2/28/2021

Excel。セル内で改行。任意の場所で改行する方法はいろいろあります。【new line】

Excel。セル内で改行。任意の場所で改行する方法はいろいろあります。

<CHAR関数>

Excelには、セル内での改行方法は色々あります。

知っているいないで、資料を効率よく、また綺麗につくることが難しい場合もありますので、今回は、三種類の改行のやり方をご紹介していきます。


最初は、お馴染みの「セル内改行」のAlt+Enterから確認していきます。


次のように、セルの列幅から溢れてしまったときに、好きな場所で改行したい時に行うのが、「Alt + Enter」というショートカットで改行することができます。


「都」と「新」の間にカーソルを表示して、「Alt + Enter」を実行してみます。


このように、セル内で改行することができました。


なんで、Alt + Enterをするのかというと、ホームタブの「折り返して全体を表示する」をつかうと、列幅に合わせて、全体を表示してしまうので、好きな所で改行することができません。


なので、Alt + Enterでの改行が必要になります。


続いては、数式(関数)をつかった、改行を紹介していきます。


先程のAlt + Enterは、一つのセルだけならば、いいのですが、実施したいセルが複数ある場合は、何度も繰り返す必要があるので、面倒な作業となってしまいます。


例えば、次のような表。


A列の都道府県とB列の市区町村を結合したのが、D列。


ただし、D列は長くなるので、任意で改行したいというケースです。

D列の数式を確認してみます。

=A2&CHAR(10)&B2


この数式は、「&(アンパサンド)」をつかった文字結合です。


CONCAT関数をつかった、

=CONCAT(A3,CHAR(10),B3)

という数式でもOKです。


ポイントは、CHAR(10)という、CHAR関数。

この関数は、該当する番号の文字を算出してくれます。

「10」というのは、改行コードの番号なので、CHAR(10)とすることで、文字結合の途中で改行することができるというわけです。


数式なので、オートフィルで数式をコピーすれば、先程の、Alt+Enterよりも早く処理をすることができます。


なお注意が必要な点があります。


数式を確定した後、算出結果は、自動的に任意の箇所で改行されませんので、ホームタブの「折り返して全体を表示する」をクリックする必要があります。

その後場合よっては、列幅を調整する必要があります。


最後の改行のケースは、表示形式の改行です。


次のような日付と曜日が表示されいる表。


B1;D1には、表示形式のユーザー定義を、

m"月"d"日"(aaa)

と設定することで、日付と曜日が表示されるようにしています。


次のように、日付と曜日を2行で表示するようにすれば、列幅をコンパクトにすることができます。


このケースでは、先程の、CHAR(10)という関数をつかって改行することができません。

なぜならば、セル内の表示方法を変えているだけなので、数式を使ってコントロールすることはできません。
また、一文字ずつではありませんので、Alt+Enterをつかっての改行も行うことができません。


表示形式で、任意の箇所に改行をしたい時は、「Ctrl + J」というショートカットキーを入力します。Ctrl + Jは、表示形式内での改行を行うことができます。


「(」の前に、Ctrl + J と入力して確定しましょう。


実行後、見た目に変化はありません。


ホームタブの「折り返して全体を表示」をクリックして、さらに、列幅を調整することで改行した表示にすることができます。


Excelは、改行の方法がアレコレ変わりますので、機会があるときに、覚えていくといいかもしれませんね。

2/27/2021

Excel。グラフの復習。縦棒グラフのデータラベル~一部だけ太い縦棒グラフ【graph】

Excel。グラフの復習。縦棒グラフのデータラベル~一部だけ太い縦棒グラフ

<グラフの復習>

Excelのグラフは、用途に合わせて様々なグラフを作ることができます。

今回は、グラフの復習ということ、4つをピックアップ
・Excel。縦棒グラフに予測値を計上したらデータラベルが表示できないのでどうにかしたい
・Excel。集合縦棒グラフのプロットエリアを縦方向に色分けしたい
・Excel。ツリーマップグラフのアレンジがうまく作れないということで。
・Excel。一部だけ太い縦棒グラフを描くことはできますか?


