2/28/2014

Excel。構成比シェアを求めるには、絶対参照が必須です。


Excel。構成比シェアを求めるには、絶対参照が必須です。

絶対参照

仕事でつかえるExcel講座や、初心者が多い講座で、
最初の関門になるかなぁ~というテクニックは、

絶対参照

じゃないかと。
四則演算を勉強して、Σオートsumボタンを紹介するところまでは、
初心者の方でも、仕事に着いたばかりの方でも、わりかし、
トラブルもなくスキル習得出来るのですが、
今日紹介する、絶対参照は、引っかかる方がいるところなんですね。

この絶対参照を紹介するのに適しているのが、構成比。
つまり、シェア。

この構成比を教えるテクニックとしては、
まずは、割り算であること。
この値は、全体の値の中で、どのぐらい占めているのか?
ということを知りたいということなんだ。
と目的を明快にしてあげます。

そして、算出後、オートフィルを使って、連続コピーをすると…
アレアレ、うまく行きませんね。ともっていき、

次に、計算式を一つずつ確認していくと…
という流れだと、ほとんどの方が、理解していただけるようです。

では、実際に、やってみましょう。
まず、下記のような表があります。

確認しておくのは、すでに、F列と7行目に合計が算出してありますので、
算出されていない場合は、必ず算出しておく必要があります。

それでは、今回G列の構成比は、全体の合計つまり、
F列の数字をもとに、算出していくことにしましょう。

最初に、新宿店の構成比であるG3を求めることにしましょう。
今回使う数字は、新宿店の合計のF3と、全体の合計である、F7を使っていきますが、
どっちから、どっちを割るのか?ということになりますが、
ここで、よく、悩む方がいるのですが、悩むぐらいなら、
とっとと、割っちゃって、その数字を見て、おかしい場合は、逆だと判断したほうが、
早いかと思います。
今回は、構成比なので、100%を越えてはいけないわけですね。
つまり、1以上の数字が表示されれば、逆だと考えるほうが、いいわけですね。

では、新宿店の合計を全体の合計で割ることにしましょう。
=F3/F7
そうすると、0.227272727と表示されました。
数字は1を越えておりませんので、大丈夫そうですね。

つまり、構成比は、構成比を出したい数を全体の数値で割ってあげればいいわけですね。
では、この数式を合計の品川店のG6まで、オートフィルを使用して、
連続コピーをしていきましょう。すると、どうなったでしょうか?

渋谷店~品川点が、#DIV/0というエラーが表示されました。
このエラーはゼロで除算しているよという意味です。
けど、ゼロで割った覚えなんてありませんよね。

このようなエラーが表示された場合には、
必ず、数式バーを確認する癖をつけましょう。
そうすれば、エラーの原因がわかるようになりますし、Excelの力もアップしますね。
仕事で使えるスキルもアップします。

では、渋谷店の構成比をクリックして数式バーを確認してみましょう。

=F4/F8
F4は、渋谷店の合計の数値ですね。これは使ってOK。
F8はというと、この表の場外ですよね。
では、今度は、池袋店の構成比をクリックして数式バーを確認してみましょう。

=F5/F9
F5は、池袋店の合計の数値ですね。これは使ってOK。
F9はというと、あれれ、これも、この表の場外ですよね。

F8もF9も、これでいいわけがありませんよね。
本来なら、全体の合計であるF7を使って割ってくれないといけないわけなのですが…。

なぜ、このようなことが発生してしまったのかというと、
オートフィルを使って数式をコピーした時に、
実は、その計算式で使用している、セル番地との相対的な距離間を維持したまま、
コピーされたからなのです。

つまり、最初の新宿店の数式は、=F3/F7。
F3は、G3からみて、左に1個。
F7は、G3からみて、左に1個。下に4個。

この相対的な距離を保って、コピーされるわけです。
よって、渋谷店のG4の数式は、=F4/F8。
F4は、G4からみて、左に1個。
F8は、G4からみて、左に1個。下に4個。
なわけです。ですから、F8が表の場外になったわけです。

では、オートフィルを使った、連続コピーをすることは出来ないのでしょうか?
どうにか、全体の合計であるF7を固定することは出来ないのでしょうか?
どうにか、絶対にF7を参照することは出来ないのでしょうか?

