10/31/2020

Excel。簡単に特定のデータを基準とした比率を算出したい。しかもデータが多いんです。【Pivot table】

Excel。簡単に特定のデータを基準とした比率を算出したい。しかもデータが多いんです。

<ピボットテーブル>

大量のデータがあって、その中の特定のデータを基準として、比率を算出したい場合、どのようにしたら、簡単に算出することができるのでしょうか?


次のような大量のデータがあります。


このデータから、旅行名がニューヨークを基準として売上金額の比率を算出するわけです。

 

ニューヨークの合計金額を100%としたときに、ハワイの合計金額は、何パーセントなのか?

サンフランシスコの合計金額は、何パーセントなのかを算出したいわけです。


今回のポイントは、大量のデータから合計値を算出する必要があるのと、基準値から見てそれぞれの比率を算出する必要があることです。


できれば、簡単に算出したいわけです。


ここは、『ピボットテーブル』をつかうことで、この二つのポイントをクリアすることができます。


最初は、ピボットテーブルで集計します。

データ内のセルをアクティブにして、挿入タブにある「ピボットテーブル」をクリックします。


ピボットテーブルの作成ダイアログボックスが表示されます。

 

OKボタンをクリックします。

新しいシートが挿入されますので、それぞれのフィールドを設定していきます。

 

ピボットテーブルのフィールドの設定は、行ボックスに、「旅行名」フィールド。

値ボックスに、「金額」フィールドを2つ設定します。

列ボックスの「値」は自動的に挿入されます。


ピボットテーブルの結果は次のように表示されています。


まずは、集計するところまでできました。

ピボットテーブルをつかうことで簡単に算出することができました。


あとは、ニューヨークの合計金額を基準にして、それぞれの旅行名の比率を算出していきます。


見出しが、「行ラベル」などわかりにくいので、フィールド名と重複しないようにして、変更しておきます。


合計金額フィールドはそのままにしておきます。


C列の「NY基準」にあるニューヨークの合計金額の上で右クリックします。


「値フィールドの設定」をクリックして、値フィールドの設定ダイアログボックスを表示します。


「計算の種類」タブにして、計算の種類を「基準値に対する比率」にします。


基準フィールドは、「旅行名」で基準アイテムは「ニューヨーク」に設定したら、OKボタンをクリックします。

 

わかりやすいように、セルを塗りつぶしていますが、ニューヨークを100%としてそれぞれのツアーの合計金額の比率を算出することができました。


このように、ピボットテーブルをつかうと、比較的簡単に算出することができますので、色々確認してみるといいかもしれませんね。

10/30/2020

Excel。グラフの復習。円グラフの一部を大きくする~最高値が変わっても自動的に強調

Excel。グラフの復習。円グラフの一部を大きくする~最高値が変わっても自動的に強調

<グラフ>

Excelのグラフは、用途に合わせて様々なグラフを作ることができます。


今回は、グラフの復習ということ、4つをピックアップ

・Excel。円グラフの一部を大きくするにはどうしたらいいの?

・Excel。レーダーチャートは一癖あるので注意が必要なのです。

・Excel。歪度と尖度を算出したけど、グラフ化するには?

・Excel。マーカー付き折れ線グラフで最高値が変わっても自動的に強調させるには?


Excel。円グラフの一部を大きくするにはどうしたらいいの?

円グラフの一部を大きくする

円グラフの一部を大きく強調している円グラフが今回挑戦するグラフなのです。

<続きはこちら>

Excel。円グラフの一部を大きくするにはどうしたらいいの?

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/05/excelpie-chart.html


Excel。レーダーチャートは一癖あるので注意が必要なのです。

レーダーチャート(レーダーグラフ)ですが、Excelで作る場合、最終的な完成形を考えないで作ると、トラブルが発生しちゃいます。

<続きはこちら>

Excel。レーダーチャートは一癖あるので注意が必要なのです。

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/06/excelexcel2016radar-chart.html


Excel。事務職のデータ分析24。歪度と尖度を算出したけど、グラフ化するには?


歪度と尖度のグラフをつくってみよう。

<続きはこちら>

Excel。事務職のデータ分析24。歪度と尖度を算出したけど、グラフ化するには?

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/06/excel24skew.html


Excel。マーカー付き折れ線グラフで最高値が変わっても自動的に強調させるには?