Excel。縦棒グラフに予測値を計上したらデータラベルが表示できないのでどうにかしたい

点線で表現した縦棒グラフを予測値として表示したりしますが、このグラフ。
すんなり簡単に作ることができません。

<続きはこちら>
Excel。縦棒グラフに予測値を計上したらデータラベルが表示できないのでどうにかしたい


Excel。集合縦棒グラフのプロットエリアを縦方向に色分けしたい

プロットエリアを2年ごとなどに塗り分けすることができれば、わかりやすい資料にすることができます。

<続きはこちら>
Excel。集合縦棒グラフのプロットエリアを縦方向に色分けしたい


Excel。ツリーマップグラフのアレンジがうまく作れないということで。
ツリーマップ

新しいグラフの【ツリーマップ】。
データの強弱を面(タイル)の大きさでわかるようにするというグラフなのですが、ちょっとアレンジをしようとすると、なかなかうまくいきません。

<続きはこちら>
Excel。ツリーマップグラフのアレンジがうまく作れないということで。


Excel。一部だけ太い縦棒グラフを描くことはできますか?
一部だけ太い縦棒グラフ

棒グラフを要素とかいいますので、「部分要素強調縦棒グラフ」、または、「太さが異なる縦棒グラフ」とでもいうグラフです。

<続きはこちら>
Excel。一部だけ太い縦棒グラフを描くことはできますか?

2/25/2021

Excel。VBA。読み込んだデータに001のような「0(ゼロ)」付き連番を楽してつくりたい【With zero】

Excel。VBA。読み込んだデータに001のような「0(ゼロ)」付き連番を楽してつくりたい

<Excel マクロ>

大したことない処理ほど、イチイチ設定するのは、かえって面倒に感じるものです。

まして、頻繁にその処理を行うとなると、より一層面倒に感じたりします。


例えば、次のようなデータを読み込んだとします。


B列の顧客名だけでは、管理上不便なので、A列のNOには、連番を設定したいわけです。

そして、できれば、次のような「0(ゼロ)」付の連番にしたい。


大した処理ではないんですね。

連番は、オートフィルで設定したら、表示形式のユーザー定義で、ゼロ付数値に表示するようにすればいいわけですね。


だけど、これが、マクロをつくることで、すぐに設定できるならば、楽になります。


では、どのようにしたら、ゼロ付数値の連番を設定することができるのでしょうか?


Excel VBAのプログラム文をつくってみましょう。

Sub zero連番()

    Dim i As Long

    Dim lastrow As Long

       

    lastrow = Cells(Rows.Count, "b").End(xlUp).Row

    

    For i = 2 To lastrow

      Cells(i, "a").NumberFormat = "000"

      Cells(i, "a").Value = i - 1

    Next

End Sub


実行して、確認してみると、A列のNOにゼロ付数値の連番が作成することができました。


このプログラム文を説明していきます。


最初はお馴染み、変数の宣言です。

Dim i As Long

Dim lastrow As Long


lastrow = Cells(Rows.Count, "b").End(xlUp).Row

B列のデータの最終行番号を取得するための行ですね。

lastrowという変数に代入させています。


そして、連番を設定するので、繰り返し処理を作っていきます。

それが、For i = 2 To lastrow ~Next です。


データそのものは、2行目から始まっているので、「2」から開始させています。


そして、

Cells(i, "a").NumberFormat = "000"

このプログラム文が、今回のポイントとなる行です。


NumberFormatプロパティをつかうことで、表示形式を設定することができるようになります。


ゼロ付数値にしたいわけですから、通常のExcelの表示形式と同じように、「000」とすることで、ゼロ付数値で表示することができるわけです。


Cells(i, "a").Value = i - 1

この行は、連番を設定するための一行です。

1からの連番にしたいので、「i-1」とした数値を代入させています。


今回は、

Cells(i, "a").NumberFormat = "000"