そこで、登場するのが、絶対参照というテクニックなのです。

今回は、F7を絶対に参照させたいわけですね。
このF7に絶対参照を設定してあげるわけです。
設定の方法は、【F4】キーを押します。操作はこれだけ。

では、G列の数式をいったん、削除して、一から数式を作っていきましょう。
G3をクリックして、=F3/ 
ここまでは、同じなのですが、=F3/F7をしたあとに、すぐに【F4】キーを押すと、数式が、
=F3/$F$7
F7のFと7の前に$マークが入ってきました。これが絶対参照のマークなのです。
算出された数字は、先ほどと変わっていない、0.227272727。
では、オートフィルを使って、品川店まで連続コピーしてみましょう。

今回は、エラーが出ずに、算出されましたね。
それでは、渋谷店の数式を確認してみましょう。
=F4/$F$7
今回は、$F$7となっていて、F7を固定されていることが確認できますね。
この絶対にその範囲を固定させて、参照する方法を、

【絶対参照】

と呼んでいます。
通常は相対的な距離で算出している、【相対参照】を使っています。
これで完了ですね。

なお、【F4】キーを一回以上おしてしまうと、
F7→$E$7→F$7→$F7→F7
と戻ってきますので、慌てないようにしましょう。
ちなみに、一方だけに$がついているものを、【複合参照】と呼んでおりますが、
この【複合参照】は、【絶対参照】のスキルをつけてから、
覚えるようにした方がいいと考えます。
お仕事では、なかなか、【複合参照】を使う頻度が、【絶対参照】よりも少ないので、
まずは、しっかり、基本である、【絶対参照】を身につけましょう。

2/25/2014

Excel。初心者ビックリネタでお馴染みの縦横合計をΣで一発算出。


Excel。初心者ビックリネタでお馴染みの縦横合計を
Σで一発算出。

オートSUMボタン

初心者向けの講座でも、そして、新人研修の仕事で使えるExcel講座で、
いつも、「おおっ!」と、歓声があがるものの中の1つなのですが、
ΣのオートSUMボタンを一度クリックすると、
縦横計算が一発で算出されるテクニックがありますので、
今回は、それを紹介することにします。

Excelをよく使う方や、ベテランさんにとっては、
ごくごく当たり前だったりするかもしれませんが、
初めての方にとっては、感動モノなんですね。

それでは、早速ご紹介してくことにします。
まず、下記の表があります。

ビジネスでは、この手の縦横計を算出することって結構ありますよね。
例えば、新宿の合計を算出しようとした場合、
=C4+D4+E5という数式を作ってで算出すると非常にたいへんですから、
ΣのオートSUMボタンを使ったほうが効率的でいいですよね。

講座の時には、まず、=C4+D4+E5で算出していただいて、
苦労していただいてから、ΣのオートSUMボタンをご紹介するようにしております。
じゃないと、稀に、=C4+D4+E5で頑張っちゃう方がいますのでね。
ビジネスはあくまでも効率的なほうがいいわけですし、ミスも減りますよね。
仕事で使うExcel。ミスは避けたいものですよね。

では、念のため、F4に、新宿店の合計をΣのオートSUMボタンを使って算出してみましょう。

最初に、答えを出したいところ、すなわちF4をクリックします。
コレ。非常に大事でして、講師の方なら、必ずおっしゃることだと思いますが、
必ず、答えを出すところを確認しましょう。
というはずですね。
初心者の方。
このセル番地の確認がおろそかになってしまい、
結局、答えを出しても、違う所に答えを出してしまうので、
「ああっ」ってなって、バタつくことが多いですね。

