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10/25/2020

Excel。マーカー付き塗りつぶしレーダーチャートをつくるにはどうしたらいいの?【Radar chart】

Excel。マーカー付き塗りつぶしレーダーチャートをつくるにはどうしたらいいの?

<マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート>

簡単そうなんですが、なかなか作るのが難しいとか、以前のExcelのバージョンでは出来なかったというものがあります。

今回紹介する、「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」もその一つだといえます。


次のグラフが、マーカー付き塗りつぶしレーダーチャートです。

マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート

別に塗りつぶしレーダーチャートにマーカーを表示させただけと思うかもしれませんが、簡単に作ることができません。


試しに、次の表を元に、塗りつぶしレーダーチャートをつくって、マーカーが表示できないことを確認しておきましょう。


A1:B6を範囲選択して、挿入タブからレーダーの「塗りつぶしレーダー」を選択します。

 

すると、塗りつぶしレーダーチャートが表示されます。

 

このグラフにマーカーを表示できればいいわけですね。


ところが、データ系列の書式設定で設定してみても、表示されることはありません。

 

なぜマーカーを表示できないのか?

それは、このグラフがマーカー付きレーダーチャートではないからです。

逆に、マーカー付きレーダーチャートを塗りつぶしたくても、塗りつぶすことはできません。


出来ないことが確認できたので、いよいよ、「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」をつくっていきましょう。


グラフのもとになるデータを次のように変更します。


ダミーデータを追加しました。A1:C6を範囲選択して、


挿入タブのグラフにある「すべてのグラフを表示」をクリックします。

グラフの挿入ダイアログボックスが表示されます。


すべてのグラフにある「組み合わせ」をクリックして、系列名の得点を「塗りつぶしレーダー」に変更します。


自動的に第2軸がONになります。

系列名のダミーは「マーカー付きレーダー」に設定したら、OKボタンをクリックします。


「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」の下地ができました。

 

今回は、グラフを大きく表示したいので、グラフタイトルと凡例を削除します。


あとは、系列のダミーがマーカー付きレーダーを担当していますので、系列のダミーの書式設定で、マーカーを大きくして、線を「線なし」にします。


これで「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」が完成します。

マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート
 

今回のグラフは、第2軸をつかうことで、対応することができました。


作ってみたいグラフが、作ることが出来ない場合は、データをアレンジして、第2軸をつかうことで、作成できるかもしれませんので、挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

6/01/2018

Excel。レーダーチャートは一癖あるので注意が必要なのです。Excel2016【Radar Chart】

Excel。レーダーチャートは一癖あるので注意が必要なのです。Excel2016

<レーダーチャート>

資料の一つとして、見かけることがある、
レーダーチャート(レーダーグラフ)ですが、
Excelで作る場合、最終的な完成形を考えないで作ると、
トラブルが発生しちゃいます。

次のデータを使って、まずは、レーダーチャートを作ってみましょう。

A1:B7を範囲選択して、
挿入タブの「等高線グラフまたはレーダーチャートの挿入」から、
レーダーを選択しましょう。

すると、このようなレーダーチャートが挿入されましたね。

このレーダーチャートにマーカーを付けようとしたら、
グラフツールのデザインタブにある「グラフの種類の変更」を使って、
マーカー付きレーダーチャートにすればいいわけですね。

このように、マーカー付きレーダーチャートに変わりました。

さて、このマーカーを付けたまま、
レーダーチャートの中を塗りつぶすとしたらどうしたらいいのでしょうか?

グラフの種類を、先程と同じように、
グラフツールのデザインタブにある「グラフの種類の変更」を使って、
塗りつぶしレーダーに変えてみるとどうなるでしょうか?