Cells(i, "a").Value = i - 1

という順番でしたが、逆にしても、ゼロ付数値で連番を設定することができます。


なお、ゼロ付数値にしない場合には、

Cells(i, "a").Value = i – 1

でOKです。


NumberFormatプロパティは、データを読み込むプログラム文に組み込んで使うことで、データを読み込んだ後の表示形式の設定をしないで済みます。

使ってみると結構便利なプロパティではないかと思います。


現在使用しているプログラムに組み込んでみると、作業効率化より改善できるかもしれませんね。

2/24/2021

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました。2020/2/24【Technique】

Excel Technique_BLOG Categoryに「変動率グラフ」などを追加しました。

<目次サイト>

このBLOGの記事を、カテゴリー分けにした【Excel Technique_BLOG Category】に追加しました。


Excel。変動率を比べるグラフを作るには、対数目盛を使うのがGOOD!

折れ線グラフって、推移はわかるけど、

実際にどのぐらい改善されたりアップしていたりするのがわかりにくいんだよね。

とのこと。


<続きはこちら>

Excel。変動率を比べるグラフを作るには、対数目盛を使うのがGOOD!

https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/11/excelrateofchangegood.html


Excel。折れ線グラフの間を塗りつぶしたいけど、どうしたらいいの?

折れ線グラフが2本あって、その間の【差】をわかるように塗りつぶしたい


<続きはこちら>

Excel。折れ線グラフの間を塗りつぶしたいけど、どうしたらいいの?

https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/12/excelgraph.html


Excel。データの行を非表示にしても合計値が変わらないので、合致するようにしたい。

行を非表示にしても、合計値が連動して変わってほしい


<続きはこちら>

Excel。データの行を非表示にしても合計値が変わらないので、合致するようにしたい。

https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/12/excelhide.html

2/22/2021

Excel。結合したセルの値をまとめた一覧表を作りたいけど、コピペじゃ大変なんです。【Merged cells】

Excel。結合したセルの値をまとめた一覧表を作りたいけど、コピペじゃ大変なんです。

<ROW関数・IFERROR+INDEX+SMALL関数>

セルの結合は設定するのが簡単なのですが、結合したセルの値を別のセルにコピーするとか、一覧表を作る場合、意外と大変というか、困ってしまうことがあります。


例えば、次の表のような処理をする場合で、説明していきます。


A列には、セル結合された担当者名が入力されています。

入力規則のリストなどで使うために、D列のように担当者一覧を作りたいとします。


今回は、4名なので、コピー&ペーストでも、どうにかなりますが、件数が多かったらコピー&ペーストでは大変です。


D2に「=A2」というセル参照を設定して、オートフィルで数式をコピーしても、できませんよね。


Excel VBAでマクロをつくってもいいのですが、マクロを作成すること自体も面倒です。


今回のような、結合セルの値から、一覧表をつくるには、ちょっとした関数を組み合わせれば、可能になります。

では、早速作っていきましょう。


C2に、次の数式を設定して、オートフィルで数式をコピーします。


=IF(A2<>"",ROW(A1),"")

このように、算出されます。


数式の説明をします。


縦方向にセルが結合されている場合、結合されている一番上のセルに値が設定されいます。

値が入っているか、どうかを判断したいので、IF関数を使います。


論理式は、「A2<>""」。

A2が空白ではなかったらと、問い合わせます。


真の場合は、「ROW(A1)」。

ROW関数で行番号をつかって、数値を算出させます。


義の場合は、空白 とします。

これによって、値があるセルの場所がわかりました。


続いて、D列にまとめる作業を行います。

D2に次の数式を設定します。

=IFERROR(INDEX($A$2:$A$10,SMALL($C$2:$C$10,ROW(A1))),"")


数式を説明していきます。

IFERROR関数を使うのは、このあと、オートフィルで数式をコピーすると、抽出データがないセルに、「#NUM!」というエラーが表示されるので、その防止のために使います。