F4をクリックしましたら、ホームタブのΣオートSUMボタンをクリックしましょう。
▼は押さずに、そのままでOKです。

そうすると、Excelが、勝手に、この範囲を合計するけど、いい?という感じで、範囲選択をしてきます。今回は、C4:E4が選択されていますね。

この範囲を確認して、大丈夫でしたら、Enterキーを押して、数式を確定しましょう。

F4は1500ですね。これを下方向に、オートフィルを使って連続COPYをすれば、
各店の合計が算出されますね。同じように4月の合計も算出したら、
今度は、右方向にオートフィルを使って、連続COPYをすれば、表計算は完成しますね。

まぁ、これがスタンダートな算出方法なのですが、
これをもっと簡単にやっちゃおうというのが、今回のテクニックなのです。

まず、答えを出すところまで、含めて、範囲選択をしましょう。

そして、あとは、ΣオートSUMボタンをクリックするだけです。
そうすると、どうなったでしょうか。

なんと、合計を一発で算出してくれました。
この方法をちょっと知っているだけでも、作業効率があがりますね。

是非、Excel初心者の方、やったことが無い方は、やってみましょう。

2/22/2014

Excel。値段・利益で使われる、主な計算式をまとめてみました。


Excel。値段・利益で使われる、
主な計算式をまとめてみました。

計算式

以前紹介した、ビジネスで使う計算式が好評のようだったので、今回は、その第3弾。
Excelは使えるけど、こういう式がわからないと、数式を作ることができないわけですね。
仕事で使えるExcel講座では、こういうビジネスで使われる、計算式もご紹介しております。

利益 = 売価 - 原価

まぁ、これぐらいは大丈夫でしょう。売上高から仕入高を引けば、利益が算出されますよね。

値入高 = 売価 -原価

言い方が、色々ありますよね。で、この値入高をつかって、値入率というのもあります。

値入率 = (売価 - 原価)÷売価 ×100

売価に対する値入高の割合を値入率といいます。どのぐらい原価に利益をのせているのかがわかります。

粗利益高 = 売上高 -(仕入原価 + ロス高 + 値引高)

粗利益(そりえき)も、ビジネスではよく使うコトバですよね。これまた重要。

粗利益率 = 粗利益高 ÷ 売上高 × 100

売上高に対する、粗利益高の割合このことですね。

利益関係の計算式も色々、様々ありますので、合わせて紹介していきましょう。

原価を基準として商品の売価を求める計算式。

売価値入率 = (売価 - 原価)÷ 売価 × 100

こっちは、売価と利益との割合のことですね。

原価値入率 = (売価 - 原価)÷ 原価 × 100

こっちは、原価と利益との割合のことですね。

色んな計算式が登場してきましたね。けど、売価ってどうやって算出したらいいのかというと、売価値入率を使って売価を決定するというのがいいと言われていますね。
では、売価値入率を使って、売価を算出する計算式は、

売価 = 原価 ÷(1 - 売価値入率)


ちなみに、原価値入率を使って、売価を算出する計算式は、

売価 = 原価 ×(1 + 原価値入率)



この売価値入率と原価値入率を相互に換算する計算式もあるんですよ。

原価値入率 = 売価値入率 ÷(1 - 売価値入率)

こっちは、売価値入率を原価値入率にする計算式です。

売価値入率 = 原価値入率 ÷(1 + 原価値入率)

こっちは、原価値入率を売価値入率にする計算式です。

利益関係を算出する計算式っていっぱいあるんですね。
漢字ばかりなので、Excelで数式を作っておけば、あとは数字を入れるだけ。

2/19/2014

Excel。数式の検証をしても、数式が修正されるわけではありません。


Excel。数式の検証をしても、
数式が修正されるわけではありません。

数式の検証

様々な講義をしておりますと、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)という、
オデッセイさんが運営している、マイクロソフトさんの検定がありまして、
その説明やらもお話しすることがあります。
このMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の
MOS2010のWordとExcelにはスペシャリストとエキスパートという資格にわかれておりまして、
エキスパートがなかなかキツメの内容でして、独学だと厳しいとおっしゃる方もいたりします。

で、ここからが本題なのですが、
MOS Excel2010 のエキスパートの試験範囲の中に、
数式の検証というのがありまして、
これが非常に苦手という方が多いようでして、
また、実務でも知っていると使えなくもないので、
今回は、この