なんと、マーカーがなく、
単なる、塗りつぶしレーダーチャートになっただけですね。

当然といえば当然なのですが、塗りつぶしレーダーに変わったわけですから、
マーカーはないわけですね。

では、マーカーを付ければいいのでは?と思うかもしれませんが、
データ系列の書式設定作業ウィンドウを表示させて、
系列のオプションにある、マーカーのオプションから組み込みを選んでみても、
マーカーが付きません

ようするに、塗りつぶしレーダーにマーカーを付けることが出来ないわけです。

それならば、ダミーデータを使ってマーカー付きレーダーチャートと
塗りつぶしレーダーを合わせる必要があります。

では確認してみましょう。

表を次のようにダミーを追加して、A1:C7を範囲選択して、
マーカー付きレーダーチャートを作ります。

マーカー付きレーダーチャートが挿入されましたね。

凡例は不要なので、削除して、
ダミーを塗りつぶしレーダーに変更していきましょう。

グラフツールのデザインタブの「グラフの種類の変更」をクリックします。

グラフの種類の変更ダイアログボックスのすべてのグラフにある、
「組み合わせ」を選んで、新宿店をマーカー付きレーダーにして、
ダミーを塗りつぶしレーダーにして、
第2軸を選択してOKボタンをクリックしましょう。

このように、マーカー付き塗りつぶしレーダーを作ることが出来ましたね。

なお、第2軸を使わないと次のようになってしまいます。

なぜだか、9月の次のデータが登場して、
レーダーチャート自体が壊れてしまいますので、注意が必要です。

このように、レーダーチャートを塗るだけなのか?
マーカー付きだけなのか?両方なのか?によって作り方が変わってきますので、
注意が必要なんですね。

3/28/2016

Excel。Radar graph。レーダーグラフと塗りつぶしレーダーグラフの違いって何?どこが違うの?


Excel。レーダーグラフと塗りつぶしレーダーグラフの違いって何?どこが違うの?

<レーダーグラフ>


よくチーム成績だとか、料理や材料の栄養素などでおなじみの

レーダーグラフ。


そのレーダーグラフに関して、意外な質問が、ちょこちょこありまして、
それが、今回ご紹介する、

【レーダーグラフと塗りつぶしレーダーグラフ】

の違いに関してなのです。

そして、この微妙な違いを知っておかないと、グラフを作り直す必要が出てしまったりするのです。

では、下記のレーダーグラフをご覧ください。

さて、どっちが、レーダーグラフで、どっちが塗りつぶしレーダーグラフでしょうか?

答えは、レーダーグラフは、右側で、塗りつぶしレーダーグラフは左側なのです。

で、だから…と思うかもしれませんよね。

けど、ここからが本題で、では、目立たしたい、
大塚さんのグラフの内側に色を付けてわかりやすくしようと思います。

では、左側の塗りつぶしレーダーグラフでやってみましょう。

系列”大塚”を選択して、グラフツールの書式にある、
図形の塗りつぶしで好きな色で塗りつぶしてみましょう。
ご覧のように塗りつぶしをすることができましたね。

では、右側のレーダーグラフで同じように色を付けてみたいと思います。

先ほどと同じように、系列”大塚”を選択して、
書式タブの図形の塗りつぶしを選択して好きな色で塗りつぶそうと思っても…なんと、
塗りつぶすことができないのです。

けど、ボタンはクリックできているようですね。

これは、マーカーが表示されていませんが、マーカーがその色で塗りつぶされているのです。

ですので、あくまでも、レーダーグラフは、線のみであって、
線の内側を塗りつぶすことができないようになっております。

なので、もし、ここを強調したいと思ったとしても、
通常のレーダーグラフでは、その機能が【ない】ので、
ビジネスレベルにおいて、急ぎではなく汎用性を求めるのであれば、
塗りつぶしレーダーグラフを選択して、塗りつぶしなしとしておいたほうが、いいように思われます。

ちょっとしたことですが、レーダーグラフの特徴を知っておくといいかもしれませんね。

さて、最後に、塗りつぶしレーダーグラフの作り方を確認しておきましょう。

B2:G5までを範囲選択して、その他グラフの中から、
【塗りつぶしレーダーグラフ】をクリックします。

グラフが表示されます。

あとは、それぞれの系列を選択して、塗りつぶしなしにして、
図形の枠線で色を付けて線の太さを変更すれば、
レーダーグラフと同じように作成することができます。