INDEX関数をつかうことで、行番号と列番号が交差したデータを抽出することができます。


INDEX関数は、INDEX(参照,行番号,列番号)という引数をもっています。


参照は、担当者名を算出したいわけですから、$A$2:$A$10。

オートフィルで数式をコピーしますので、絶対参照を設定します。


行番号は、

SMALL($C$2:$C$10,ROW(A1))

SMALL関数は、その数値の順位の数値を算出します。


このために、先程のIF関数で算出したわけです。


SMALL関数は、SMALL(配列,順位)という引数をもっています。

配列は、IF関数で算出した範囲の、$C$2:$C$10

絶対参照も忘れずに設定します。


順位は、ROW(A1) A1を指定することで、「1」という数値を算出することができます。

オートフィルで数式をコピーすると、A2・A3とかわることで「2」「3」とスライドすることができます。


列番号は、今回複数列ではないので、省略します。


すると、このような結果になりました。


このように、セル結合した値でも一覧表を作ることができました。


最後に、C列の数値を表示してあると、カッコ悪いので、非表示にしますので、C2:C10を範囲選択して、セルの書式設定ダイアログボックスを表示します。


表示形式の「ユーザー定義」にして、種類に「;;;」(セミコロン×3)と設定します。


これで、文字を非表示することができました。


セルの結合は、見た目としては、便利なのですが、そのあとに、何かしたい場合は、うまくいかないことがありますので、見た目を重視する必要がない場合は、データベースとして表を作る方がいいかと思います。

2/21/2021

今週のFacebookページの投稿 2021/2/15-2021/2/21【one thing】

今週のFacebookページの投稿 2021/2/15-2021/2/21

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

2月15日

Excel。TTEST関数。

読み方は、ティーテストで、t検定の確立を算出


2月16日

Excel。T.TEST関数。

読み方は、ティー・テストで、t検定の確率を算出 Excel2010以降


2月17日

Excel。TRANSPOSE関数。

読み方は、トランスポーズで、縦横を入れ替えた表をする


2月18日

Excel。TREND関数。

読み方は、トレンドで、重回帰分析による値を予測する


2月19日

Excel。TRIM関数。

読み方は、トリムで、不要なスペースを削除する


2月20日

Excel。TRIMMEAN関数。

読み方は、トリムミーンで、異常値を除いて平均値を算出


2月21日

Excel。TRUE関数。

読み方は、トゥルーで、TRUEを返す

2/19/2021

Access。クエリで期間外のデータ数を算出したい場合には、どうしたいいの?【Not Between And】

Access。クエリで期間外のデータ数を算出したい場合には、どうしたいいの?

<Access:Not Between And>

クエリで、4月1日~4月10日のデータというように、抽出するためには、Between Andという比較演算子をつかうことで、抽出することができます。

抽出ができれば、データ件数を算出することは、容易ですね。


最初に、T参加者得点テーブルをつかって、抽出を確認しておきましょう。


得点が、50点から70点のデータを抽出するクエリをつくることにします。


作成タブのクエリデザインをクリックします。


全てのフィールドをつかってクエリをつくります。

 

得点が、50点から70点のデータを抽出したいので、得点フィールドの抽出条件の行に「Between 50 And 70」と設定します。


あとは、実行して確認してみましょう。


このように、50点から70点の間のデータを抽出することができました。


Accessのクエリでは、「Between~And」をつかうことで期間の抽出をすることができます。


ここからが、本題。その逆。期間外の抽出をして、データの件数を算出するにはどうすればいいのでしょうか?