最高値が変わってもマーカーが自動的に変わってくれる折れ線グラフをつくっていきます。

<続きはこちら>

Excel。マーカー付き折れ線グラフで最高値が変わっても自動的に強調させるには?

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/06/excelline-graph.html

10/28/2020

Excel。セル内の文字をセルごとに一文字ずつ入力したい。またその逆は?とにかく楽したい。【Characters in cells】

Excel。セル内の文字をセルごとに一文字ずつ入力したい。またその逆は?とにかく楽したい。

<MID&COLUMN関数とCONCAT関数>

あるアンケート結果の表があります。


B列の回答欄は、問1から問5までの質問結果をまとめた状態です。

例えば、NO1の「54132」は、問1を「5」問2を「4」というように答えています。


しかしながら、結果を連結してしまっているので、データとして使い勝手が悪いので、次のように、セルごとに結果を表示させたいわけです。


当然、自力でコツコツと入力するとしたら、膨大な時間を費やしてしまうのは明らかです。


Excel VBAでマクロを作ってとか思いがちですが、ちょっとした関数を使えば、比較的容易に、セルごとに文字を入力することができます。


文字列を指定された位置から、指定された文字を抽出したいわけですね。

このような時には、『MID関数』がオススメです。


では、C2に次のような数式を設定します。

=MID($B2,COLUMN(A1),1)

数式をオートフィルでコピーすれば、完成します。


では、簡単にMID関数でつくった数式の説明をします。


最初の引数。

「$B2」。

元の文字列はB列にあります。

オートフィルでコピーするので、複合参照にしています。


2番目の引数には、「COLUMN(A1)」と設定しました。

この2番目の引数は、開始位置を設定するわけですが、C2の数式は、一文字目ですが、D2は、二文字目を抽出させるようにする必要があります。


要するに、開始位置をずらさないといけません。

どうにか、1・2・3…とオートフィルでコピーした時にずれてほしい。

列番号を使えば対応することができそうです。

列番号を算出するには、「COLUMN関数」を使うことで、算出できます。


3番目の引数は、何文字、抽出するの?ということですから「1」と設定すればいいわけです。


これで、セル内の文字を、一文字ずつセルに入力することができます。


さて、今度は逆で、セルごとに一文字ずつ入力されているのを、一つのセルにまとめるには、どうしたらいいのでしょうか?


問1が○とか×ならば、B2には、PHONETIC関数を使う方法もありますが、今回のように数値だと上手くいきません。


今回のようにセルの文字を結合させるのに便利な関数があります。

それが「CONCAT関数」。


このCONCAT関数は新しく登場した関数で、CONCATENATE関数が進化した関数です。


では、B2に次の数式を設定して、オートフィルでコピーしてみましょう。


B2の数式は、

=CONCAT(C2:G2)

たったこれだけです。


これで、一つのセルに、まとめることができました。


CONCATENATE関数では、この範囲選択で文字接続をすることができなかったので、少々面倒でした。

10/27/2020

今週のFacebookページの投稿 2020/10/19-2020/10/25

今週のFacebookページの投稿 2020/10/19-2020/10/25

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

10月19日

Excel。NUMBERVALUE関数。

読み方は、ナンバーバリューで、特定の地域に依存しない方法で文字列を数値に変換する



10月20日

Excel。OCT2BIN関数。

読み方は、オクトトゥビンで、8進数を2進数に変換する



10月21日

Excel。OCT2DEC関数。

読み方は、オクトトゥデックで、8進数を10進数に変換する



10月22日

Excel。OCT2HEX関数。

読み方は、オクトトゥヘックスで、8進数を16進数に変換する



10月23日

Excel。ODD関数。

読み方は、オッドで、数値を奇数に切り上げる



10月24日

Excel。ODDFPRICE関数。

読み方は、オッドエフプライスで、最初の利払期間が半端な利付債の現在価格を算出



10月25日

Excel。ODDFYIELD関数。

読み方は、オッドエフフィールドで、最初の利払期間が半端な利付債の利回りを算出

10/25/2020

Excel。マーカー付き塗りつぶしレーダーチャートをつくるにはどうしたらいいの?【Radar chart】

Excel。マーカー付き塗りつぶしレーダーチャートをつくるにはどうしたらいいの?

<マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート>

簡単そうなんですが、なかなか作るのが難しいとか、以前のExcelのバージョンでは出来なかったというものがあります。

今回紹介する、「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」もその一つだといえます。


次のグラフが、マーカー付き塗りつぶしレーダーチャートです。

マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート

別に塗りつぶしレーダーチャートにマーカーを表示させただけと思うかもしれませんが、簡単に作ることができません。


試しに、次の表を元に、塗りつぶしレーダーチャートをつくって、マーカーが表示できないことを確認しておきましょう。


A1:B6を範囲選択して、挿入タブからレーダーの「塗りつぶしレーダー」を選択します。

 

すると、塗りつぶしレーダーチャートが表示されます。

 

このグラフにマーカーを表示できればいいわけですね。


ところが、データ系列の書式設定で設定してみても、表示されることはありません。

 

なぜマーカーを表示できないのか?

それは、このグラフがマーカー付きレーダーチャートではないからです。

逆に、マーカー付きレーダーチャートを塗りつぶしたくても、塗りつぶすことはできません。


出来ないことが確認できたので、いよいよ、「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」をつくっていきましょう。


グラフのもとになるデータを次のように変更します。


ダミーデータを追加しました。A1:C6を範囲選択して、


挿入タブのグラフにある「すべてのグラフを表示」をクリックします。

グラフの挿入ダイアログボックスが表示されます。


すべてのグラフにある「組み合わせ」をクリックして、系列名の得点を「塗りつぶしレーダー」に変更します。


自動的に第2軸がONになります。

系列名のダミーは「マーカー付きレーダー」に設定したら、OKボタンをクリックします。


「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」の下地ができました。

 

今回は、グラフを大きく表示したいので、グラフタイトルと凡例を削除します。


あとは、系列のダミーがマーカー付きレーダーを担当していますので、系列のダミーの書式設定で、マーカーを大きくして、線を「線なし」にします。


これで「マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート」が完成します。

マーカー付き塗りつぶしレーダーチャート
 

今回のグラフは、第2軸をつかうことで、対応することができました。


作ってみたいグラフが、作ることが出来ない場合は、データをアレンジして、第2軸をつかうことで、作成できるかもしれませんので、挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

10/24/2020

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました。2020/10/24

Excel Technique_BLOG Categoryに追加しました。

<目次サイト>

このBLOGの記事を、

カテゴリー分けにした【Excel Technique_BLOG Category】に追加しました。


Excel。数値の間に【/】をいれて、日付にしたい時の方法をご紹介

数値になっているデータを【/】スラッシュを入れて日付にしちゃう方法をご紹介します。


<続きはこちら>

Excel。数値の間に【/】をいれて、日付にしたい時の方法をご紹介

https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/08/excelslash_13.html


Excel。氏名のフリガナを苗字と名前に分けて表示をしたい

氏名のデータを元にフリガナを苗字と名前に分けて表示する


<続きはこちら>

Excel。氏名のフリガナを苗字と名前に分けて表示をしたい

https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/08/excelphonetic.html


Excel。判定数が多い時は、IF関数よりもVLOOKUP関数のTRUEを使うほうが楽

VLOOKUP関数の検索方法TUREの近似値という方法を使うことによって、IF+IF関数のネストを使わなくても、算出することができます


<続きはこちら>

Excel。判定数が多い時は、IF関数よりもVLOOKUP関数のTRUEを使うほうが楽

https://infoyandssblog.blogspot.com/2015/08/excelvlookupifvlookuptrue.html

10/22/2020

Excel。VBA。途中に小計がある表。データだけを削除するのが面倒なのでどうにかしたい。【SpecialCells】

Excel。VBA。途中に小計がある表。データだけを削除するのが面倒なのでどうにかしたい。

<Excel VBA:SpecialCells>

月報や日報を作るなど、Excelの表を使いまわしますが、その表の途中に小計などの集計行がある場合、そこを除いて、データを削除しなければなりません。

小計行などが少なければ、いいかもしれませんが、結構面倒な作業といえます。


例えば、次の表でみてみると、


 