【数式の検証】

の攻略方法というか、使い方をご紹介しましょう。

まずは、数式の検証の場所を確認しておきましょう。

数式タブのワークシート分析に、【数式の検証】というボタンがあります。
このボタンをクリックすると、ダイアログボックスが登場します。

検証というボックスには、そのセルの計算式が表示されてきます。
検証ボタンをクリックすると、検証ボックスの数式を一つずつ、
実行して確認していくことが出来ます。

プログラマーさんには、わかりやすいですが、つまりこれは、デバッグ機能なんですね。
検証ボタンをクリックしていって、エラーが表示された時点で、
そこがエラーの根源だと、判明するという訳です。

本来は、数式が長い場合に、カラーリファレンスでは、
分かりにくいので、
この【数式の検証】を実行するとわかりやすい。

エラーを見つけやすい訳で、ドッシリと腰を据えて、デバッグする”はず”なのですが、
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)だと、
そうゆっくりという訳にはいかないのです。
この試験は、時間無制限という訳ではないので、とっとと、解答しないといけないわけです。

では、どう攻略していくのか。という話をしていくことにしましょう。

まずは、下記の表を見てみましょう。

2行目は、合計がきちんと算出されていますが、
3行目は、#VALUE!というエラーが表示されています。
H3のセルの数式を、【数式の検証】を使って、修正してみるということだとしたら、
どうしたらいいのでしょうか?

まず、この表で、大きなヒントが隠されています。それは、#VALUE!というエラー。
これは、数字じゃないデータが混ざっているということです。
日頃から、Excelを使っていると、様々なエラーと”おつきあい”をしている訳ですが、
そうすると、エラーコードをみれば、どんなことが起こっているのか?
どこに原因があるのか?が推測できるわけです。

例えば、
エラーコードが、#DIV/0!だったら、ゼロで除算している。
とか、#N/Aだったら、値がない時という意味のエラーですね。

ですので、まずは、Excelの七つのエラーの意味を知っているといいかと思います。
エラーコードに関しては、Blog(Excel。Excelの7つのエラーと######表示をご紹介。)
で記載していますので、ご覧下さい。

そして、今回は、#VALUE!というエラーなので、
どうやら数字じゃないデータが混ざっているというのが推測できるわけです。

ここで、一気に数式バーで修正をしちゃうと、
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)だとNGなわけです。
【数式の検証】を使っていないので、【数式の検証】を使っていきましょう。

当たり前かもしれませんが、ご存じでない方も多いので、ご説明しておきますが、
この【数式の検証】の検証ボタンをクリックしていっても、

数式が修正されるわけではないんですね。

あくまでも、発見するためのツールでしかありません。

エラーが出ているH3をクリックして、【数式の検証】ボタンをクリックすると、
ダイアログボックスが表示されてきます。その中の検証のボックスを見ていきましょう。

H3の中身、計算式が表示されていますね。ここで、検証ボタンをクリックしますと、

B3のところが、B3のデータが表示されてきました。B3は、1ですね。
ですので、1に変わりましたね。
この確認作業を繰り返していきます。
数字が表示されている間は気にせず、検証ボタンをクリック、クリックしていきましょう。
そうすると、””(ダブルコーテーション)で囲まれた文字が表示されてくるはずです。
この””(ダブルコーテーション)で囲まれているものは、数値ではなく、文字データということです。#VALUE!というエラーは、数値じゃないものが混ざっているというエラーなので、
この文字データが表示されてきたらしめたものです。

おおっ、出てきましたね、”4月”。つまりこいつが犯人なわけです。
ここで重要なのが、この【数式の検証】。戻れないんですね。
つまり、この”4月”のデータはどのセル番地か、分からないわけです。
ですので、コツとしては、次のF3というセル番地を覚えておいて、
その前に犯人が潜んでいる訳ですね。

では、再度検証ボタンをクリックしてみましょう。

おおつ、#VALUE!という文字が出てきましたね。
こいつがやっぱり、犯人でした。
次は修正作業と犯人のセル番地を探す作業になりますが、
【数式の検証】を終わらせないと、
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)ではNGとなってしまいますので、
まずは、検証ボタンをクリックして、終わらせます。
検証ボタンが、再び開始ボタンになったら、閉じるボタンでダイアログボックスを閉じます。