今回の得点のように、0~100と最低点と最高点の範囲が決まっている場合ならば、0~49と71~100というように、二つの条件をOR条件で設定すれば、抽出することができます。


次のように、「抽出条件」と「または」に設定します。


では、実行して確認しておきましょう。


抽出することはできました。


しかし、最低値や最高値が決まっていない場合や、小数点の場合など、OR条件では、対応するのが難しくなってしまいますし、同じような設定を2行設定するもの、面倒です。


そもそも単純に、「期間外」を抽出する方法を知っていれば、いいわけです。


その方法が、「Between~ And」にNOTをつけることで、「~でない」という条件にすることができます。


抽出条件を「Not (Between 50 And 70)」と変更してみます。

まずは実行して確認してみましょう。


先程、OR条件で設定したのと同じ結果で、抽出することができました。


このように、Notを使うことで、「~ではない」という条件にすることができますので、知っていると、いいかもしれませんね。


余談ですが、なんでも先頭にNotを付ければいいわけではありません。


「空白ではない」という条件で抽出したい場合は、「Is Not Null」と設定します。

真ん中に、Notが入ることもあります。

2/18/2021

Excel関数辞典 VOL.43。ISNA関数~ISOWEEKNUM関数【dictionary】

Excel関数辞典 VOL.43。ISNA関数~ISOWEEKNUM関数

<Excel関数>

今回は、ISNA関数~ISOWEEKNUM関数までをご紹介しております。

ISNA関数

イズエヌエー

対象がエラー値の#N/Aの場合にTRUEを返す

ISNA(テストの対象)



ISNONTEXT関数

イズノンテキスト

対象が文字列でない場合にTRUEを返す

ISNONTEXT(テストの対象)



ISNUMBER関数

イズナンバー

対象が数値の場合にTRUEを返す

ISNUMBER(テストの対象)



ISODD関数

イズオッド

対象が奇数の場合にTRUEを返す

ISODD(テストの対象)



ISOWEEKNUM関数

アイエスオーウィークナム

ISO週番号を算出する

ISOWEEKNUM(日付)

2/16/2021

Excel。日付が入力されているセルがいくつあるのか、算出するにはどうしたらいいの?【COUNT】

Excel。日付が入力されているセルがいくつあるのか、算出するにはどうしたらいいの?

<COUNT関数・COUNTIF関数>

簡単に処理できると思っていたら、意外とできなくて困るケースがExcelには、ちょこちょこあります。


例えば、次のような提出状況を確認する表があります。


やりたいことは、C列の提出日に日付が入力されている件数をF1に算出したいのと、まだ日付が入力されていない件数も算出したいわけです。


実は、簡単に算出することができるのですが、難しく考えてしまう人が多いようです。


難しく考えてしまう人は、「どうやったら日付を数えることができるのか?」と悩んでしまうようです。

今回のデータのように、2021年1月に収まっていれば、2021年1月だったらと考えるようです。

しかしながら、実際は、COUNTIF関数とかCOUNTIFS関数などはつかいません。

COUNTA関数でもありませんね。

COUNTA関数は、セル内にデータがあれば、カウントしてしまいます。


考え方としてですが、Excelでは、どうやって日付になっているのかを、思い浮かべれば、どの関数を使えばいいのか、見えてくると思います。


そう、日付は、シリアル値をつかっていて、表示形式をつかって、日付で表示しているだけです。


つまり、数値な訳です。


C列の表示形式を標準に変えてみます。


こうなれば、F1で使用する関数を見つけることができたはずです。

数値を数える関数である、「COUNT関数」でF1の件数を算出することができます。

オートSUMボタンの、「数値の個数」を使ってもOKですね。


F1の数式は、

=COUNT(C2:C11)


ここのポイントは、日付は数値と気づけるかどうかですね。


次は未提出の件数を数えます。


COUNTA関数をつかって、全体の件数を算出して、先程算出した、提出済みの件数を減算すれば、算出できますが、列の中から、文字が入力されているセルの件数はどのようにしたら、いいのでしょうか?