6行目10行目と14行目を除いて範囲選択をしてデータ削除するわけですね。

Ctrlキーを使えば、離れたところを範囲選択して削除するだけなので、何ら問題はありませんが、とにかく面倒です。


このような単純で面倒な処理は、Excel VBAで対応するといいかもしれません。


しかも、基本的に、たった一行程度のプログラム文で作ることが出来てしまいます。


では、次のようなExcel VBAのプログラム文を作ってみましょう。


Sub 数値だけ削除()

    Dim lastrow As Long

    lastrow = Cells(Rows.Count, "c").End(xlUp).Row

    

    Range(Cells(2, "c"), Cells(lastrow, "c")).SpecialCells(xlCellTypeConstants, xlNumbers).ClearContents


End Sub


たったこれだけです。

とりあえず、実行して確認してみましょう。 


小計行の数式を残して、データのみを削除することができました。


小計行はだいたい、SUM関数をつかっていることが多いかもしれませんが、小計も含めて削除すると、SUM関数とはいえ、数が増えれば再度作るのは面倒なので、このExcel VBAのプログラム文は、使えるそうですね。


では、プログラム文を簡単に確認してみましょう。


最初は、お馴染みの変数宣言と、その変数への代入作業です。


Dim lastrow As Long

今回は、lastrow という変数を用意しました。


この変数に、データの最終行の行番号を設定します。

これで、どのぐらいの大きさのデータなのかがわかります。

lastrow = Cells(Rows.Count, "c").End(xlUp).Row


では、少々長いですが、メインとなるプログラム文を見ていきましょう。


Range(Cells(2, "c"), Cells(lastrow, "c")).SpecialCells(xlCellTypeConstants, xlNumbers).ClearContents


Range(Cells(2, "c"), Cells(lastrow, "c"))


ここで、C2からC列の最終行までを範囲選択しています。

Range(cells,cells)という形ですね。

Range(cells:cells)ではないので、注意しましょう。


SpecialCells(xlCellTypeConstants, xlNumbers)

SpecialCellsメソッドをつかうことで、指定した条件に合致するセルを取得することが出来ます。


「xlCellTypeConstants」は、定数が含まれているセルという意味で、さらに、「xlNumbers」で、数値だったらということなので、「xlCellTypeConstants, xlNumbers」は、数値が入力されているセルだったらという意味になります。


なお、「xlCellTypeFormulas」だと、数式が含まれているセルを指定することができます。

つまり、数式が入力されているセルと文字や数値が入力されているセルをわけて指示することが出来るわけです。


なので、範囲内に、数式があったとしても、合致しないので、削除対象から外れます。


そして、「ClearContentsメソッド」は、罫線や塗りつぶしなど書式はそのままで、データだけを削除することができます。


実質一行のExcel VBAのプログラム文なので、機会があれば、日頃面倒な処理をExcel VBAで対応してみるといいかもしれませんね。

10/21/2020

Excel関数辞典 VOL.37。IMARGUMENT関数~IMCOT関数

Excel関数辞典 VOL.37。IMARGUMENT関数~IMCOT関数

<Excel関数>

今回は、IMARGUMENT関数~IMCOT関数までをご紹介しております。

IMARGUMENT関数

アイエムアーギュメント

複素数の偏角を算出します

IMARGUMENT(複素数)



IMCONJUGATE関数

アイエムコンジュゲイト

共益複素数を算出する

IMCONJUGATE(複素数)



IMCOS関数

アイエムコサイン

複素数のコサインを算出する

IMCOS(複素数)



IMCOSH関数

アイエムコサインハイパーポリック

複素数の双曲線余弦を算出する

IMCOSH(複素数)



IMCOT関数

アイエムコタンジェント

複素数のコタンジェント(余接)を算出する

IMCOT(複素数)

10/19/2020

Excel。セル内の文字の一部が含まれた行全体を塗りつぶしたい【Fill the line】

Excel。セル内の文字の一部が含まれた行全体を塗りつぶしたい

<条件付き書式・FIND関数>

セル内の文字の一部が合致したら、そのセルを塗りつぶすというのは、条件付き書式を使うことで簡単に設定することができます。

次の表を使って確認してみましょう。


住所が横浜市のセルだけを塗りつぶすことにします。


ホームタブの「条件付き書式」にある「セルの強調表示ルール」の「文字列」をクリックします。


文字列ダイアログボックスが表示されますので、「横浜市」と入力して、書式を選択し、OKボタンをクリックすると、セル内に「横浜市」という文字が含まれている場合、セルが塗りつぶしされます。


しかしながら、この方法だと、セルは塗りつぶしすることができますが、そのデータ、つまり行全体を塗りつぶすことはできません。


次のように、住所のセル内に「横浜市」という文字が含まれていたら、その行全体を塗りつぶすにはどうしたらいいのでしょうか?