仕事や、実務では、再び開始ボタンを押して、再度確認作業をしていくのがいいのですが、
試験ではいかに早く修正するかが大切になりますので、
H3をクリックして、数式バーを確認してみましょう。

F3の前で、エラーが出ていたわけですから、数式を確認してみると、

F3の前は、E1。むむむっ…E1は”4月”。
これをE3に修正すればいいわけだと、判明しましたので、数式を修正して、完成!!

ただ、今回の例は、数式が短かったので、
検証ボタンをクリックして進めるだけでも、判断できたのですが、
数式が長い場合や、分かりにくい場合、数式が複雑な場合だと、
犯人を見つけにくいこともあるかと思います。
その場合は、ステップイン・ステップアウトのボタンを使ってみましょう。
ワンステップずつ、セル番地とその内容が確認することができますので、
検証・ステップイン・ステップアウトのボタンを使ってみるといいでしょう。

2/14/2014

Excel。y=x^2-1。二次元方程式のグラフの作り方。

Excel。y=x^2-1。二次元方程式のグラフの作り方。

グラフ

仕事で使えるExcel企業研修で、一次元方程式の作り方を紹介したら、
二次元方程式は出来るのか?とご質問があったので、
早速ご紹介しました。
ということで、今回は、その二次元方程式をご紹介。

世の中、学校でしか使わないと思っているものも、
仕事で使っているところって結構あるんですね。
今回は、y=x^2-1をグラフ化してみたいと思います。
まず、どんなグラフもExcelは、表を先に作る必要がありますので、
下記の表を作成しましょう。

A列のXには、-5~5までの数字をいれております。
B列のYには、A^2-1という数式が入っております。
ちなみに、^はキャレットという記号で、[べき乗]を計算するときに使用します。二乗・三乗などを計算するときに使用します。

それでは、この表を、折れ線グラフで作ってみると、どうなるのでしょうか?

A5:B16を範囲選択して、挿入タブの折れ線グラフを選択して、グラフを挿入してみると。

う~む。これでは、Y軸の線は出来ているのですが、X軸とY軸が交差していないし、Xの線も出ちゃっているし…。
これでは、仕事で使えませんね。
A列のデータを除いてグラフを作ったとしても、結局、X軸とY軸が交差していないしグラフが出来あります。これもまた、目標のグラフと違うものが出来てしまいます。では、グラフは作ることが出来ないのでしょうか?
実は、折れ線グラフでは作ることが出来ないのです。別のグラフで作ることが出来るのです。
それでは、早速説明しましょう。
範囲選択は、先ほどと同じ、A5:B16を選択します。
次に、グラフを挿入しますが、

挿入タブの散布図(直線)で作ってみましょう。
そうしますと、下記のグラフが完成します。

どうでしょう、X軸とY軸が交差している、学生の頃が懐かしい、二次元方程式のグラフが表示されましたね。
通常の折れ線グラフですと、作成することが出来ないのですが、散布図のグラフならば、作成することが出来るのです。
しかし、このグラフよく見ると、線が…ガタガタですよね。これでは、カッコ悪いし、見栄えも良くない。やはり、仕事で使っている訳だから、ここは、綺麗に見栄えも良くしたいですよね。つまり、滑らかな線にしたいわけです。
それでは、やってみましょう。
グラフのY曲線をダブルクリックする。あるいは、レイアウトタブの系列Yを選択して

選択対象の書式設定をクリックして、データ系列の書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
表示されましたら、線のスタイルをクリックして、スムージングにチェックマークをつけましょう。