例えば、すべて「未提出」という文字で統一していれば、COUNTIF関数をつかって、条件を「未提出」とすればいいわけですが、今回の表は「今週中」や「来月予定」というように、備考のような使い方をされています。


本来ならば、このような使い方はよくないわけですね。

できれば、備考の列をつくって、そちらに入力してほしいわけです。


着目するポイントは、「文字が色々入力されている」ということです。

それと、数値は数えたくないわけです。


それを踏まえた数式をF2に作っていきます。


使う関数は、「COUNTIF関数」です。


F2をクリックして、COUNTIF関数ダイアログボックスを表示します。


範囲には、C2:C11 と設定します。

検索条件には、「”*”」(アスタリスクをダブルコーテーションで挟みます)。


こうすることで、「文字が色々入力されている」という条件になります。


ダブルコーテーションで、ワイルドカードの「*」(アスタリスク)をつかうことで、数値は除外されます。

あとは、OKボタンをクリックします。


意外と現場で使っている資料には、件数を算出するものが結構あるようです。

Excelには、ケースバイケースに対応するように様々な数える関数がありますので、色々確認してみるといいかもしれませんね。

2/15/2021

今週のFacebookページの投稿 2021/2/8-2021/2/14【one thing】

今週のFacebookページの投稿 2021/2/8-2021/2/14

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

2月8日

Excel。TEXTJOIN関数。

読み方は、テキストジョインで、複数の範囲や文字列からテキストを結合する


2月9日

Excel。TIME関数。

読み方は、タイムで、指定した時刻を算出


2月10日

Excel。TIMEVALUE関数。

読み方は、タイムヴァリューで、時刻を表す文字列をシリアル値に変換する


2月11日

Excel。TINV関数。

読み方は、ティーインバースで、t分布の両側確率から上側の確率変数を算出


2月12日

Excel。T.INV関数。

読み方は、ティー・インバースで、t分布の左側(下側)確率からt値を算出


2月13日

Excel。T.INV.2T関数。

読み方は、ティー・インバース・ツーテールで、t分布の両側確率から上側の確率変数を算出 Excel2010以降


2月14日

Excel。TODAY関数。

読み方は、トゥデイで、現在の日付を算出

2/13/2021

Excel。曜日ごとの最新の最大値を算出するにはどうしたらいいの?【By day of the week】

Excel。曜日ごとの最新の最大値を算出するにはどうしたらいいの?

<TEXT関数・MAXIFS関数・XLOOKUP関数>

曜日別に最大値を算出したいとします。

しかも、最大値が同じ場合は、新しい日付を優先して算出させたいわけです。


次の表をつかって、今回は、Office365のExcelをつかって算出していきます。


この表の補足として、数式を使ってB列の曜日を算出しています。

B2の数式は、

=TEXT(A2,"aaa")

というように、TEXT関数をつかっています。

WEEKDAY関数でもいいのですが、TEXT関数の方が何かと便利ですし、楽です。


あと、算出する場所を確認しておきます。

E列の曜日は、「日」というように直接入力しております。


F列の最大値から先に算出していきます。

その後、最大値の数値が何日なのかを算出していきます。


日曜日の最大値を算出したいので、ここで使用する関数は、「MAXIFS関数」です。

MAXIFS関数は、条件付き最大値を算出することができる関数です。


F2に数式を設定していきます。

=MAXIFS(C2:C15,B2:B15,E2:E8)

数式を確定すると、オートフィルで数式をコピーしなくても、日曜日から土曜日までの最大値が算出されました。


これは、Excelに新しく加わった「スピル機能」をつかったことで、オートフィルで数式をコピーしなくても、算出してくれます。


あと、絶対参照の設定も不要です。


なお、スキル機能をつかわなくても、算出することはできます。


その場合の数式は、

=MAXIFS($C$2:$C$15,$B$2:$B$15,E2)

とすればOKです。


また、MAXIFS関数は、

MAXIFS(最大範囲,条件範囲1,条件1,…)

