン菓子とアイスとケーキは、
別な条件で販売されているということを忘れてはいけません。

では、どうしたらいいのか?というと、
すべてある基準、すなわち統計学的に見やすくしてあげればいいわけです。

それが【標準化】です。

標準化を算出するには、
「平均」と「標準偏差」を算出する必要があります。

6行目に「平均」。
7行目に「標準偏差」を算出していきます。

B6には、=AVERAGE(B2:B5)という数式を設定します。
オートフィルでD6まで数式をコピーしましょう。

続いて、B7に「標準偏差」を算出しますので、
標準偏差を算出する関数である、
STDEV.S関数】を使いますので、
STDEV.S関数ダイアログボックスを表示します。

数値1には、B2:B5を設定して、OKボタンをクリックします。

平均と同じように数式をコピーしましょう。

ここまで出来ました。

これらの数値を使って【標準化】を算出しますので、
A1:D7を範囲選択して、フレームだけ下方向にコピーします。

【標準化】を算出するには、
STANDARDIZE関数(スタンダーダイズ関数)
を使うと算出することが出来ます。

STANDARDIZE関数は、
平均と標準偏差をもとに値の変量を算出してくれる関数です。

なかなか、使う機会は少ない関数なので難しいように感じますが、
いたって簡単。

では、STANDARDIZE関数ダイアログボックスを
B11をクリックして表示しましょう。

Xには、B2を設定します。
平均には、B6を設定しますが、
このあとオーフィルで数式をコピーするので、
複合参照で行を止めておきますので、B$6

標準偏差には、B7でこちらも、複合参照にしますので、B$7

あとはOKボタンをクリックします。
出来た数式を、D14までコピーしましょう。

この値が、標準化された値です。
平均と標準偏差も先ほどと同様に算出してあげると、平均は0。

標準偏差は1と算出されます。
標準化では、
平均値を0・標準偏差を1としてデータを変換した値ということになります。

標準化する事によって、
例えば、新宿店では、ケーキの数値が悪いことがわかりますので、
改善をするのは、ケーキということがわかるのです。

売上金額だけを見ていたら、コーン菓子の数値が一番悪いので、
そこを改善対象にしていたはずですね。

このように【標準化】という方法があることを知っている、
また使った表を作成できるというのは、
今後、事務職であっても、知っておいたほうがいい事なのかもしれませんね。

8/13/2017

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8月07日
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8月08日
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