すると、どうでしょう。線が滑らかになったのがわかると思います。

これで、完成しました。

グラフは、いろんなテクニックをしっていると、様々なグラフを作ることができます。

今回は、二次元方程式のグラフを紹介しました。

2/11/2014

Excel。y=2x。一次元方程式のグラフの作り方。


Excel。y=2x。一次元方程式のグラフの作り方。

グラフ

Excelの研修講座で、先日ご質問があったものの中に、

「一次元方程式のグラフがうまく作れない」

ので、困っているといわれまして。
確かに、通常のようなグラフの作り方では、うまく作ることが出来ないんですよね。

仕事で使いたいケースもあると思いますので、
今回は、一次元方程式のグラフ作成についてご紹介しましょう。

まず、今回はy=2xとしまして、データを作っておきましょう。
下記のような表を作成します。

説明しますと、
A列のXには、普通に数字を-5~5まで入力しております。
B列のYには、2Xなので、=2*A6 という数式が設定されています。

ここまでの表は、作れるのですが、ここから、折れ線グラフを作ってみると…
まず、範囲選択なので、A5:B16を範囲選択して、

挿入タブから折れ線グラフを挿入してみましょう。そうすると、

あれれ…。思っているようなグラフじゃなくて、ただ単なる、
XとYのデータをつないだだけの折れ線グラフが挿入されてしまいました。

こういうのを作りたいわけじゃないんだよなぁ~。
X軸とY軸が0を交点として交わる軸線があって、
それぞれ、横軸がX軸で、縦軸がY軸のグラフを描いてほしいんだよなぁ~。

これでは、作りたい一次元方程式のグラフではありませんよね。
では、Excelでは、作ることはできないのでしょうか?
降参するしかないのでしょうか?

いえいえ、そんなことはありません。作ることは出来るのです。
では、どうやるのかというと、まず、先ほどと同じ範囲を選択して作成していきましょう。

A5:B16を範囲選択して、挿入タブの散布図の

散布図(直線)

を選択します。

そうしますと、なんと、

数学の時に、書いたことがある、一次元方程式のグラフが出来ましたね。
X軸とY軸が0を交点として交わる軸線があって、
それぞれ、横軸がX軸で、縦軸がY軸のグラフが挿入されましたね。

散布図(直線)を使う。

思い浮かびませんよね。
数学の時は、データの散布状況を確認するために使うなんて、習っていませんよね。
ただ、線を引くだけでした。

一次元方程式のグラフを描くときは、散布図(直線)と覚えておきましょう。

そういえば、
二次元方程式っていうのもありましたよね。放物線のグラフ。
コチラも、同じ散布図(直線)で作ることが出来ます。

二次元方程式についても、別で書きたいと考えております。

今回は、
仕事で使えるExcelというよりも、学校の先生や、
生徒さん向けの、学校で使えるExcelって感じですかね。

2/07/2014

Excel。表示形式の構造を知っていると、;;;を使えば、文字を白色にする必要はない。


Excel。表示形式の構造を知っていると、;;;を使えば、
文字を白色にする必要はない。

表示形式

Excelの講座で、表示形式を知っていると、さらに、Excelが仕事でつかえるようになりますよと
お話をしております。
表示形式は、読んで字のごとく、セルの内容を様々な表示形式で表現するものなのですが、
どんなルールになっているのでしょうか?
それが、わかると、

【文字を白色で消す】

なんて、邪道な技を使わなくても、スムーズで、クールにファイルを作成できますので、
それも合わせてご紹介しましょう。

まず、説明するにあたり、セルの書式設定ダイアログボックスを表示しましょう。
セルの書式設定ダイアログボックスを表示するのには、
Ctrl + 1 というショートカットキーを使うのが便利ですね。
ちなみに、1はテンキーではダメですので、ご注意ください。

今回は、構造を説明したいので、分類は、ユーザー定義にして、
種類を 

_ * #,##0_ ;_ * -#,##0_ ;_ * "-"_ ;_ @_

にしましょう。

表示形式は、;(セミコロン)で区切られているのが特徴でして、
この;(セミコロン)の間がなんなのかがわかれば、
色々とアイディアで様々なビジネスシーンであった使いかたが出来るわけなのです。