という引数をもっていて、複数条件にも対応しております。


まずは、最大値を算出することができました。

つづいて、日付を算出していきます。そして、直近の日付を優先したいわけです。


ここで、使用する関数は、「XLOOKUP関数」です。


VLOOKUP関数を使いたいところですが、範囲の右側(一番左側にない)なので、VLOOKUP関数では対応できません。


それでは、G2にXLOOKUP関数の数式を設定していきます。


XLOOKUP関数は、ダイアログボックスで設定するよりも、手入力するほうがいいかと思います。


またこのXLOOKUP関数は、先程紹介した「スピル機能」をつかうことができます。


なので、検索値は、F2のみを選択するのではなく、F2:F8までを範囲選択すると、「F2#」と表示がかわります。


検索範囲は、C2:C15。

スピル機能をつかいますので、絶対参照は不要です。


戻り範囲は、A2:A15。

日付を算出したいわけですから、戻り値は、日付ですね。


見つからない場合は、「””」(空白)とします。


一致モードは、完全一致ですので、「0」(ゼロ)を設定します。


検索モードは、「-1」(マイナス1)を設定します。

「-1」にすることで、末尾から先頭へ検索してくれます。

これは、最大値が同じ場合は、直近の日付にしたいので、「-1」とすれば、いいわけです。

ただし、日付を昇順にしておかないと意味がありませんので、注意が必要です。


確定して完成です。


G2の数式を確認しておきましょう。

=XLOOKUP(F2#,C2:C15,A2:A15,"",0,-1)


このような方法で、今回は、曜日別の最大値を算出してみました。

2/12/2021

Excel。グラフの復習。24時間スケジュールグラフ~グラフの小道具。湾曲矢印【graph】

Excel。グラフの復習。24時間スケジュールグラフ~グラフの小道具。湾曲矢印

<グラフの復習>

Excelのグラフは、用途に合わせて様々なグラフを作ることができます。

今回は、グラフの復習ということ、4つをピックアップ

・Excel。円グラフで24時間スケジュールグラフをつくり、目盛に時刻も表示する

・Excel。縦棒グラフをアレンジした「角丸縦棒グラフ」をつくってみよう

・Excel。円グラフとドーナツグラフが合体した、土星ドーナツグラフを作ってみよう

・Excel。グラフで使える小道具。湾曲矢印やほしい形の図形はどう作るの?


Excel。円グラフで24時間スケジュールグラフをつくり、目盛に時刻も表示する

24時間スケジュールグラフ

24時間のスケジュールを管理する円グラフを作ってみましょう。さらに、時刻を目盛で外周に表示する円グラフで作ってみます。


<続きはこちら>

Excel。円グラフで24時間スケジュールグラフをつくり、目盛に時刻も表示する

https://infoyandssblog.blogspot.com/2019/03/excel2424-hour-schedule.html


Excel。縦棒グラフをアレンジした「角丸縦棒グラフ」をつくってみよう

角丸縦棒グラフ

Excelで縦棒グラフをつくると、普通の四角形のグラフしか描くことができませんが、資料によっては、柔らかい感じの資料として、【角丸縦棒グラフ】を作る場合はどうしたらいいのでしょうか?


<続きはこちら>

Excel。縦棒グラフをアレンジした「角丸縦棒グラフ」をつくってみよう

https://infoyandssblog.blogspot.com/2019/03/excelrounded-vertical-bar-graph.html


Excel。円グラフとドーナツグラフが合体した、土星ドーナツグラフを作ってみよう

土星ドーナツグラフ

内側は円グラフで、少し間をあけて、外周には、ドーナツグラフというデザインのグラフをExcelで作ってみようとすると、ちょっと厄介なんですね。


<続きはこちら>

Excel。円グラフとドーナツグラフが合体した、土星ドーナツグラフを作ってみよう

https://infoyandssblog.blogspot.com/2019/04/excelring-donut-chart.html


Excel。グラフで使える小道具。湾曲矢印やほしい形の図形はどう作るの?

湾曲矢印のグラフ

わかりやすく、見栄えのいいグラフを作ることができるのですが、『湾曲』した矢印はどのように書いたらいいのでしょうか?