 

住所の一部に「横浜市」という文字が含まれているのか?いないのか?を判断する必要があるわけです。


では、どのようにしたら、判断することができるのでしょうか?


セル内の文字を見つけるには、『FIND関数』を使えば見つけることができます。


サンプルとして確認してみましょう。

D2に次の数式を設定してみました。

=FIND("横浜市",C2)

 

その数式をオートフィルでコピーすると、横浜市という文字が含まれている場合は、5という値を返します。

これは、セルの左から5文字目からあるよ。

という意味で、逆に、横浜市という文字が含まれていない場合は、見つからないので、「#VALUE!」というエラーを返してきます。


この数式と、条件付き書式を組み合わせて使うことで、対応することができそうです。


D列は、サンプルなので削除しておきます。

A2:D11を範囲選択します。

 

ホームタブの「条件付き書式」にある「新しいルール」をクリックします。

新しいルールダイアログボックスが表示されます。


ルールの種類を「数式を使用して、設定するセルを決定」に合わせます。

ルールを設定しますので、次の数式をボックス内に入力します。

=find("横浜市",$C2)>0


先程と同じ、FIND関数をつかっています。

また、引数の対象を「$C2」と複合参照にしているのは、C列の値をA列もB列も参照させる必要がありますので、相対参照ではなく、複合参照にする必要があります。


この複合参照がポイントになるわけですが、簡単にいえば、条件付き書式で行全体を塗りつぶしたい場合は、列に「$」をつけた複合参照にすればいいと覚えておくといいかもしれませんね。


あとは、セルを塗りつぶす色を設定して、OKボタンをクリックします。


これで完成しました。


条件付き書式は数式をつかうことで、様々なシーンで使える可能性がありますので、試してみると面白いかもしれませんね。

10/18/2020

今週のFacebookページの投稿 2020/10/12-2020/10/18

今週のFacebookページの投稿 2020/10/12-2020/10/18

<Facebookページ>

Facebookページで【書いてみた】ワンポイントです。

10月12日

Excel。NORMSINV関数。

読み方は、ノーマルスタンダードインヴァースで、累積確立から標準正規の数値を逆算する


10月13日

Excel。NORM.S.INV関数。

読み方は、ノーマル・スタンダード・インヴァースで、累積確立から標準正規の数値を逆算する Excel2010以降


10月14日

Excel。NOT関数。

読み方は、ノットで、指定した条件が成立しないことを調べる


10月15日

Excel。NOW関数。

読み方は、ナウで、現在の日付と時刻を算出


10月16日

Excel。NPER関数。

読み方は、エヌパー:ナンバー・オブ・ピリオドで、元利均等返済における支払回数を算出


10月17日

Excel。NPV関数。

読み方は、エヌピーヴイ: ネット・プレズント・バリューで、キャッシュフローに基づいた正味現在価値を算出


10月18日

Excel。NUMBERSTRING関数。

読み方は、ナンバーストリングで、数値を漢数字に変換する

10/16/2020

Excel。二つのデータに関係性はあるのないの?それなら関数で確認しちゃいましょう。【regression analysis】

Excel。二つのデータに関係性はあるのないの?それなら関数で確認しちゃいましょう。

<CORREL関数・FORECAST.LINEAR関数・TREND関数とスピル機能>

データをまとめた表があります。

 

広告をしてみた結果、来店客数に影響があるのかないのか、例えば、広告代を増やしたら、もっとお客さん来てくれるのかなど、気になるわけですね。

当然のことながら、経営とか見た目などフィーリングで判断するわけにはいきません。


そこで、この二つのデータに「相関関係」はあるのかないのかを知るには、ある関数を使うことで比較的簡単に、確認することができます。


【相関関係の強弱を数値化(相関係数)】

相関係数を算出するには、「CORREL関数」という関数が用意されています。

今回は、広告代を「X」、来店客数を「Y」とします。


F1に次の数式を設定しました。

=CORREL(B2:B13,C2:C13)