では、どんな構造になっているかというと。

正数;負数:ゼロ;文字


という意味なのです。
つまり、最初は正数だったら、こうしてください。
負数だったら、こうします。という感じなんですね。
HTMLとCSSの関係みたいですね。

今回の種類については、後日説明するとして、この;(セミコロン)をうまく使うことによって、
文字を消すことが出来るわけです。
つまり、文字の色を白にして見えないようにするという、
よく現場でみる技ではなく、スマートなクールなテクニックがあるので、それをご紹介しましょう。

下記の表をご覧ください。

2行目には、初期設定のG/標準のままにしてあります。
2行目の内容が、7行目までコピーされています。
;-0;0;@ は、正数に何も設定していませんので
B3のようにセルに正数が入っていても表示されません。

0;;0;@ は、負数に何も設定していませんので
C4のようにセルに負数が入っていても表示されません。

0;-0;;@ は、ゼロに何も設定していませんので
D5のようにセルにゼロが入っていても表示されません。

0;-0;0; は、文字に何も設定していませんので
E6のようにセルに文字が入っていても表示されません。

という風に、何も設定しないと、データはあっても表示されないわけです。

ということは、

;;; 

とすると、全く表示されないわけです。
この設定を使うと、計算式の結果も同様に表示されません。
ただ、エラーは表示されてしまいますので、
残念ながら、そこまでは万能ではありませんので、ご注意ください。

ただ、仕事上、表示をしたくないので文字を白で塗るということからは、解放されますので、

;;;(セミコロンスリー)

覚えておくといいでしょうね。
だって、紙が再生紙を使うと、文字を白で塗っても、印刷すると見えちゃうしね。

2/04/2014

Excel。表示形式で#,##0と#,###と0,000の違い


Excel。表示形式で#,##0と#,###と0,000の違い

表示形式

Excelの講座で、ユーザー定義書式のお話をするのですが、
そこで必ず紹介するものの中から、#,##0と#,###の違いを紹介しましょう。

これから紹介する、表示形式を知っている・いないが、
結構ビジネスシーンで響くことがありますので、ちょっと、知っておくといいでしょう。

下記の表をご覧ください。

説明します。
B列の表示形式には、それぞれ#,##0と#,###と0,000をC列とD列に設定しております。

表示形式を細かく設定するためには、
セルの書式設定ダイアログボックスを表示する必要がありますね。

Ctrl + 1で、表示されますので、確認してみましょう。

種類の欄に入力するわけですね。

#,##0は、通常の桁区切りカンマが付きます。ゼロの時はゼロを表示します。
#,###は、通常の桁区切りカンマが付きますが、ゼロの時は、ゼロを表示しません。
ただし、D3には、0という数値は残っております。ただ、表示されていないだけ。
0,000は、通常の桁区切りカンマが付きますが、ゼロの時は、4桁分のゼロを表示します。
つまり、数値がゼロであっても、必ずその桁までは表示するわけです。

ゼロを表示したくない時には、#,###を使うと覚えておくといいでしょう。

2/01/2014

Excel。fxで見つからない関数。日付を元号表示するDATESTRING


Excel。fxで見つからない関数。
日付を元号表示する DATESTRING関数

DATESTRING関数

Excelの講座で、DATEDIF関数を紹介するときに、この関数は、fxボタン。
つまり、関数挿入ボタンを押しても、見つけることは出来ないんですよ。
とお話します。
そこで、それ以外には何かあるのですか?と質問されることもあるので、その中から、
今回も、まぁ、使うことが無いDATESTRING関数をご紹介します。

DATESTRING関数は、fx。関数挿入ボタンから探すことができません。
一覧にいませんので、この関数を直接入力する必要があります。

下記に、DATESTRING関数を使用して作成した表がありますので、ご覧下さい。

説明をしていきましょう。
C3には、=DATESTRING(TODAY())
という数式が設定されています。
このDATESTRING関数は、日付を元号表記してくれる関数です。

おお、便利!と思う人は、ほとんどいないと思います。
だって、これも表示形式を変更すればいいだけで…

表示形式を日付にして、カレンダーの種類を【和暦】に変更すれば、
わざわざ、DATESTRING関数を使わなくても、表示することが出来ます。

まぁ、Excel関数の自慢話大会などに時には、是非。