<続きはこちら>

Excel。グラフで使える小道具。湾曲矢印やほしい形の図形はどう作るの?

https://infoyandssblog.blogspot.com/2019/04/excelsmartart.html

2/10/2021

Excel。ピラミッドグラフ、作るの面倒そうなんですが楽につくれませんか?【Pyramid graph】

Excel。ピラミッドグラフ、作るの面倒そうなんですが楽につくれませんか?

<ピラミッドグラフ>

人口の男女構成でお馴染みの「ピラミッドグラフ」。


よく見かけるのですが、実際につくるとなると、どうやって作ったらいいのか考えてしまう面倒なグラフの一つです。


今回は、次のような「ピラミッドグラフ」の作り方をご紹介します。

ピラミッドグラフ

コツとポイントを抑えれば、作るのに特に問題はないかと思います。

あと、用意したのが次のデータです。


A1:C8までを範囲選択します。


挿入タブの縦棒/横棒グラフの挿入にある「集合横棒グラフ」をクリックします。


集合横棒グラフが挿入されます。

今回は、グラフを大きく表示したいので、グラフタイトルを削除して、少しグラフを大きくしています。


横棒グラフの太さを変更するのと同時に、女性のデータを「第2軸」に変更していきますので、女性のデータをクリックします。


書式タブの「選択対象の書式設定」をクリックします。


データ系列の書式設定作業ウィンドウが表示されます。


ココでポイント。

先に、「要素の間隔」を「0%」にしてから、「第2軸」に変更します。


「要素の間隔」を調整することで、男性・女性のデータともまとめて調整することができます。


横軸の調整がピラミッドグラフ作成の大きなポイントです。


グラフ上部に表示された、「第2軸の横軸」をクリックします。

作業ウィンドウが、「軸の作業ウィンドウ」に表示がかわります。


軸のオプションにして、最小値を-600。最大値を500。単位を100で設定します。


説明します。

今回のデータは、500を越えていないので、最大値500にしました。


ポイントは最小値。

最大値より単位分大きくした値にしたマイナスの値を設定します。

なんで、「一目盛」大きくしたのかは、あとでわかります。


同じ設定を、グラフ下部の横軸にも設定したうえで、一つ、設定を追加します。


それが、「軸を反転する」にチェックマークをいれます。


グラフはこのように変わりました。


軸の書式設定を調整しただけで、ピラミッドグラフにかわりました。


最大値と最小値に100の差を設けたのは、中心に、「~代」の縦軸を表示させる為でした。

同じ数値にすると、縦軸が埋没することがわかります。


あとは、細かいところを調整していきます。


表は、上から10代~70代となっていますが、グラフは、70代が上で10代が下に表示されています。

グラフの70代と表示している、「縦(項目)軸」をクリックします。


軸の書式設定作業ウィンドウの「軸のオプション」の横軸との交点を「最大項目」。

軸位置を「軸を反転する」にチェックマークをいれます。


この作業は、横棒グラフではお馴染みの作業ですね。グラフはこのようにかわりました。


続いて、横軸に「マイナス」の値が表示されているのは困りますので、「マイナス」の表示を非表示にする作業に入ります。


グラフ上部の横軸をクリックします。

軸の書式設定作業ウィンドウの表示形式を設定します。

カテゴリを「ユーザー設定」にして、表示形式コードに「0;;0」と入力して、追加ボタンをクリックします。


表示形式は、「正数・負数・ゼロ・文字」という順番で、設定できます。

負数のところが何も設定していないので、非表示にすることができます。


グラフ下部の横軸も同じように設定します。


あとは、データラベルを表示したり、グラフの色合いを調整したり、プロットエリアを塗りつぶすなどして完成です。

ピラミッドグラフ

ちょっとしたポイントとコツがわかれば、ピラミッドグラフもつくれるようになりますので、機会がありましたら作ってみませんか?