二つのデータの範囲をそれぞれ引数に設定するだけで、算出することができます。


算出された数値は、何を意味するのかというと、相関係数「1」に近いほど、関係性が強く、「0」に近いほど、関係性が弱いので、今回は、「0.99」という算出結果から、「1」に近いことから、関係性が強いことがわかりました。


せっかく、関連性がわかったので、広告代を思い切って、奮発して、50000にしたら、来店客数はどのぐらいになるのか、予想することもできます。


【FORCAST.LINER関数で予測】

そこで使用する関数が、「FORECAST.LINEAR関数」。

FORECAST.LINEAR関数は、回帰直線による予測値を算出することができる関数です。

引数の設定が簡単なので、使わないのはもったいない関数の一つです。


なお、FORECAST.LINEAR関数は、Excel2016から登場した新しい関数です。


F4の数式は、

=FORECAST.LINEAR(F3,C2:C13,B2:B13)

2338と予測値を算出することができました。


【複数の予測値を算出したいなら、TREND関数】

FORECAST.LINEAR関数は簡単で便利ではあるのですが、欠点があって、複数の予測値を算出することができません。


広告代が30000だったら?35000だったら?と広告代の数値を入力し直すのは面倒です。


そこで、複数の予測値を算出したい場合は、「TREND関数」を使います。

F7の数式は、

=TREND(C2:C13,B2:B13,E7:E11)


F列に広告代別の予測来店客数が算出されました。

広告代が50000のときに、2338.711と算出されています。

先程の、FORECAST.LINEAR関数で算出した結果と同じ算出結果になっていますね。


ところでTREND関数は、配列数式で算出する必要があるので、Ctrl+Shift+Enterで確定する必要が、『かつて』はありましたが、Office365のExcelに新たに追加された『スピル機能』によって、そのままEnterキーで確定するだけで、連続するセルに数式を設定してくれます。


そのため、以前に比べて、配列数式が苦手だった人でも、使い勝手がよくなっています。 

10/15/2020

Excel。グラフの復習。PPMカテゴリー4散布図~横棒グラフの縦軸を表と同じ順番【Graph】

Excel。グラフの復習。PPMカテゴリー4散布図~横棒グラフの縦軸を表と同じ順番

<グラフ>

Excelのグラフは、用途に合わせて様々なグラフを作ることができます。

今回は、グラフの復習ということ、4つをピックアップ

・Excel。散布図をアレンジしたPPMカテゴリー4散布図を作ってみよう。

・Excel。B/S(貸借対照表)をグラフ化してみよう!

・Excel。正規分布図グラフを作るにはどうしたらいいの?

・Excel。横棒グラフの縦軸を表と同じ順番で並べるには。


Excel。散布図をアレンジしたPPMカテゴリー4散布図を作ってみよう。

PPMカテゴリー4散布図

散布図を使うと、2つの数値からそのアイテムが全体のどこのポジションにあるのかがわかりやすくなりますよね。


<続きはこちら>

Excel。散布図をアレンジしたPPMカテゴリー4散布図を作ってみよう。

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/02/excelppm4scatter-plot.html



Excel。B/S(貸借対照表)をグラフ化してみよう!

B/S(貸借対照表)グラフ

決算やら月次決算やらと数値の表で資料を見てもわかりにくいので、グラフ化したい


<続きはこちら>

Excel。B/S(貸借対照表)をグラフ化してみよう!

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/03/excelbsexce2013balance-sheet.html



Excel。正規分布図グラフを作るにはどうしたらいいの?

正規分布図グラフ


偏差値など、どのようにデータが分布しているのかを見える化した正規分布図グラフを作るにはどうしたらいいのでしょうか?


<続きはこちら>

Excel。正規分布図グラフを作るにはどうしたらいいの?

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/04/excelnormal-distribution.html


Excel。横棒グラフの縦軸を表と同じ順番で並べるには。

横棒グラフ


横棒グラフを作った時に、こう出来たらいいのになぁ~と思う、縦軸の並び順を表の並び順と同じにする方法をご紹介いたします。


<続きはこちら>

Excel。横棒グラフの縦軸を表と同じ順番で並べるには。

https://infoyandssblog.blogspot.com/2018/04/exceloffice365-excel2016.html